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豆柴は茶色以外にどんな毛色があるの?豆柴の被毛の特徴を大調査!

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日本犬らしい見た目とぬいぐるみのような愛らしさを兼ね備えた豆柴は、日本だけでなく世界でも人気があります。豆柴と触れ合える「豆柴カフェ」は、アクセスのよい都心部や観光地に出店していることも相まって外国人の方に特に人気のスポットなんだとか。そんな豆柴、よく見かけるのは茶色の毛色をした子たちですが、他にはどんな毛色の子がいるのか気になりませんか?今回は豆柴の毛色と被毛に関する情報について調べてみました。

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目次

  1. 豆柴という品種について
  2. 豆柴の毛色
  3. 豆柴の被毛
  4. 茶色い豆柴は出会いやすい!

豆柴という品種について

豆柴

豆柴の毛色や被毛についてご紹介するにあたって、まずはじめに豆柴という犬についての留意事項をご説明します。 

犬種としては認められていない

豆柴は日本最大の畜犬団体であるジャパンケネルクラブや日本国内で最古の犬種団体である日本犬保存会では犬種として認められていないため、犬種標準(スタンダード)は定められていません。これは、柴犬という犬のスタンダードを守るという観点からみると極端に身体の小さい犬は健全性に欠けるという点や、柴犬の犬種としての正しい姿を固定化し後世に伝えるという主旨とは相容れないことが理由となっています。

一方で、豆柴の人気の高さから柴犬を無理に交配させて豆柴を作出しようとしている業者も少なくなく、柴犬という犬種の矮小化を防ぐためにも豆柴という小柄な犬の個性を守るためにスタンダードを設け、基準をクリアすれば血統書の発行も行っている団体(※)もあります。

そこでは目、鼻、口吻などの一般的な部位だけでなく、頸や歯、尻尾、前肢・後肢の幅や角度、さらには歩き方などに至るまで細かくスタンダードが定められています。

このように部位ごとにも標準がありますが、今回は被毛関連の規定をピックアップしてご紹介します。

豆柴として血統書が発行される条件について詳しくはこちら

※【日本社会福祉愛犬協会】、【日本豆柴犬協会

豆柴の毛色

豆柴

街中で見かけることの多い柴犬の毛色は茶色の子が多いと思います。ジャパンケネルクラブでは「赤」、「黒褐色」、「胡麻」、「黒胡麻」、「赤胡麻」の5色がスタンダードだとされていますが、豆柴の毛色は何種類あるのでしょうか?

種類は4色!

基本的には柴犬と同じですが、先述した豆柴を犬種として認めている団体では「」、「」、「」、「胡麻」の4色だとされています。柴犬においては「赤」の毛色をした子が8割と言われていますが、豆柴も同じくらいの比率だと言えるでしょう。

毛色自体は4色ですが、日本社会福祉愛犬協会や日本豆柴協会ではブチの位置や条件などが細かく決められています。詳しくご紹介します。

日本社会福祉愛犬協会の標準

赤・黒・胡麻・白がある。赤・黒・胡麻は裏白でなければならない。

赤は、赤褐色から明るいものまである。

黒は斑や白毛の位置・形状に品格がある。目の上の斑はくっきりと程良い大きさのものでなければならない。顎の白毛は黒毛との境界線が明確であり直線である。その幅は程良いものを良とする。胸の白毛は顎下の白毛部分と完全に隔離しているものが良い。

胡麻は、赤毛地に黒の差し毛があるもの。

白は純白でなく淡いクリーム色をしている。この毛色で注意しなければならないのは、鼻鏡・唇が必ず黒色でなければならないことであり、眼色は暗褐色か黒色でなければならない。

出典: www.kcj.gr.jp

  • NPO法人 日本社会福祉愛犬協会「豆柴犬種標準書<スタンダード>:毛色の項」より

となっており、色ごとに規定があります。 

日本豆柴犬協会の標準

赤・黒・胡麻・白がある。赤・黒・胡麻は裏白でなければならない。

赤は、赤褐色から明るいものまである。

黒は、斑や白毛の位置・形状に品格があるものが好ましく、オーバーコートとアンダーコートの色合いと柴犬のもつ独特の黒毛で白・赤・黒と徐々に色素が濃くなっている3色毛でなくてはならなく、遠くから望むといぶしのある黒色になる。目の上の斑がくっきりと程良い大きさで流れてないものが好ましい。色は、白ではなく白に限りなく近い赤でなくてはならない。足先に黒の斑点(さらさ)が有るものは、好ましくない。胸の白毛は顎下の白部分と完全に隔離しているものが良い。

