オーストラリアン・シェパードを子犬からお迎えしたい方必見!成長スピードや子犬期からの育て方まで
飼い主に忠実で大人しい性格が魅力のオーストラリアン・シェパード。日本ではあまりメジャーな犬種でないことから「子犬をお迎えしたいけど、飼育するのが不安」という方が多くいらっしゃいます。 本記事では、オーストラリアン・シェパードの子犬がどのように生まれ、成長していくのかについて解説をしていきます。 飼育を始める方が疑問に思う、散歩やシャンプーの解禁日についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
オーストラリアン・シェパードの子犬が生まれるまで
オーストラリアン・シェパードは、ブリーダーの交配によって妊娠します。ここでは、妊娠していると分かった後、どのようにして出産にまで至るのかについて解説していきます。
一度に生まれてくる頭数
オーストラリアン・シェパードは一度の妊娠で4~9匹の子犬を出産します。中型犬としては一般的な頭数です。
オーストラリアン・シェパードの妊娠期間は?
犬の妊娠期間は58日~65日が目安だとされています。犬種による差はほとんど無いとされているので、オーストラリアン・シェパードが妊娠した際も同様の期間になるでしょう。
妊娠期間が長すぎると帝王切開することも
人間と同様に、犬も自然分娩が困難な場合があります。交配から70日以上経過している場合は、獣医の判断で帝王切開をします。
オーストラリアン・シェパードの子犬の成長スピード
続いて、生まれたばかりのオーストラリアン・シェパードが、どのようにして成犬へと成長していくのかについて解説します。
オーストラリアン・シェパードの体型の変化
中型犬に分類されるオーストラリアン・シェパードは、約1年かけて体格が大きくなり続けます。その過程で足や体長が長くなり、成犬時の体高は約46~58cmにもなります。
オーストラリアン・シェパードの体重の変化
個体差はあるものの、生まれたばかりのオーストラリアン・シェパードは200~300g程度です。そして、生後1~2ヵ月で10倍の約3kgほどにまで成長します。 その後、3ヵ月目には10kgを超えるようになり、半年~1年をかけて約16kg~32kgの体重に落ち着いていきます。
オーストラリアン・シェパードの子犬を迎えたら
ペットショップやブリーダーからオーストラリアン・シェパードの子犬を迎えた際に、飼育時に気を付けておきたい項目をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
1日の食事の量
食事の与える量については、ペットフードの栄養価によって異なります。ペットフードのパッケージに年齢や体重に合わせた適切な量が記載されているので、そちらを参考にしましょう。
食事は1日に2~3回に分けて与えてあげるのが一般的です。ペットフードは年齢別に分けられていることがあるので、その都度犬の年齢に合ったものを選んであげてください。
オーストラリアン・シェパードとはじめての○○
オーストラリアン・シェパードをお迎えした際に「散歩やシャンプーを解禁するタイミングがわからない」という方も多いかと思います。 勝手な判断で散歩やシャンプーを行ってしまうと、それが病気の原因になることもあります。気を付けるべき3つのタイミングについて確認していきましょう。
散歩はワクチンプログラムが終了してから
散歩を開始するタイミングはワクチンプログラムが終了してからです。ワクチンプログラムが終了していない状態で散歩をしてしまうと、感染症になるリスクが高まるからです。
ワクチンプログラムが全て終了するまでには約4ヵ月もかかります。長く感じますが、命を守るためのものでもあるので、焦らずに散歩のタイミングを待ちましょう。
しつけは子犬期から
お家にお迎えしたタイミングからしつけを始めましょう。犬は成長するほど新しいことを覚え辛くなり、しつけに時間がかかるようになります。 知識も経験も無いまっさらな子犬期からしつけを始めることで、新しいことをスムーズに覚えてくれるでしょう。
シャンプーはワクチンプログラムが終了してから
シャンプーを始めるタイミングは、ワクチンプログラム終了してからが望ましいです。ワクチン接種の際に、獣医師からの指示をよく聞いておきましょう。
とはいえ、約4ヵ月もの間シャンプーができないと、臭いが不安だと感じるのではないでしょうか。 そんな時は、生後3ヶ月が経過している場合に限り、蒸しタオルで体を拭いてあげるだけでも、臭いを抑えるのに効果的です。
オーストラリアン・シェパードが気を付けたい病気
成犬になる前のオーストラリアン・シェパードがかかりやすい病気を紹介します。必ず発症するというわけではありませんが、知っておくことで早期発見ができるようになるので、ぜひチェックしていってください。
皮膚炎
皮膚で炎症が起き、痒みや痛みを引き起こす病気です。原因はダニや細菌によるものが多いとされています。子犬の頃は皮膚が弱いので、清潔な環境を整えてあげることが大切です。 アレルギーが原因という可能性も考えられるので、皮膚に異常が見られたらすぐに動物病院へ連れて行きましょう。
白内障
目の水晶体が白く濁り、視力が落ちてしまう病気です。若年で発症する場合は原因が遺伝による可能性が高く、発症を防ぐことは難しいでしょう。
家の置物や壁によくぶつかるようであれば、動物病院へ連れて行ってあげましょう。
股関節形成不全
股関節の骨盤と大腿骨がかみ合わなくなることで、関節で炎症が起きてしまう病気です。遺伝によるものか、成長過程での骨の発育に異常にあったことが原因として考えられます。 痛みを伴う病気なので、歩き方に異変が見られたら股関節形成不全を疑ってみましょう。
コリー眼異常
目の組織の異常が原因で視力が落ち、最悪失明もしてしまう病気です。原因は遺伝によるものが多く、早ければ生後2ヶ月以内で発症する可能性があります。 白内障と同様で、家の置物や壁によくぶつかるようであれば、動物病院へ連れて行ってあげましょう。
成犬との違いは運動量
オーストラリアン・シェパードは猟犬としてのルーツを持つことからも、成犬になるにつれ運動量を多く必要とします。 運動量が足りないと、ストレスを溜める原因にもなります。成長を見ながら、徐々に運動量を増やしていくようにしてください。 ドッグランといった走り回る環境があると、なおいいでしょう。
オーストラリアン・シェパードを最高のパートナーに
オーストラリアン・シェパードは飼い主に忠実な性格であることから、最高のパートナーになってくれること間違いなしです。子犬期からしつけを始めることで、より絆を深めていくことができるでしょう。
子犬の状態で迎えたら、散歩やシャンプーはワクチンプログラムが終了してから行うように注意しましょう。 病気に気をつけながら健康で楽しい生活を送り、大きくなったら一緒にアクティビティを楽しんでみてください。
この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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