お墓参りに犬を連れて行っていいの?日本のマナーやルールを紹介
お彼岸やお盆など地域や宗教などにより多少異なりますが、お墓参りに行く機会は年に数回あります。故人が生前とても犬を可愛がってくれていた、自宅からお墓が遠く犬をお留守番させるのは心配など、様々な理由で一緒に連れて行きたいと考える方も多いのではないでしょうか。ここでは愛犬を一緒にお墓参りに連れて行っても良いのか?そのマナーやルールなどについてお話します。
犬をお墓参りに連れて行っても大丈夫?
犬と一緒にお墓参りに行きたいという方も多いと思いますが、お墓参りには犬を連れて行ってもいい場所とダメな場所があります。神社やお寺、宗教などにより犬は立入禁止となっている場合があります。
まずは犬を連れていいか確認しよう!
まず、お墓のある施設に連絡してみましょう。「犬を一緒に連れていきたいが立ち入りは可能かどうか」ということを確認します。
犬の立ち入りが禁止である場合、車内で犬を待たせようと考える方もいますが、犬のみのお留守番は非常に危険で、涼しい時期でも車内の温度が急上昇し、熱中症になる危険性があります。犬を連れてのお墓参りができない場合は、時間次第で自宅でお留守番もしくはペットホテル等を利用し預かってもらいましょう。
施設から「犬を連れてもいい」と言われても、他の墓参り中の方や施設に迷惑をかけない事が前提です。飼い主が犬をコントロールできない場合や、吠える・飛びつく・走り回るなど問題行動を起こす可能性がある場合は、同様に自宅でお留守番もしくはペットホテル等に預けましょう。
犬を連れたお墓参りのルール・マナーについて
犬をお墓参りに連れて行くことが決まったら、その施設のルールやマナーを守るように準備をしていく必要があります。では、お墓参りにはどんなマナーやルールがあるのでしょうか。
お墓参りのルール・マナーとは?
お墓参りはそのお寺や神社などの施設のルールに従い、多くの方が利用する場合が一般的なので他の方に迷惑をかける行為は控えましょう。愛犬を一緒に連れて行く場合は、排泄などを自宅で済ませてから出掛けます。他の家のお墓には入らないように注意をし、お供え物などにもイタズラしないように目を離さないでください。
マーキング癖のある子にはマナーバンドを着用させることをおすすめします。中には犬が苦手な方もいますので、できるだけ混雑する日にち・時間帯を避けるか、抱っこもしくはキャリーに入れましょう。
お墓参りに犬を連れて行くときの事前準備
犬を連れて行くときの準備はお出かけの準備と同じものを持っていきましょう。ビニール袋やペットシーツ、トイレットペーパー、水分補給の準備などを用意します。施設の中では飲食や排泄はできません。
しかし、時期によっては水分補給をこまめにしなければいけないときがあります。犬の体調にも気をつけつつ、お墓参りのルールをしっかり守りましょう。
犬の体調を最優先
お墓参りは犬の体調を第一に考えましょう。お墓参りは掃除、線香や花を飾るなど時間がかかるものです。人でも疲れてしまいますので、お墓参りのときは犬の体調の良いときにしましょう。特に幼犬や老犬など体力のない犬を連れて行く場合は極力短時間で済ませましょう。
持っていくと便利なもの
お犬連れの墓参りで持っていくと便利なものは飲水用の容器、犬用の飲料水、足拭きシートまたは犬用靴です。お墓参りでは墓石に水をかけることや花に水を上げることがあるため地面が濡れます。
そのため、犬を歩かせていると足の裏が汚れることがあります。地面を歩くときは靴を履かせるか、キャリーや車に乗せる前に足拭きシートでしっかり汚れを拭き取りましょう。
お墓参りに愛犬を連れていく場合はルール・マナーを守りましょう
ここでは犬を一緒にお墓参りに連れて行っても良いのか、マナーやルールなどについてお話しました。お墓参りは犬が苦手な方と接触する可能性があり、施設自体が犬の立ち入りを禁止している場合もあります。お墓参りは時間がかかるものなので、犬の体調やどれくらいの時間がかかるのか?その日の気温などを考慮し、無理はしないようにしましょうね。
この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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