嬉しい気持ちになる愛犬の撫で方は?撫で方によって得られる効果注意点
普段の愛犬との暮らしの中で、何気なく愛犬に触れ、愛犬を撫でる機会って多いですよね。愛犬が良い行動をしたとき、上手に出来たときなどには、たっぷり褒めるのと同時に、たくさん撫でてあげていると思います。しかし、ここで気をつけておきたいのが、愛犬の「撫で方」。撫で方次第で、愛犬が嬉しい気持ちになったり、嫌な気分になることがあります。
今回は「せっかくなら犬が嬉しい気持ちなる撫で方を知りたい!」と思われる方に向けて、犬が撫でられると嬉しい部位から犬が喜ぶ触り方・テンションの上がる触り方・嫌がる触り方などをご紹介していきます。
「犬を撫でる」メリットとは?
- 病気や怪我の早期発見
- リラックス効果
1.病気や怪我の早期発見
犬の身体に触れ、撫でる習慣をつくっていくことは、愛犬の病気・怪我の早期発見にも繋がります。犬は痛みを我慢する動物なので、どこか怪我をしていても飼い主の前では気丈に振る舞ったり、狭く暗い場所で体を休め、痛みをやり過ごす健気な一面もあります。普段通り生活しているように見えても病気や怪我をしている場合がありますので、毎日の習慣の中で、犬を撫でることにより皮膚の状態、体に痛みがないかなどを意識して調べてあげることが可能となります。
特に皮膚疾患は早く治療を行うことで治療期間を短くすることができるので、愛犬を撫でてあげるときには皮膚の状態なども合わせて観察できるようになるといいですね。
2.リラックス効果
撫でることによって愛犬へのリラックス効果が期待できます。人間と同じように、犬も日々の暮らしの中で筋肉が凝ったりすることがあります。そんなとき、飼い主さんや信頼している人が触って撫でてあげることでリラックスしたり、程よい力で揉んであげることでマッサージ効果も期待できます。
犬が撫でられるのが苦手な部位と撫で方
犬が苦手な撫でられ方とは
犬は基本的に人に触られるのを好みますが、嫌がる触られ方もあります。犬により異なりますが、毛並みに逆らい撫でられることを嫌がる犬が多いです。さらに「足先」「口先」「尻尾」などの苦手な部位を無理やり触ろうとする行為や、頭を押さえつけるように力一杯に撫でられるのはやめましょう。慣れていない場合には特に、犬を撫でるときは「優しく」「毛並みに沿って」を意識しましょう。
撫でられるのが苦手な部位
- 足先
- 口先
- 尻尾
などの体の先端は非常に敏感で、触られるのが苦手なコが多くいます。また、臆病なコの場合には、頭を撫でる仕草に対して恐怖を感じることもあります。しかしながら、定期的な爪切りを行なう際や病院を受診した際など、愛犬の身体中を触れるようになっておくことがいざというときに役立ちます。ストレスを感じさせない程度に、普段から触られることに慣れさせていくといいでしょう。
犬が気持ちいいと感じる部位と撫で方のコツ
犬を撫でるといっても"背中を毛並みに沿ってゆっくり撫でる""顔を激しくワシャワシャと撫でる"など「撫でる部位」や「撫で方」にはさまざまなタイプがあります。実は犬によって触られて気持ちいいと感じる部分と、苦手な部位がありますので、愛犬の様子を見ながらしっかりと見極めていきましょう。ここでは一般的に、犬が撫でられて嬉しい部位やNGな部位、愛犬が喜ぶ撫で方・嫌がる撫で方をご紹介します。
犬が喜ぶ撫で方の基本
犬が喜ぶ撫で方の基本は「毛並みに沿って優しくゆっくり撫でる方法」です。ゆっくり撫でられることにより犬はリラックスすることができ、そのまま寝てしまうこともあります。犬を落ち着かせたいときは毛並みに沿ってゆっくりと撫でていきましょう。
逆に犬のテンションを上げたいときは、激しくワシャワシャと撫でることもあります。同じ方向だけでなく、前後左右に撫でることにより「飼い主さんが遊んでくれるかも!」と犬が思うため、かなりテンションが上がります。ただし、犬の性格によっては、この撫で方を嫌がるコもいるので注意しましょうね。また、トレーニングなどには不向きな撫で方なので、犬と遊ぶときなどに活用してみてください。