胡麻は、赤毛地に黒の差し毛があるものでその黒の差し毛は頭頂部に達するものを良とする。

白は、純白でなく淡い黄色をしている。この毛色で注意しなければならないのは、鼻鏡・口角の色は必ず黒色でなければならないことであり、眼色は暗褐色か黒色でなければない。

出典: nmsa.jpn.com

  • 一般社団法人 日本豆柴犬協会「標準基準:【毛色】」より

両団体の規定に大きな差はありませんが、どちらも黒毛においては特に細かく記されています。

ちなみ「裏白」とは、顎の下から胸元、お腹、尻尾まで白い毛が生えていることです。日本社会福祉愛犬協会や日本豆柴犬協会では「赤」、「黒」、「胡麻」は裏白でなければならないとなっていますね。

ところで、一体なぜ茶色の毛色を赤と表現するのか気になりませんか?詳しいことは分かっていないものの、一説には古代の日本では色を表すのは「赤」、「青」、「白」、「黒」の4色のみ(※)であり、緑の信号やネギを青信号、青ネギと表現するのも、かつては寒色をまとめて「青」と呼んでいたことに由来しているようです。そのため、茶色の毛色は色味が赤に近いことから「赤柴」と呼ばれており、現在もその呼び方で定着しているのではないかと考えられています。

※これらは形容詞(赤い、青い、白い、黒い)としても使えたり接頭辞(真っ赤、真っ青、真っ白、真っ黒)をつけられることなどから、単に色味を表すだけでなく明暗や濃淡の表現としても使われていたとされています。

豆柴の毛色は変わることがある?

豆柴

犬の毛色は成長とともに変わっていくことがあります。子犬の頃は黒が多く混ざっていたのに、成犬になったら赤一色になったというケースも珍しくないのです。

柴犬の子犬の写真を見てみると、これくらい暗い毛色をしている子は多いですよね。中には口の周りがまるでどろぼうのように真っ黒の子もいます。しかし、成長するにつれてだんだんとよく見かける赤柴の毛色に変化していくのです。

そのため、子犬の頃の毛色を決め手に選んでしまうと、希望の色味でなくなる可能性も大いにあります。

これは柴犬に限らず他の犬でも言えることです。中でもヨークシャーテリアは生涯で7回毛色が変わるとも言われています。

また、人間と同じで犬も歳を重ねるとだんだんと被毛の色が薄くなったり白髪が混じることがあります。大切な家族である愛犬であれば毛色の変化も気にならず、むしろ愛おしいと感じるのではないでしょうか。

豆柴の被毛

豆柴

続いて豆柴の被毛の特徴について見ていきましょう。

コートタイプについて

豆柴の被毛は柴犬と同じダブルコートです。ダブルコートとは、アンダーコートと呼ばれる保温・保湿効果のある柔らかい下毛と、紫外線などから皮膚を守る役割を持つ硬いオーバーコートからなる被毛の構造を指します。

ダブルコートの犬はアンダーコートが生え変わることで体温を調整するので、春と秋の年に2回大量に毛が抜け、来る季節にあわせた被毛が生えてきます。換毛期を少しでも楽に乗り切るためには、なるべくこまめにブラッシングをしておきましょう。

毛色と同じく被毛についても基準があり、日本社会福祉愛犬協会では

2種類の毛質からなり、オーバーコートは硬く直毛でなければならない。柔らかい毛質や、ウエーブしたものは好ましくない。アンダーコートは稠密で綿毛である。

出典: www.kcj.gr.jp

  • NPO法人 日本社会福祉愛犬協会「豆柴犬種標準書<スタンダード>:被毛の項」より

となっています。これは日本豆柴犬協会でも同様です。こんなに細かいところまで決められているのは驚きですよね。 

茶色い豆柴は出会いやすい!

豆柴

4色ある毛色の中でも茶色の豆柴はもっとも頭数が多く出会いやすいと言えます。中には珍しい毛色の子をお迎えしたいと考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、一概に赤柴といってもその色味の幅は広く、濃淡の差や混ざっている毛色の程度などを加味すると、同じ色調の赤柴はいないとも言われています。

黒・白・胡麻は生まれる頭数が少ないためより魅力的に映るかもしれませんが、珍しさが優劣となることはありません。豆柴はその人気の高さから悪徳なブリーダーも多く、トラブルになるケースもあるので、信頼できる相手かどうかを見極めることが第一です。また、毛色は変化することも珍しくないので、成長に伴う変化も楽しんでくださいね。

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choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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