豆柴の成犬の大きさや体重はどのくらい?豆柴を飼う前に学んでおきたいポイントについて
日本犬と呼ばれる犬種は6種類いますが、その中でも体が小さくて飼育頭数も多い犬種が柴犬です。最近は室内飼いの柴犬も増え、その飼育環境もかなり変化しているように感じます。中でもスタンダードな柴犬とは別に、豆柴という犬種が最近注目されています。柴犬よりさらに体が小さく、小型の部類に入るので飼いやすいという特徴があるのですが、豆柴が成犬になるとどれくらいの大きさになるのでしょうか?またどのくらいの時間をかけて大きくなっていくのでしょうか?豆柴の飼い方のポイントなど詳しく解説していきます!
豆柴の成犬はどのくらいの大きさ?
スタンダードな柴犬との決定的な違いは、やはり体の大きさでしょう。
以前は豆柴という犬種は公式には認められていませんでしたが、体の小さな柴犬同士を掛け合わせる交配が進み、KCジャパン(日本社会福祉愛犬協会)では豆柴のスタンダードを定義付けし、血統書発行団体として世界で初めて豆柴を公認しました。
豆柴が成犬になるまでにはどれくらい?
日本犬保存会の年齢区分でいえば、柴犬の若犬1という区分は7か月~1歳未満とされていて、だいたいこの頃に体の成長は止まります。
また、若犬2という区分もあり、こちらは1歳~1歳半となっています。
犬の精神的成長を考えれば、1~2歳くらいの若犬2の頃までに心身が成熟するということが言えると思います。
豆柴の成犬時の大きさ
KCジャパンの基準によると、豆柴の成犬時の大きさは以下の通りとなります。
オス体高30~34センチ
メス体高28~32センチ
ちなみに柴犬の標準的な体高が36~40センチですから、豆柴の小ささが分かりますよね。
きちんと豆柴の基準を満たしており、血統書などによって認定された豆柴であれば問題はないのですが、明らかに25~28センチ以下の体高しかなく、あまりにも小さすぎる豆柴は注意が必要でしょう。
小さすぎるがゆえに骨格の歪みや歯の欠落などが起こりやすく、異常や奇形などのトラブルを抱えた豆柴が存在していることもまた事実です。 逆にスタンダードな豆柴は、人為的な手法で人が手を加えたものではなく、小さい個体を引き継いで維持してきたため、そこには歴然とした差があるのでしょう。
豆柴の毛色の種類は?
豆柴の被毛は、柴犬などと同じくアンダーコートとトップコートに分かれた二重構造になっています。では豆柴の毛色はどんな種類があるのでしょうか。また柴犬との違いがあるのかどうか詳しく見ていきたいと思います。
豆柴の毛色は赤が圧倒的に多い
豆柴の毛色は赤(茶色)黒、胡麻、白などがありますが、実は9割以上を赤が占め、赤の中でも「赤一枚」と「うら白」があります。スタンダードな柴犬であっても8割が赤だといわれていますので、やはり柴犬の特性を大きく受け継いでいるといえるでしょう。
毛色の違いによって性格にも差が出るの?
毛色の違いによって性格が異なるということもなく、基本的には主人には従順で自立心が強いという特徴も変わることはありません。こればかりは飼育環境やしつけの仕方によって変わってくるといえるでしょう。
豆柴は見た目で年齢が分かりにくい?!
豆柴は体が小さくて愛らしいだけに、なかなか年齢がわかりにくいもの。おそらくトイプードルなどと共通の特徴があると思います。 そこで年の取り方や、幼犬と成犬との見分け方について解説してみたいと思います。
幼犬と成犬の見分け方
豆柴の幼犬か?成犬か?を見分ける方法は意外と簡単です。
肉球をよく観察してみると、散歩へ行く回数を重ねている犬ほど肉球は硬くなっていきます。 それは肉球の角質化によるもので、硬くなることで足裏を保護しているのですね。ということは肉球が硬い豆柴は成犬であるということになりますね。
もう一つの見分け方といえば、やはり体格でしょう。小型犬といえども、成犬は体格がガッチリしていますし、触れば更によくわかります。
年の取り方は柴犬と変わりません
飼育環境にも左右されますが、豆柴の年の取り方は、柴犬とほとんど変わりません。
幼犬から成犬になるまでの期間もほぼ同じですし、寿命も平均して15年くらいです。 しかし体が小さいだけに、見た目だけで年齢を推測するのは難しいこともよくあります。 「柴犬のパピーかな?」と感じても、実際の年齢はもっと上だったりしますから。幼く見えてしまうのが豆柴の特徴とも言えます。
豆柴はいまの日本のライフスタイルに合っている!
小型犬に人気が集中しているいまの日本の飼い犬事情から見ると、豆柴が広く受け入れられていることも頷けますね。
小型犬なら飼育可能なマンションも増えていますし、子供や女性、お年寄りでも気軽に散歩させられます。そういった意味で豆柴は現代の日本のライフスタイルに合った犬種だと言えるでしょう。
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この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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