犬が撫でられて気持ちいい4つの部位
- 眉間
- 後ろ足の付け根あたり
- 耳の付け根あたり
- 首回り
①眉間
顔の上から手を出す形になってしまうため、ちょっぴり難易度は高めですが、 眉間を撫でられると喜ぶ犬も多いです。ふわふわと優しく撫でてあげましょう。
②後ろ足の付け根あたり
足の付け根部分は、愛犬自身の顔や手が届きにくいところで、意外と舐めたり掻いたりすることができません。 かけっこをしたり、ジャンプをするときに特に体重がかかって負担がかかりやすい部位となりますので 撫でてあげると喜ばれると思います。
③耳の付け根あたり
人間に比べてさまざまな方向から音を聞き取る優れた聴覚を持つ犬は、日頃からよく耳を動かし、音を聞き分けています。 日常的に凝りやすい部位になりますので、優しくマッサージするように撫でてあげるといいでしょう。
④首回り
飼い主さんの顔を見上げることが多い犬は、首が凝りやすいと言われています。 そのため、首回りを撫でてあげると気持ちい表情するコが多く見られます。
初対面の犬の場合のマナーと注意点
愛犬とのお散歩やドッグランなどで「初対面の犬たち」に出会うことも多々ありますよね。人間の場合でも、出会ったばかりなのに呼び捨てにされたり、ため口だったりすると少し警戒してしまうのと同じで、犬と人の間にも初対面の礼儀は存在します。そこで最後に「初対面の犬たち」に触れ合う際のマナーと注意点をご紹介します。
まずは飼い主さんにご挨拶
まずは、何と言っても飼い主さんにご挨拶するところから始めましょう!犬のことは、その飼い主さんが1番よく理解しています。人が苦手なコ、興奮すると噛み癖が出てしまうコなどもいますので、飼い主さんに挨拶をし「触ってもいいですか?」と許可をいただくことから始めましょう。
また、飼い主さんから許可をいただいている場合でも、その日の犬の気分や状況によって警戒心が高まっている場合がありますので、明らかに犬が怯えていたり、機嫌が悪そうにしている場合には、犬の名前を呼び、力寄らないように配慮してあげることもポイントです。今回はお近づきになれなかったとしても次回また別の形でいい機会があるはずです。
見える部位から触ってみよう
警戒心の強いコの場合、初めての人に会うと、後ろ足を踏ん張ったり、少し唸るようなこともあります。こういった行動がなくなり、犬が落ち着いたことが確認できたら、いよいよ犬に触れてみましょう。
まずは犬が目で確認できる部位である、顎のあたりや頬・胸元を触ってみてください。社交的な犬であれば頭やお腹なども触らせてくれますが、警戒心の強い犬は急に撫でようとすると噛み付いてくることもありますので注意しましょう。
犬への声掛けや匂い嗅ぎをしよう
初めての犬に触れる際には、そのコの名前を呼び、ご挨拶するところから始めましょう。上から見下ろす形ではなく、できるだけ犬との目線に近くなるところまで腰を下ろしたら、手をグーで握るような形にして、甲の部分を犬の鼻先に近づけます。犬によっては手を出すと警戒心から噛み付いてくることもあります。手の平は柔らかく犬の歯が深く入りやすいので、手をグーにして手の甲を出しましょう。
そして、無理やり押し付けるのではなく犬が自ら匂いを嗅ぎに来るようにします。こうして自分の声や匂いを覚えさせていき、徐々に犬の様子を見ながら、ゆっくりと近寄っていくようにしましょう。
愛情いっぱいに愛犬を撫でてあげよう!
ここでは愛犬が嬉しい気持ちになる撫で方・メリット・撫でる際の注意点などをご紹介しました。犬は基本的に人に触られることが好きな犬が多く、自分から積極的に撫でてもらいに行くことが多いです。しかし、中には飼い主以外の人に警戒している犬や、触られることを嫌がる犬もいますので、犬を撫でるときは優しく愛情をもって、犬の様子を見ながら撫でるようにしましょう。
この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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