犬にハムを与えてはいけない理由と誤って食べてしまった際の対処法
子どもから大人まで好まれるハムは、肉類であることから犬が好みそうな食べ物ですよね。しかし、ハムは犬にとってデメリットだらけということをご存知でしょうか?
今回は、ハムを犬に食べさせるべきではない理由と、与えてしまった場合の対処法について解説していきます。与えすぎによってどんな症状が現れるのかについても解説しているので、万が一に備え、理解を深めておきましょう。
目次
人間用のハムは犬に食べさせないほうがよい
ハムは加工肉に分類され、人間用の濃い味付けや添加物が使用されているため、犬に与えることは好ましくありません。
ハムはあくまで人間基準に作られた食品であるため、犬の体質には合いません。犬にハムを与えてしまうと、肥満や体調不良を起こす原因にもなるので、できるだけ避けるようにしましょう。
犬用のハムならOK
人間用のハムは犬にとってよくないですが、犬用に販売されているハムは与えても大丈夫です。
犬用のハムはカロリーが低く、無添加の商品も多いため、おやつに最適です。また、犬用のハムには犬の体作りに欠かせないたんぱく質が含まれているため、不足分の栄養素を補うのにも役立つでしょう。
- 商品名:ドギーマン/犬用おやつ ぜいたくササミの生ハム風 ビーフ 60g
犬にハムを与えない方がいい理由
犬にハムを与えると健康トラブルに繋がると解説しましたが、具体的にハムの何が犬に悪影響を及ぼすのでしょうか?理由を解説していきます。
- 塩分が多い
- 添加物が多く含まれている
- 脂質が多い
理由1:塩分が多い
ハムは加工の段階で塩に漬け込みます。したがって、塩分量が多いです。普段与えているドッグフードで必要な塩分量は摂取できているため、ハムを与えると塩分過多になってしまいます。
塩分を過剰摂取すると、高血圧を引き起こし、心臓や腎臓にも悪影響を及ぼします。最悪の場合、命に関わる病気に発展することもあるため、注意が必要です。
理由2:添加物が多く含まれている
ハムをはじめとした加工肉には、添加物が含まれていることが多いです。中でも、ハムによく使用される亜硝酸ナトリウムという着色料は、発がん性のリスクも懸念されています。
食品安全委員会の規定の元、健康に被害を与えない量しか含まれていないとはされていますが、犬の健康のためにも避けるのが望ましいでしょう。
理由3:脂質が多い
ハムに使用されている豚肉は、肉類の中でも脂質が多いことで知られる食材です。脂質の多い食事は犬の肥満の原因になります。
肥満は様々な病気を引き起こすだけでなく、肥満解消のための食事制限などを行わなければいけなくなります。結果的に犬を苦しめることになりますので、注意してください。
誤って犬がハムを食べてしまった場合の対処法
万が一犬がハムを食べてしまっても、少量であれば緊急を要する事態になることは稀です。では、具体的にどんな対処が必要なのかについて解説していきます。
- 経過を観察する
- 異変があれば動物病院へ
対処法1:経過を観察する
食べた量が少量であれば、体に異変が起きるということはほとんどありません。したがって、まずは経過を観察しましょう。
異変が無いようであれば、そのまま普段の生活に戻っていただいて大丈夫です。その後は、日常的にハムを与えないように注意してください。
対処法2:異変があれば動物病院へ
犬がハムを食べた後、嘔吐や下痢といった異変が起きた場合は、動物病院へ相談することをおすすめします。
アレルギーを発症している可能性もあるため、「いつ・どこで・何を・どのくらい食べたか」を説明し、適切な指示を仰いでください。
嘔吐物などがあれば、動物病院へ持参することで、より詳しい診察結果を知ることができます。何かしらの症状が出ている場合は、自分で解決しようとしないことが大切です。
ハムを食べた際に発現すると考えられる症状
ハムを少量与えたくらいでは、深刻な症状が現れることはありません。しかし、大量に食べすぎてしまった場合には様々な症状が起こることがあります。どんな症状が現れるのかについて解説していきます。
- 嘔吐・下痢
- 水をたくさん飲む
- 呼吸が荒くなる
症状1:嘔吐・下痢
ハムを食べた後に嘔吐や下痢を起こす場合は、アレルギーが発症していることが疑われます。あまりにも症状が酷い場合は、動物病院での治療が必要です。
一時的な症状として治まったとしても、今後の食事の方向性を決めるために、アレルギー検査をすることをおすすめします。
症状2:水をたくさん飲む
塩分を過剰摂取すると、体内のナトリウム濃度が上昇し、喉が渇くため、水をたくさん飲むようになります。
一時的なものとして、時間が経てば治まることがほとんどですが、水の飲み過ぎによる下痢を併発する場合もあります。
ハムを食べ過ぎた後に、犬がたくさん水を飲んでいるようであれば、塩分の過剰摂取を疑いましょう。
症状3:呼吸が荒くなる
塩分の過剰摂取によって血液中のナトリウム濃度が急速に上昇すると、中枢神経に悪影響を与え、呼吸が荒くなるといった症状が見られるようになります。
呼吸の異常に合わせ、意識が朦朧としていることもあり、非常に危険な状態です。こういった症状が見られた場合は、すぐに動物病院へ相談するようにしましょう。
ハムの代わりになる食べ物はたくさんある
ハムは塩分量や脂質が高く、犬にとって、健康的な食品とはいえません。犬がハムを欲しがるようなときは、同じ肉類である犬用のジャーキーなどで代用しましょう。
万が一、犬がハムを食べてしまった場合でも、少量ならば深刻な症状を起こすことはほとんどありません。しかし、塩分の過剰摂取が疑われる場合は、動物病院へ相談するようにしましょう。
愛犬に長生きしてもらうためにも、与える食品には気を配ることが大切です。
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この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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