ワイヤーフォックステリアの平均寿命は?気をつけたい病気と体重管理のこと
針金のように硬い毛と少し垂れた耳がチャームポイントのワイヤーフォックステリアはまるでぬいぐるみのような魅力がありますよね。自分と同じ大きさのキツネを狩る狩猟犬として活躍した犬種で、体力があり運動神経も抜群です。今回は、そんなワイヤーフォックステリアの寿命から注意したい病気、長生きしてもらうための体重管理方法について紹介していきます。
目次
ワイヤーフォックステリアの平均寿命はどれくらいなの?
まずは、ワイヤーフォックステリアの平均寿命と最高齢をチェックしましょう。
平均寿命
犬の平均寿命は体の大きさによって違いがあり、体が小さい小型犬ほど長生きし、体の大きい大型犬ほど短命になる傾向があります。小型犬に分類されるワイヤーフォックステリアの平均寿命は、13年前後と言われています。小型犬の平均寿命は14年前後と言われているので、平均的と言えるでしょう。
最高齢
日本に暮らすワイヤーフォックステリアの最高齢は、19歳というデータがあります。人間の年齢に換算すると94歳となり、かなりの長寿犬と言えます。医療技術の発達や食事・飼育環境の改善により、犬の平均寿命は伸びつつありますから、これからさらに長寿のワイヤーフォックステリアが登場するかもしれませんね。
ワイヤーフォックステリアが気をつけたい病気
ワイヤーフォックステリアは、遺伝性疾患も少なく健康的な犬種です。しかし、どんな犬であっても体調を崩したり病気になる可能性はありますから、少しでも長く健康でいてもらうためには、犬種特有のかかりやすい病気についての知識を取り入れておく必要があります。愛犬に異常が見られたとき、慌てずに対応できるようしっかり頭に入れましょう。
肩脱臼
病気ではありませんが、ワイヤーフォックステリアは肩脱臼が起こりやすいため注意が必要です。肩を脱臼すると痛みや歩行異常が生じますが、我慢強く痛がるそぶりをあまり見せないため、気づくのが遅れてしまうこともあります。先天性のものも中にはありますが、高いところから飛び降りたり、ダッシュした拍子に外れるなど外的要因によって引き起こされます。
軽度であれば元に戻して固定させたり、内服薬での治療で改善されますが、重度の場合は手術による外科的治療が必要になります。ワイヤーフォックステリアは、好奇心旺盛で室内でも活発に動き回るので、怪我をしないよう危険な箇所がある部屋には立ち入り禁止にするなど環境を整えてあげましょう。
皮膚疾患
ワイヤーフォックステリアは、アトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎などの皮膚疾患を起こしやすいと言われています。
アトピー性皮膚炎は、ダニや花粉など環境中のアレルゲンにより引き起こされ、1~3歳程度の若齢犬から発症しやすくなります。アレルギー性皮膚炎は、ノミやハウスダスト、食べ物などのアレルゲンによって引き起こされます。どちらの皮膚炎も激しい痒みを伴うため、しきりに体を舐める、噛む、かくなどの行動が見られます。
放っておくと、膿皮症や脂漏性皮膚炎など二次性の皮膚炎を引き起こすこともあるため、愛犬の行動に注意すると共にブラッシングの際は皮膚の状態を良くチェックするようにしましょう。
ワイヤーフォックステリアは体重管理が大切
愛犬に長生きしてもらうためには、体重管理はとても大切です。肥満にさせないためにも、適切なごはんの量や運動量を守りましょう。
ごはんの量
適切なごはんの量は、年齢や体重、去勢・避妊手術の有無などによっても異なります。そのため、与えているフードパッケージに記載された給与量を目安に与えましょう。
加えて、体重の増減の確認やうんちの状態などを毎日チェックすると、愛犬にあった適量を見つけることができます。うんちを片付けた時に、シートに少し跡が残る程度の軟らかさであればごはんの量は適正、うんちがポロポロと硬い場合は量が少なく、うんちが軟らかい場合は与えすぎの可能性があります。
好きな運動
ワイヤーフォックステリアは体を動かすことが好きなため、お庭やドッグラン、公園などで走らせてあげると喜びます。ボール遊びや引っ張りっこなど体を使う遊びに加えて、頭と嗅覚を使うおもちゃやおやつを隠す宝探しゲームもおすすめです。
散歩の目安
ワイヤーフォックステリアは、小型犬ですが活動的でタフなため毎日の運動量は多めです。1回30分?1時間程度の散歩を1日2回行いましょう。散歩後も落ち着かずウロウロ動き回っているようであれば、散歩時間が足りないのかもしれません。時間を少し伸ばしたり、ダッシュを取り入れるなど、愛犬が散歩に満足できるよう工夫しましょう。
しっかりと体重管理をしてワイヤーフォックステリアに長生きしてもらおう
ワイヤーフォックステリアの平均寿命は13年と小型犬のなかでは、平均的です。より長く健康に過ごしてもらうためには、日頃から愛犬の様子を観察しいち早く異常に気づいてあげることが大切です。また、食事や運動による体重管理を行う必要があります。飼い主と一緒に運動することは、肥満予防になると共にストレス解消にもなりますから、けがに気をつけながら毎日愛犬との運動を楽しみましょう。
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この記事のライター
nao
「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。
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