愛犬のニオイが気になる。犬臭い原因や室内の消臭対策をご紹介

お気に入りに追加

犬を飼っている方なら、犬の体臭やケージのニオイなどが気になった経験があるのではないでしょうか。ニオイにもさまざまな原因があり、それぞれ対処法も異なります。

この記事では、犬のニオイのもととなる原因や消臭方法などをご紹介していきます。

愛犬のニオイが気になる。犬臭い原因や室内の消臭対策をご紹介

目次

  1. 犬臭いと感じる4つの原因
  2. 犬臭いニオイを抑える方法は?
  3. 犬のニオイがする部屋や服の消臭方法は?
  4. 適切なニオイ対策で愛犬も飼い主も快適な生活を

犬臭いと感じる4つの原因

犬のお尻

犬臭いと感じるときにはどんな原因があるのでしょうか。犬の体の仕組みも合わせて解説していきます。 

【1】口臭

犬の口臭は口腔トラブルによるものが原因です。歯石が残ったまま放置しておくと雑菌が繁殖するため、嫌なニオイがします。犬の歯が黄ばんでいたり、茶色っぽくなったりしたら注意が必要です。

【2】汗腺

犬にはエクリン腺とアポクリン腺という汗腺があります。アポクリン腺は皮脂腺と直結していて、ここから出る汗と皮脂が酸化して雑菌が繁殖することで体臭が発生します。

梅雨や夏は湿度や温度が高く、微生物の活動が活発になるため、特にニオイが強くなる傾向があります。

この記事もチェック! 

犬の香ばしい匂いについて解説。匂いの原因や元となる部位など

あわせて読みたい

犬の香ばしい匂いについて解説。匂いの原因や元となる部位など

犬と暮らしていると、主に足元から香ばしい匂いが漂ってくることに気がつきませんか?海外では、この香ばしい匂いがコーンチップスの「フリトレー」に似ていることから「フリトレーフット」と呼ばれています。この香ばしさがたまらない!そう感じる方も多いのではないでしょうか?この香ばしい匂いはいったいどこで発生して、何に起因するものなのかご存知ですか?今回は、犬から漂うあの香ばしい匂いの元となる部位、匂いの原因についてご紹介します。

【3】目やに・耳垢

目の表面についたホコリや老廃物などのゴミが、涙と一緒に流れ出て目に溜まったものを目やにと言います。目やには水分と適度な温度が含まれており、目やにを放置しておくと菌が繁殖してニオイの原因となることも。

またその他にも耳垢を放置しておくことで、変質してニオイが発生する場合があります。犬の耳垢自体にはニオイはありませんが、耳垢にカビや細菌などに感染してしまうと炎症を起こすので、定期的に耳掃除をしてあげましょう。

この記事もチェック!

犬の目やにの原因と対処法は?考えられる病気や見分け方も紹介!

あわせて読みたい

犬の目やにの原因と対処法は?考えられる病気や見分け方も紹介!

犬も人間と同様に目やにが出ます。 しかし、ふと愛犬の目を見たときに目やにが大量についていたり、目やにの色がいつもと違っていたりすると心配になりますよね。 犬とは言葉でコミュニケーションができないからこそ、このような些細な変化に気づき、対処する必要があります。 今回は犬の目やにの原因や対処法、考えられる病気について解説します。 また、正しい目やにケアの方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

【4】肛門臭

犬の肛門には肛門腺と呼ばれるものがあり、そこに溜まった分泌物からニオイが発生している場合もあります。便に混ざることや、緊張や興奮したときに出ることが多いようです。 

犬臭いニオイを抑える方法は?

犬のシャンプー

さまざまな原因によりニオイが発生することが分かりました。ここからは、犬の臭いを抑える対策についてご紹介していきます。 

【1】歯磨き

犬は自分で歯磨きができないので、飼い主がきちんとデンタルケアをしてあげることが大切です。歯磨き以外にも歯のケアができるガムやおもちゃがあるので活用しても良いでしょう。

歯垢は歯磨きで落とせますが、歯石になってしまうと歯ブラシでは落とせなくなり、動物病院で専用器具を使用し除去する場合もあります。歯周病を引き起こす可能性もありますのでしっかりとデンタルケアをしてあげましょう。 

【2】フードの工夫

犬のニオイは食べているフードにも原因がある可能性があります。質の良くない脂を摂取すると体臭が強くなることもあり、フードを変えたら体臭が変化したというケースもあるようです。

犬のニオイが気になる場合は、小麦やとうもろこしなどの穀物や人工添加物が含まれていないもの、消化の良いグルテンフリーのフードがおすすめです。

【3】シャンプー・ブラッシング

シャンプーやブラッシングをしてあげることで、犬のニオイを抑えることができます。

ニオイ対策の基本とも言えるブラッシングは、皮膚の表面にある無駄な毛を取り除き、風通しを良くする効果があります。1日1回を目安に専用のブラシを使ってしてあげましょう。ブラッシングとあわせて湿らしたタオルで体を拭いてあげると、汚れや被毛のニオイも拭き取れるのでおすすめです。

犬のニオイを取りたいからといって、シャンプーをしすぎてしまうと皮膚にある脂分が無くなり、皮膚病を招く場合も。成犬であれば月に1、2回を目安にしましょう。

この記事もチェック! 

長毛種の犬はどのくらいいるの?代表的な犬種を小型犬~大型犬までご紹介!上手なブラッシングのコツを伝授!

