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犬のケージの選び方は?サークルとの違いやケージを使うときの注意点

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ケージは室内飼いをする犬にとって必要なアイテムですが、自分の愛犬に合うケージの選び方を知っていますか?

広すぎるケージや狭すぎるケージを選んでしまうと、愛犬が落ち着けず居心地の悪い場所になってしまうかもしれません。

今回は、ケージが犬にとって必要な理由や、愛犬に適したケージの選び方、使うときの注意点について解説します。

愛犬にぴったりなケージを選べれば、わが子にとって居心地の良い環境を作ってあげられますよ。

犬のケージの選び方は?サークルとの違いやケージを使うときの注意点
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目次

  1. 室内で犬を飼うときにケージが必要な理由
  2. ケージとサークルの違い
  3. ケージの選び方
  4. ケージを使うときの注意点
  5. 多頭飼育の場合はそれぞれにケージが必要?
  6. まとめ

室内で犬を飼うときにケージが必要な理由

犬にケージが必要な理由

犬を室内飼いするときは、ケージやサークルといった「ハウス」を用意してあげましょう。

狭いところを好む犬にとって、ケージは落ち着ける場所であり、安心できる場所です。

その他にも、犬を飼う際にケージが必要な理由を3つ紹介します。

  • 縄張りを明確にする
  • トラブルを防ぐ
  • 災害時に役立つ

それぞれを詳しく解説します。

縄張りを明確にする

ケージを用意することで、自分の守るべきテリトリーができ、愛犬の縄張りエリアを明確にできます。

縄張り意識が強い犬は、ケージがなく家全体が犬のテリトリーになってしまうと、守る部分が増えてさまざまなことに過敏になるため注意しましょう。

例えば、ケージがなく犬が家全体を縄張りだと思っている場合、来客があると自分のテリトリーを守ろうと吠えて威嚇します。

また、模様替えでの室内の変化にも敏感になるため、犬にとってストレスになる可能性もあるのです。

ケージがあると縄張りエリア明確になり、ケージの外を守る必要がないため、来客に執拗に吠えることは少なくなります。

トラブルを防ぐ

お出かけ時には、愛犬をケージに入れておけば、さまざまなトラブルを防げます。

ケージに入れておかないと、家具を噛んだりゴミ箱をあさったりといたずらをされる可能性があります。

また、タマネギやチョコレートなど、犬にとって毒のある食べ物を拾い食いをして、命の危険にさらされるかもしれません。

このようなトラブルを防ぐためにも、ケージは必要なアイテムといえます。

安心してお出かけするためにも、ケージは必ず用意しておきましょう。

災害時に役立つ

ケージは地震で物が倒れて散乱したときや、災害で避難せざるを得ないときにも役立ちます。

愛犬が普段からケージに滞在することに慣れていると、避難所に避難する際や地震のような災害時でも、犬は落ち着いた状態で過ごせるのです。

一方でケージに慣れていない犬は、恐怖心や飼い主のパニックが伝わり、なかなかケージに入ってくれません。

ケージに入らず物が散乱している場所で動き回ると、何かの破片で足にケガをしてしまう可能性もあります。

愛犬をこのような危険から守るためにも、普段からケージに慣れさせておくことが大切です。

ケージとサークルの違い

ケージとサークルの違い

「ケージ」と「サークル」は同じものだと考えている方もいますが、実は少し違いがあります。

この項では、ケージとサークルのそれぞれの特徴や、メリット・デメリットを紹介します。

どちらを購入するか悩んでいるなら、ぜひ参考にしてください。

ケージとは

ケージは天井や床があり、上下左右すべてが囲われているタイプです。

メリットとしては、基本的には頑丈な作りをしているため、災害時にも安心して利用できる点が挙げられます。

また、サークルだとジャンプをして出ようとする子もいますが、ケージは天井が塞がれているため、抜け出そうとしてケガをする心配もありません。

一方でデメリットもあり、ケージは天井がある分、サークルよりも掃除に手間がかかります。

また、食事や水をあげる際に出し入れしにくいという難点もあります。

サークルとは

サークルは、天井がなく側面のみや側面と床のみの簡易的なタイプです。

天井がない分、開放感はたっぷりで、愛犬をすぐに抱っこできる、素早くトイレ掃除ができるといったメリットがあります。

ジョイントを繋げたり外したりすることで、正方形や六角形など好きな広さに変えられるサークルもあり、多頭飼いにおすすめです。

デメリットとしては、天井がないため、愛犬がジャンプをして抜け出そうとした際にケガをする危険性があります。

また、強度がケージより劣るため、物が落ちてこない場所に設置するといった置く場所への配慮が必要です。

ケージの選び方

ケージの選び方

犬用のケージはシンプルなものから、作りや材質にこだわったものまでさまざまな種類があります。

ケージを選ぶ際は、これから紹介するポイントを参考に自分の愛犬に合ったケージを選びましょう。

体の大きさにぴったりなサイズを選ぶ

ケージを選ぶときは、愛犬の体の大きさに合ったサイズを選んでください。

もしかしたら、「小型犬だけど広いほうが快適そう」と思い、広すぎる大型犬用のケージを置きたくなるかもしれません。

しかし、犬は狭いところの方が落ち着くという習性があるため、広すぎる場所では安心できずストレスになってしまう可能性があります。

ケージを選ぶ際は、犬がケージ内にいるときに「余裕をもってUターンできる」かが重要なポイントです。

トイレをケージ内に入れる場合は、寝床とトイレの間に座れるくらいの広さを確保してください。

中型犬や大型犬の場合は、ケージの高さも意識してあげましょう。

