ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア(ウエスティ)の寿命はどれくらい?長生きしてもらうためにかかりやすい病気や健康管理法を知っておこう
ウエストハイランドホワイトテリアと言うと、ポピュラーなドッグフード「シーザー」のマスコットキャラクターとして日本で認知度が高いテリア種です。ウエスティの相性で親しまれるこの犬種の、気になる平均寿命は何歳程度なのでしょうか?
犬の寿命は大きさや犬種によって違いますが、それ以上に個々の犬の健康管理や飼育状況によって大きく違ってきます。ここでは、ウエストハイランドホワイトテリアの平均寿命や体質を踏まえて、健康寿命を延ばすために知っておきたい病気や体重管理についてお話しします。
目次
ウエストハイランドホワイトテリアの平均寿命は?
猟犬であったことから、筋肉質でしっかりとした体躯で常に活動的なウエストハイランドホワイトテリアの平均寿命から見ていきましょう。
小型犬の中でも長生き
常に活発であまり遺伝性疾患がないといわれている、ウエストハイランドホワイトテリアの平均寿命は12歳〜14歳です。 丈夫で大きな病気にかかることも少ないといわれており、小型犬の中でも比較的長生きの部類に入ります。
最高齢は不明
ウエストハイランドホワイトテリアの最高齢については、はっきりとした記録として残っているものはありません。
ギネスに登録された犬の世界最高齢はイギリスの29歳か6か月のラブラドールレトリバーで、日本最高齢は26歳のミックス犬です。ギネスに長寿犬として上位にいた犬の多くが、狩猟犬や番犬など何かしらの役目を持っていたそうです。
犬も人と同様に、誰かの役に立つ使命を持っていることが長生きの秘訣なのかもしれません。
ウエストハイランドホワイトテリアのかかりやすい病気について
犬の寿命にも人と同じように平均寿命と健康寿命があります。犬の平均寿命とは個々の犬種が生まれてから死ぬまでの年数の平均値のことで、対して健康寿命は飼い主の介護や病気療養の必要がなく自力で過ごせる時間のことを指します。
ウエストハイランドホワイトテリアの健康寿命をのばすためには、健康管理が重要になってきます。定期的な予防接種や、定期健診を欠かさないことが非常に大切です。
また、ウエストハイランドホワイトテリアにとってかかりやすい病気を知っておくことも、病気の早期発見と治療につながります。
ウエストハイランドホワイトテリアのかかりやすい病気
ドライアイ
涙の量が減ることで角膜や結膜に異常が出る眼の病気です。 眼の表面が乾燥することで目ヤニが増えたり、結膜や角膜が充血して炎症をおこしたりします。 免疫異常、外傷、感染症などが原因で発症します。
皮膚病
ウエストハイランドホワイトテリアは皮膚炎にかかりやすい犬種です。 真菌や細菌の感染、ダニやノミなどから皮膚に炎症がおこります。
ウエストハイランドホワイトテリアは皮脂が多いので脂漏性皮膚炎にも注意が必要です。 湿疹や脱毛、かゆみなど様々な症状がでます。
膝蓋骨脱臼(パテラ)
大腿骨の溝にある膝の骨のことを膝蓋骨といい、その膝蓋骨が内や外にずれてしまう病気です。
小型犬に多い病気で、先天的に溝が浅かったり、膝蓋骨を支えるじん帯が弱かったりすることで発症します。後天的には打撲や落下などの怪我から発症することもあります。
膝の屈伸などで痛みが出て、足を上げて歩いたり、足を引きずったりすることがあります。
ウエストハイランドホワイトテリアの体重管理をしよう
ウエストハイランドホワイトテリアの健康寿命を延ばすためには、適切な体重管理が欠かせません。
現代に生きるウエストハイランドホワイトテリアはほとんどが室内暮らしなので、ともすると運動不足になりがちです。ウエストハイランドホワイトテリアは猟犬であったことから、活発で行動的な犬種なのでそれなりの運動量を必要とします。
また、飼い主の甘やかしからごはんの与え過ぎによる肥満も増えています。ウエストハイランドホワイトテリアの適切なごはんの量や散歩時間、適した運動などについても見ていきましょう。
適したごはんの量は個別に調整
ウエストハイランドホワイトテリアに適したごはんの量は、与えているフードの種類や健康状態、体重などによって異なります。
与えているフードに記載されている量を目安に、愛犬の体重が平均体重7kg~9kgの範囲に収まるよう調節していきましょう。
好きな運動は追いかけたり捕まえたり
猟犬であったウエストハイランドホワイトテリアは、動くものを追いかけることが得意です。
飼い主の投げるディスクを犬が空中でキャッチして、飼い主のもとへ持ってくるフリスビーなどは、ウエストハイランドホワイトテリアが最も好むスポーツといえるでしょう。
散歩は1日30分を朝晩
ウエストハイランドホワイトテリアは活動的な犬なので、身体を動かすことが好きな犬種です。 過激な運動は必要ありませんが、1日2回30分程度の散歩をするといいでしょう。
ウエストハイランドホワイトテリアの平均寿命は12~14年
特徴的な遺伝的疾患が少ないウエストハイランドホワイトテリアの平均寿命は12〜14年で、小型犬の中でも長生きの部類に入ります。一般的に小型犬がかかる病気には注意が必要ですが、予防ができない病気がほとんどなので、早期発見・治療が寿命をのばす最大のポイントです。
健康寿命をのばすためにも年に一度の定期健診は必ず受けるようにしましょう。
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この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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