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チワックスの寿命や、かかりやすい病気は?愛犬に長生きしてもらうためにできること

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近年、個性豊かな容姿や性格が魅力のミックス犬は、注目を集めていますが、歴史が浅いゆえにまだ判明していないことも多いコたちになります。さまざまな種類のミックス犬がいますが、今回はチワワとミニチュアダックスを掛け合わせた「チワックス」に焦点を当て、チワックスの寿命やかかりやすい病気などについて解説していきます。また、チワックスの健康寿命を延ばすために、食事や運動による体重管理についても理解を深めておきましょう。

チワックスの寿命や、かかりやすい病気は?愛犬に長生きしてもらうためにできること
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目次

  1. チワックスの寿命はどれくらい?
  2. チワックスの健康寿命を延ばすために|体重管理をしよう
  3. チワックスの健康寿命を延ばすために|かかりやすい病気を知っておこう
  4. チワックスの平均寿命は13~15歳

チワックスの寿命はどれくらい?

ダックス
k2kd36 Unsplash

 チワックスは何歳ぐらいまで生きることができるのでしょうか?まずは平均寿命からご紹介します。 

平均寿命

 アニコム損害保険株式会社の犬種別における平均寿命の統計によると、チワックスの親犬であるチワワの平均寿命は13.8歳、ミニチュアダックスフンドは14.9歳(※1)であることから、チワックスの平均寿命はおよそ13~15歳程度と推定することができます。とはいえ、平均寿命はあくまでも目安にすぎません。

チワワとミニチュアダックスフンドを掛け合わせることで、両犬種の弱い部分を必ずしも補い合えるとは限らず、チワワとミニチュアダックスフンドがかかりやすい病気を両方とも受け継ぐ場合もあります。つまり病気のリスクが高いコもいれば、比較的丈夫な体質のコもいるので、平均寿命には差があります。

(※1)参考文献:

アニコム損害保険株式会社 家庭どうぶつ白書2019(PDF)

チワックスの健康寿命を延ばすために|体重管理をしよう

ドッグフード
mattycoulton Unsplash

 先述したチワックスのかかりやすい病気は、肥満が引き金となる場合もあります。また、肥満は糖尿病や心臓病など、さまざまな病気の原因になりやすいので、チワックスの健康寿命を延ばすためには、体重管理をすることも大切です。

散歩の目安

 チワックスのように細い足で胴長体型を支えるという場合、足腰に大きな負担となるので、散歩は1日2~3回に分けて、トータルで20~30分程度するくらいで大丈夫です。散歩時は段差がある場所や坂道などは避け、ゆっくり歩くようにしましょう。

激しい運動は必要ありませんが、肥満予防や筋肉を衰えないようにするために、適度な散歩は必要です。

ごはんの量

 基本的にごはんは、フードの袋に記載されている給与量を参考にして与えますが、その量が愛犬にとって適切なのかどうかは、便の状態からも判断できます。

便が軟らかい場合はごはんの量が多すぎで消化がうまくできなくなっていることが考えられるので、少し量を減らして調整しましょう。反対に便が硬すぎる場合は、ごはんの量が少ない可能性があります。

また、ミックス犬であるチワックスは、公式に認められた犬種でないことから、犬種標準の基準がありません。そのため、体の大きさの個体差が大きく、想像していたよりも大きなサイズになることもよくありますが、大きくしたくないからといってごはんの量を少なくするのは絶対にしてはいけません。体の大きさは遺伝によって決まっているので、ごはんの量でコントロールすることはできないからです。

適切なごはんの量を与え、肥満はもちろんのこと、痩せすぎにもならないようにして健康に育てていきましょう。

好きな運動

 チワックスは活発で飼い主と遊ぶことが大好きな性格なので、ボール遊びを一緒にしてあげるのもおすすめです。ただし、長時間の運動はかえって足腰に負担がかかるので、適当なタイミングで切り上げるようにしましょう。 

チワックスの健康寿命を延ばすために|かかりやすい病気を知っておこう

ダックス
erdaest Unsplash

 ここでは、チワックスのかかりやすい病気について解説します。病気を未然に防いで健康長寿を目指しましょう。 

膝蓋骨脱臼

 膝蓋骨脱臼は、後ろ足の膝の骨が正常な位置から外れてしまう病気で、小型犬に多く見られます。先天的に膝蓋骨が外れやすいこともあれば、発育段階で十分に筋肉や骨が成長していなくて発症することもあります。加えて、転倒や高所からの飛び降り、交通事故なども原因となるので注意が必要です。

発症すると片方の足を挙げたり、スキップの様な歩き方をしたりする、段差を歩きたがらない、「キャン」と痛がって鳴き、後ろ足を気にするなどの症状が見られます。

先天性の場合は予防方法がありませんが、後天性の場合は肥満を防ぐ、適度に運動をさせて足の筋肉を鍛える、段差が大きい場所を歩かせない、滑りやすい床材にはカーペットを敷くなど、なるべく膝に負担がかからないようにすることで予防できます。

椎間板ヘルニア

 胴長の体型をした犬種は、椎間板ヘルニアになりやすい傾向にあります。そのため、ミニチュアダックスフンドの体型を受け継いだ場合は、特に注意が必要です。

背骨の骨と骨の間には、クッションのような役割をする、ゼリー状の組織の椎間板があるのですが、何らかの理由により椎間板が突出し、脊髄を圧迫する状態が椎間板ヘルニアです。原因は、遺伝によるものや老化によるもの、脊髄に強い力が加わるなどが挙げられます。

椎間板ヘルニアになると脊髄に痛みを伴うので、動くことを嫌がるようになるほか、段差の昇り降りがうまくできなくなります。また、病気が進行すると、麻痺が起こり後ろ足を引きずりながら歩く、さらに重症化すると麻痺により足腰が動かなくなり、自分の力で排泄できなくなる状態になってしまいます。

ジャンプなどの激しい運動をさせない、体重管理をして肥満を防ぐなど、足腰に負担がかからないように心がけ予防していきましょう。

チワックスの平均寿命は13~15歳

チワワ
Goochie Poochie Grooming Pexels

 チワックスの健康寿命を延ばすには、かかりやすい病気に対して予防をすることはもちろん、普段から愛犬の様子を観察し、異変に気付けるよう心がけておくことも大切です。また、犬にとっても肥満は、さまざまな病気の引き金となるので、食事と運動の両面から体重管理もするようにしましょう。 

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komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

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