また、子犬のうちは体が小さいため、「こんなに大きなケージは必要ない!」と思ってしまいがちですが、あっという間に犬の体は大きく成長します。

ケージを購入する際は、成長後の体の大きさも配慮して選びましょう。

材質で選ぶ

ケージは商品によって、木製やプラスチック、金属やステンレスなど材質が異なります。

屋外で犬を飼育する場合は錆びにくいステンレスがおすすめですが、室内飼いの場合はプラスチックや金属製のものがよいでしょう。

特に金属製の網を張ったケージは、頑丈で噛んでも傷が付きにくく耐久性があるので、噛み癖がある犬や中型犬、大型犬におすすめです。

またプラスチック製のケージに関しては、耐久性は少し劣るものの、軽いものが多く移動もしやすいので小型犬におすすめです。

布製のお手軽ケージもあるので、用途や愛犬の性格などに合わせて選びましょう。

オシャレさで選ぶ

最近は、オシャレさを意識した犬用ケージも増えています。

木製のケージはシンプルですが、木のあたたかみを感じられるデザインで「どのお部屋にも馴染む」と人気が高いです。

また、スタイリッシュさがあるアイアンケージもとてもオシャレで人気があります。

シンプルかつオシャレさを取り入れたケージなら、お部屋のインテリアとしても役立ちますね。

トイレスペースを置けるかで選ぶ

トイレをケージ内に置く場合は、寝床のほかにトイレシートも置ける広さがある商品を選んでください。

犬は基本的に寝床では排泄をしません。

そのため、トイレスペースと寝床はしっかり区別してあげましょう。

トイレスペースを確保する場合は、寝床とトイレが扉で仕切られているセパレートタイプの商品がおすすめです。

寝床スペースもトイレスペースもしっかり確保された広さがあるため、犬にストレスがかかりにくいでしょう。

お掃除しやすいかで選ぶ

ケージを選ぶときは、掃除のしやすさも重要なポイントです。

掃除がしにくいケージだと、毎日のお手入れに時間がかかり、掃除自体が面倒になります。

トイレをケージ内に置きたい場合は、ケージがお手入れしやすい形かどうかを購入前に見極めましょう。

トイレ掃除は日課だからこそ「お手入れのしやすさ」は重視したいポイントです。

折りたためるかで選ぶ

「ケージが不要なときは折りたたんで収納したい」「旅行の際にも使いたい」という方は、折りたためる商品を選びましょう。

折りたたみ式のケージは、折りたたむと薄く収納がしやすいため、普段はあまりケージを使わないといった方におすすめです。

時と場合に合わせてケージを使用したい方は、折りたためるケージを選んで、お部屋のスペースをうまく使いましょう。

ケージを使うときの注意点

ケージを使う時の注意点

犬と一緒に暮らすうえでケージは大切なアイテムですが、使うときには注意が必要です。

使い方を間違えてしまうと、愛犬の体調が悪くなったり、犬との信頼関係が崩れたりしてしまうかもしれません。

これからケージを購入する方も、現在使用している方も、以下の注意点をしっかり確認しておきましょう。

設置場所に気をつける

ケージは、家の中の適切な場所に設置することが大切です。

家族が常にいる空間にケージを置いてあげましょう。

以下のような場所だと、犬の健康を損なったり、ストレスがかかったりしてしまうので、気をつけてください。

  • 窓際で直射日光が当たる
  • エアコンの冷風が直接当たる
  • 玄関や人の導線など、人通りが多い

ケージの設置場所は、犬の様子をすぐに確認できて、騒音の少ない落ち着ける場所がおすすめです。 

犬を入れっぱなしにしない

「ケージ内にいると落ち着けるから」と、犬を長時間ケージに入れっぱなしにしてはいけません。

1、2時間程度なら落ち着いて休めますが、何時間もケージに入れられていると、犬でもさすがにストレスになります。

ケージを「嫌な場所」と覚えて入りたがらなくなる可能性もあるため、就寝時や留守番時のみなど、必要なときに使いましょう。

安全対策をする

就寝時や留守番時などに犬をケージやサークルに入れて置く際は、安全対策をしっかり行いましょう。

飼い主の目の届かないときに、サークルから飛び出そうとしてケガをしたり、犬が遊んでケージを倒したりする可能性があります。

サークルを置く場合は、飛び出さないように天井部分を取り付ける、ケージやサークルが倒れないように固定するなどの対策をしておきましょう。

安全対策をしっかりと行えば、より安心してお出かけができますよ。

多頭飼育の場合はそれぞれにケージが必要?

多頭飼育の場合のケージ

多頭飼いの場合は、1頭につき1個のケージを用意してあげたほうがよいです。

愛犬達にそれぞれのお部屋を用意してあげることで、自分だけの場所ができてリラックスして過ごせます。

もし無理やり同じケージに入れてしまったら、犬がストレスで喧嘩してしまう可能性もあるでしょう。

そのため、「もう一匹ワンちゃんを迎え入れたい」と思っているなら、新たな犬用ケージやトイレを用意した方がよいです。

それぞれの落ち着ける空間を作ってあげることで、愛犬達にとってストレスが少ない生活が送れます。

まとめ

犬のケージについてのまとめ

ケージは、飼い主と愛犬が快適に暮らすために必要なアイテムです。

ケージを選ぶときは、体の大きさや性格を加味して選んであげましょう。

また、ケージを利用する際は犬を入れっぱなしにせず、自由に遊べる時間を作ることも大切です。

愛犬が落ち着ける快適なケージを選んで、ストレスの少ない環境作りを心がけましょう。

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おもち

この記事のライター

おもち

パグ沼にはまり愛犬への想いがとまらないフリーライター。はじめて犬を飼う方にも分かりやすく役に立つ記事をお届けできたらと思います。

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