あわせて読みたい

長毛種の犬はどのくらいいるの?代表的な犬種を小型犬~大型犬までご紹介!上手なブラッシングのコツを伝授!

プードルやポメラニアンなどふわふわな被毛を持つ長毛タイプの犬は、ぬいぐるみのようにかわいくて触り心地が抜群です!ただ、そんな長い毛を持っている犬種ほど、お手入れが大変なイメージがあります。一体、長毛種の犬はどれくらいの種類いるのでしょうか?今回は、犬の被毛の仕組みから、長毛種の特徴、お手入れの仕方を解説します。長毛種の犬種を迎えたいと思っている方は参考にしてみてください。

正しい犬のシャンプーのやり方を解説。子犬がシャンプーを始める時期やおすすめ商品もご紹介

あわせて読みたい

正しい犬のシャンプーのやり方を解説。子犬がシャンプーを始める時期やおすすめ商品もご紹介

愛犬の被毛や皮膚を清潔に保つには、シャンプーによるお手入れが必要不可欠です。とはいえ、洗い方を知らなければ、自宅でキレイにしてあげられませんよね。特に子犬ともなると初めてのことばかりで何から始めたらいいのかも分からないはず。 そこで今回は、愛犬のシャンプーの基本的なやり方や頻度、子犬がシャンプーを始めてもよい時期を中心に解説をします。

【4】耳のお手入れ

耳の中からニオイがする場合は、ペットショップに売っているイヤーローションを脱脂綿に含ませて指で拭き取ってあげましょう。

特にゴールデンレトリバーやビーグルなど耳が垂れている犬種は、耳の中が不衛生になりやすいので入念なお手入れが必要です。耳のニオイのほかに皮膚の赤みや耳垢の量が増えているときは外耳炎の可能性もあります。

きれいに掃除をしてあげたいと思って耳の奥まで指を入れてしまうと、耳を傷つけてしまうため注意が必要です。耳の汚れは飼い主が見える範囲で拭き取ってあげて、耳の奥はペットサロンや動物病院できれいにしてもらうのがおすすめです。

【5】肛門絞り

肛門腺は犬の肛門の下にあります。飼い主が親指と人差し指を使い、肛門に向かって押し上げると分泌物が出てきます。

肛門絞りを初めてする場合は正しい位置や力加減が難しいこともあるので、動物病院やペットサロンでやってもらったり教えてもらったりするのもおすすめです。毎日犬が嫌がらない程度に練習すると出るようになります。

犬のニオイがする部屋や服の消臭方法は?

窓際にいる犬

犬のニオイがする部屋や服はどのようにして消臭すればよいのでしょうか。さまざまな消臭方法を見ていきましょう。 

【1】換気・空気清浄機

室内が犬臭いときは、換気を行いましょう。雨の日や寒い日などは窓を閉めっきりにしているため、空気が部屋にこもりがちです。また暑くて湿気が多い日は人間の嗅覚も敏感になり、悪臭を強く感じやすくなります。天気の良い日を見計らって、しっかりと換気するようにしましょう。

空気清浄機は犬の排泄物のニオイや、おもちゃに付いた皮膚特有の菌のニオイまで取り除いてくれる効果が期待できます。ニオイを除去しながら、犬に快適な空気を送ってくれる機能がついたものもあるので活用してみてもいいですね。

【2】抜け毛の掃除と除去

犬の抜け毛がゲージや部屋に溜まっていると、雑菌の繁殖場所になりやすくなるので注意が必要です。犬のニオイを少しでも減らすために、こまめに抜け毛の掃除や除去を心掛けましょう。 

【3】布製品のこまめな洗濯

犬の体から出るニオイは、室内を動き回ることで部屋全体に広がります。中でもカーテンやソファ、カーペットなどの布製品にはニオイがつきやすく、犬臭い部屋の原因になることも。洗えるものはこまめに洗濯するようにしましょう。

また洗えないものは犬が直接触れないようにするため、洗濯できるラグやシートを置いておくのがおすすめです。

【4】消臭スプレー

消臭スプレーを使用するときは、犬への安全性を確かめてから使うようにしましょう。天然由来の成分であれば、万が一犬が舐めてしまっても安心です。また香りが強すぎる香りだと犬に負担をかけてしまうので、自然な香りのグリーン系やハーブ系がおすすめです。

【5】トイレのこまめな取り換え

犬の排泄物のニオイは、専用のトイレシートをこまめに交換することが消臭に効果的です。尿や糞を放置しておくとニオイ成分が飛散し、近くのカーテンやカーペットに付着するため、できる限り早めに替えましょう。

トイレシートを頻繁に替えられない場合は、脱臭や消臭効果のある商品もあるので活用してもいいですね。

適切なニオイ対策で愛犬も飼い主も快適な生活を

タオルで拭かれている犬

今回は犬臭い原因と対策についてご紹介しました。ニオイを放置しておくと病気を引き起こす可能性もあるため、日頃の観察やケアが大切です。

掃除や消臭グッズを活用して、犬や飼い主がお互いに快適に過ごせるようにしたいですね。

ずーこ

この記事のライター

ずーこ

動物全般が大好きで現在は猫を飼ってます!犬もだいすきなのでpetanでは犬に関する様々な情報を発信していきたいと思います!!

関連するキーワード

カテゴリー

人気記事ランキング

Petan独自調査

獣医師監修記事

おすすめ記事

人気のキーワード