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愛犬が突然走り出す!「パグ走り」の理由ってなに?

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普段はまったりしている愛犬が、何の前触れもなく全速力で走り出して驚いた経験はありませんか?急に狂ったようにダッシュする姿を見て、何事かと心配になってしまう方も多いと思います。実はこの行動自体は犬ではよく見られるものです。しかし、なぜ唐突にこのような行動をとるのか気になりますよね。そこで今回は突然猛ダッシュする「パグ走り」について、その理由やパグ走りをしているときに飼い主さんがとるべき行動についてご紹介します。愛犬の謎の行動の理由を知りたい方や走り回っているときにどうしたらいいか分からないという方はぜひ参考にしてみてくださいね。

愛犬が突然走り出す!「パグ走り」の理由ってなに?
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目次

  1. 「パグ走り」とは
  2. 「パグ走り」をする理由ってなに?
  3. パグ走りをしているときの注意点は?
  4. パグ走りは基本的には心配する必要ナシ!

「パグ走り」とは

パグ走り

「パグ走り」とは、パグが突然興奮し、我を忘れたかのように全力で走り回る行動を指す言葉です。他にもソファに飛び乗ったり、同じ場所をぐるぐると回ったりすることもあり、これらの行動を英語では「zoomies(ズーミー)」と呼びます。

年齢、犬種、性別問わずどんな犬でも起こりますが、特にパグに顕著であることから日本では「パグ走り」と呼ばれるようになったようです。

ズーミーは溜まったエネルギーの爆発・解放によるものだとされており、楽しい気分・嬉しい気持ちの表れだと言われているので、ほとんどの場合は心配要りません。通常は数分でおさまります。

「パグ走り」をする理由ってなに?

パグ走り

パグ走り(ズーミー)は多くの犬に見られる行動であり、珍しいことではありません。そのため、愛犬が急に走り出して困惑した経験のある飼い主さんは多いと思います。では、なぜ犬はパグ走りをするのでしょうか?その行動に至る背景にはいくつかのきっかけが要因として挙げられます。詳しく見ていきましょう。

エネルギーの発散

長時間の留守番の後や運動量が足りていないと、犬は有り余った体力・エネルギーを発散しようと走り回ることがあります。梅雨でお散歩が十分にできていない日や、遊ぶ時間が少なかったときなどに見られることが多いです。この場合は、一緒に遊ぶ時間を増やしたりお散歩の時間をしっかりと確保することでおさまるかもしれません。

楽しいとき・嬉しいとき

他の犬と遊んでいるときや、飼い主さんが帰ってきたときなど、楽しい気持ちや嬉しい気持ちが爆発して思いっきり走り回ってしまうことがあります。また、大好きなごはんタイムの前にはテンションが上がって興奮状態になり、家の中を走り回ったり同じ場所をぐるぐる回ったりする子は少なくないようです。

ストレス解消のため

シャンプーやブラッシング、爪切り、歯磨きなど、犬にとってストレスを感じるお手入れをしたあとや動物病院での健康診断、予防接種などで緊張状態が続いたあとにはストレスを発散しようとして走り回ることがあります。

解放感から

大きめの公園やドッグランに行ったときに広い空間にテンションが上がって走り出すことがあります。また、排泄後、身体が身軽になりすっきりした気分から全力で走り回ることもあります。

パグ走りをしているときの注意点は?

パグ走り

どのようなタイミングでパグ走りをするか分からないこともあれば、だいたい〇〇のあとに暴れまわる、と予測できるケースもありますが、愛犬が我を忘れたかのように走り回っているときには、飼い主として気をつけなければいけないこともあります。注意点をチェックしておきましょう。

怪我をしないように注意しよう

パグ走りをしているときは興奮状態のため周りを気にせず走り回りますが、机の脚や角、割れ物が飾ってある棚などにぶつかったり、ぶつかった拍子に物が落ちてきて当たって怪我をしてしまう可能性があり危険です。

また、床がフローリングの場合には滑って転んでしまい、骨折や脱臼、関節炎などを引き起こしてしまうことも考えられます。

怪我をする恐れのある家具は移動する、滑りにくいマットを敷くなどの対策をしましょう。愛犬がどのタイミングでパグ走りをするのかなんとなく分かるという場合には、危険性が少ない部屋に移動するのも1つです。

周りの人や車などにも気を付けて

パグ走りは室内だけでなく外で起こることもあります。急に走り出したことでリードを離してしまった場合、道路や線路に飛び出して轢かれてしまったり、他の人や犬を怪我させてしまう可能性も0ではありません。

興奮状態の犬は呼び戻しがうまくいかないこともあるので、事故やトラブルを防ぐためにも、首輪とハーネスを両方使って万が一どちらかが外れてしまっても対処できるようにしたり、手を離してしまう心配がなく、急な引張にも対応できる腰に巻くタイプのリードや肩からかけられるタイプのリードを使うことも検討しましょう。

興奮しすぎないようにコントロールする

パグは短頭種のため、興奮しすぎると呼吸がしづらくなるという特徴があります。特に暑い日は呼吸がうまくできなくなると熱中症のリスクが高まり危険です。パグ走りをしている途中で呼吸が激しくなっていたり、疲れている様子が見られたらクールダウンのため「おすわり」や「伏せ」のコマンドで落ち着かせてあげましょう。

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パグ走りは基本的には心配する必要ナシ!

パグ

パグ走りは、パグをはじめすべての犬で見られる行動で、その理由はポジティブであることが多いです。突然走り出したり、激しく回転するなどの行動が見られたら心配になってしまいますが、病気ではないので落ち着くまで怪我をしないように見守ってあげましょう。

ただし、パグ走りが頻繁に見られる場合は運動不足やストレスが原因となっているかもしれません。また、痛みやかゆみなどの不快感から逃れるために走り回っていたり、てんかんの発作や脳の異常からくる行動の可能性もあります。

数分でおさまらない、明らかに様子がおかしいなどの場合にはどこか具合が悪かったり病気が隠れていることも考えられるので、すぐにかかりつけ医に相談してくださいね。

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choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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