シュナプーってどんな犬?海外ではシュヌードルとも呼ばれてる!愛くるしい甘えん坊に注目
シュナプーは「シュヌードル」と呼ばれることもあるアメリカで大変人気の高いミックス犬です。ミックス犬とは、種類の異なる純犬種をかけ合わせて生まれた犬のことを指します。かけ合わせた犬種の特性によって、個性の溢れる外見や性格を持っていて根強い人気があります。英語圏での交配の歴史が比較的長いシュナプー(シュヌードル)ですが、今回はそんなシュナプーの性格・体型・被毛の特徴などをご紹介します。
シュナプーは何と何のミックス犬?
シュナプーは何と何のミックスの犬種かご存知でしょうか?シュナプーは、ミニチュアシュナウザーとトイプードルのかけ合わせで生まれたミックス犬です。シュナはミニチュアシュナウザー、プーはトイプードルです。シュナプーは、特に英語圏ではシュヌードルやプーシュナなどとも呼ばれています。まず、それぞれの犬種の特性を見ていきましょう。
ミニチュアシュナウザー
おじいさんのような長いまゆ毛と口ひげがチャームポイントのミニチュアシュナウザーはドイツ原産の犬種です。人懐っこく、好奇心旺盛で、穏やかな性格をしています。筋肉質な体型の小型犬で、体重約4~8㎏、体高は約30~35㎝くらいです。JKCの犬種別犬籍登録頭数では2012年から10位以内にランクインしており、その人気が伺えます。
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トイプードル
トイプードルはぬいぐるみのような愛らしい姿に加え、賢くしつけやすいところや抜け毛が少ないなどの理由から人気を博しており、JKCの犬種別犬籍登録頭数では2008年から1位をキープし続けています。クルクルの巻き毛は、クマのようなテディベアカットやアフロ、ブーツカットなど、様々なカットスタイルを楽しむことが可能で、カットスタイルによって印象がガラッと変わるところも人気の理由の1つでしょう。体重は約3~5kg、体高は約25~28㎝で小型犬に分類されます。
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シュナプーのサイズと体型
小型犬同士のミックスであるシュナプーはどのくらいのサイズ感なのでしょうか?
シュナプーの体重・体高
ミックス犬は個体差が大きくなるため一概には言えませんが、体重は約3~6㎏、体高は約30~40㎝ほどが1つの目安となるようです。
体型は筋肉質でスリム
シュナプーは、シュナウザーの筋肉質なところと、トイプードルの長い足にスリムな体型の両方の特性を合わせ持っています。顔はがっちりとした太めの口先に、頭の上の方についたたれ耳であることが多く、外見はシュナウザーの特性が強めに出る傾向があるといえるかもしれません。
ただし、どちらの要素を強く受け継ぐかによって異なるので、トイプードル寄りの外見になることももちろんあるでしょう。
シュナプーの飼い方|被毛の特徴とお手入れ方法
シュナプーの被毛には、どんな特性があるのか見ていきましょう。
毛色は豊富
トイプードルはレッドやアプリコット、ブラックなどの単色の毛色、シュナウザーはソルト&ペッパーやブラック&シルバーなどの複数の色が混ざった毛色を持つため、シュナプーの毛色にはたくさんの種類があります。
抜け毛は少なめ
ミニチュアシュナウザーはダブルコート、トイプードルはシングルコートなので、どちらの要素を受け継ぐかによって異なりますが、トイプードルの要素を強く受け継いだ場合、シングルコートなので抜け毛は少なくなります。くるくるとカールした柔らかい被毛はもつれたり毛玉になりやすい性質があるので、根元までしっかりとブラッシングを行いましょう。
また、ダブルコートであるミニチュアシュナウザーの要素を受け継いだとしても、ミニチュアシュナウザーは抜け毛が少ないと言われているので、大量の抜け毛に悩まされるということはあまりないと言えます。
トリミングサロンには行くべき?
シュナプーは絡まりやすい毛質をしていることが多いと言われているので、日々のブラッシングでもつれや毛玉ができないようにすることはもちろん重要ではありますが、ミニチュアシュナウザーもトイプードルも定期的なトリミングが必要な犬種のため、どちらの特徴を受け継いだとしてもトリミングサロンでカットしてもらうのがおすすめです。
頻度はその子の状態にもよりますが、月に1回程度が目安になるでしょう。
シュナプーの飼い方|性格に合わせた関わり方
シュナウザーとトイプードルの特性を引き継いでるシュナプーは、どんな性格の子が多いのでしょうか?普段の運動やしつけのポイントを簡単にご紹介します。
人懐っこく遊び好き
シュナプーは、トイプードルの人懐っこい性格やシュナウザーの遊び好きなところを引き継いでいる子が多いです。運動量が足りていないとストレスの原因となるので、毎日のお散歩は欠かさないようにしてください。たまにはドッグランに連れて行ってあげると喜ぶでしょう。
運動不足は肥満になったりストレスが溜まるほか、吠える噛むなどの問題行動の引き金ともなり兼ねないので、1日2回、1回あたり30分程度のお散歩をしてみて、愛犬の様子を見ながら調整していくのがおすすめです。
警戒心が強い一面も
人懐っこい性格のシュナプーですが、警戒心が強い面が出ることもあります。社会化期にさまざまな経験をさせることで、警戒・恐怖心からくる吠え癖は抑制することができると言われているので、生後3~12週齢の間はいろいろな音を聞いたり、たくさんの人や犬と触れ合う機会を意識して設けるようにしてください。
とても賢い
ミニチュアシュナウザーもトイプードルもとても賢い犬種であり、シュナプーもその賢さを受け継いでいるとされています。素直さも相まってしつけやすいと言われていますが、賢さゆえに悪いことを覚えるのも早かったり、甘やかしてしまうと言うことを聞かなくなってしまうケースもあるので、しつけには一貫性を持たせるようにしましょう。
特に子犬のうちは愛くるしさや「まだ子犬だし・・」という気持ちから、ついつい甘やかしたくなってしまいますが、ダメなことはダメとメリハリをつけて関わることが大切です。
シュナプーは甘えっ子なミックス犬
ミニチュアシュナウザーとトイプードルから生まれたシュナプーは、抜け毛が少なく、甘えっ子なところを持った、愛らしいミックス犬です。どちらの親犬の特性が出ても、穏やかでよきパートナーとしての素質を兼ね備えた犬になってくれることでしょう。
ただし、愛犬と良い関係を築くには信頼関係の構築が重要です。子犬のころからしっかりとしつけ、よくコミュニケーションをとり、家族として絆を育んでいくことで、きっとたくさんの幸せを運んでくれるはずです。
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この記事のライター
YuriChan
チワワの「ちゃん」君と暮らすドッグライター。ちゃん君と実際に行ってみた「犬とのお出かけ情報」や、アンケート結果を基にしたPetan独自調査記事などを中心に書いています。犬商品の企画開発やプロモーションも行っています。
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