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シワ・鼻ペチャ・大きな瞳が大人気!パグの基本情報をまとめて紹介します

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昨今のブサカワ犬ブームで一躍人気となったパグ。その人気ぶりは、2018年にパグ(8月9日)の日が認定されたほど。最近では、TVCMや有名タレントの愛犬としてマスコミへの登場も多い犬種でもあります。今回は、ユニークな表情が魅力的なパグの誕生の歴史から性格や特徴、育て方までを詳しくご紹介します。

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目次

  1. パグのルーツと特徴
  2. 気になるパグの性格について
  3. パグの飼育のコツ
  4. 魅力たっぷりのパグと過ごす楽しい時間

パグのルーツと特徴

パグ
carinakrammer

 シワシワの顔にクリクリした大きな瞳につぶれた鼻がなんとなく困り顔に見えるパグ。小型犬の中では大きいパグですが、トイプードルやチワワと同じトイグループに分類されている中国原産の犬種です。古くから上流階級の愛玩犬として可愛がられてきたパグの歴史や特徴についてご紹介します。 

パグの歴史

 古代の中国では皇帝の愛玩犬として、またチベットの寺院では番犬としてパグが飼われていました。

16世紀に入ると、オランダの貿易会社である東インド会社がパグをオランダに連れて帰ったことから、オランダ王室のマスコット的存在となったのです。また、ヨーロッパ各地でもパグが飼われるようになり、イギリス王室はじめ多くの上流階級の人々から人気を集めました。フランスの皇帝ナポレオンの妻ジョセフィーヌやマリー・アントワネットからも愛されたことが記録に残っています。

19世紀にアメリカに渡ったパグは、当時、小型犬が少なかったアメリカでも人気の犬種となり、1885年AKCに登録されました。その後ドッグショーで注目を浴びたパグは、1900年代に日本へと渡ってきたと言われています。

パグの特徴

 パグという名前は、その顔が握りこぶしに似ていることから、「こぶし」という意味を持つラテン語の「パグナス」に由来していると言われています。その名の通り、握りこぶしのようながっしりとした四角いしわくちゃな顔が特徴のパグ。ここでは、パグの体型や被毛に関すること、かかりやすい病気について詳しくご紹介します。 

体型、体質

 パグは小型犬に分類されていますが、その中で最も大きなカラダを持つ犬種です。スクエアで小さなボディながら筋肉質で、しわくちゃの大きな顔にはまるで黒いマスクをしているようなフェイスマスクと大きな瞳、潰れたような鼻、小さく折りたたまれた耳が特徴です。また、長い足とくるっと巻いた尻尾もパグの特徴の一つです。体高は23〜28cm、体重は6〜8kgが標準のサイズです。 

毛色、被毛、抜け毛

 毛色は、シルバー、アプリコット、フォーンまたはブラックがスタンダードとされ、耳、顔などのマーキングは黒いほどいいとされています。街で見かけるパグは、フォーンまたはブラックがほとんどだと思います。手触りが滑らかで短毛のパグですが、ブラックはシングルコート、フォーンはダブルコートと被毛のタイプが違います。どちらも換毛期には、大量の抜け毛が出ることでも知られています。そのため、換毛期には、丁寧なブラッシングは必須です。 

寿命、かかりやすい病気

 パグの寿命は平均すると13〜15歳と多くの小型犬と変わりませんが、その独特の外観からかかりやすい病気があります。特に、短頭種特有の呼吸器の病気には注意が必要です。短頭種は、通常の犬に比べマズルが短く、呼吸がしにくいことが特徴です。そのため、短頭種気道症候群、鼻腔狭窄、軟口蓋過長症といった呼吸器に関する病気にかかりやすく、ひどいいびき、ハァハァと息苦しそうな息づかいをしていないか常に注意することが大切です。気道が狭いことから、お散歩には首輪ではなくハーネスを使用して軌道に負担がかからないようにしましょう。また、熱中症にかかりやすいので、暑い日の外出は避けることをおすすめします。

この他にもパグには、死に至るケースもあるパグ脳炎(壊死性髄膜脳炎)という原因不明の病気があります。これは、生後6ヶ月から3歳という若い年齢に発症することが多く、治療法はまだ確立されていません。少しでも様子がおかしいと感じたら、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

呼吸器の病気以外にも、大きな瞳は、角膜潰瘍、ドライアイといった目の病気にかかりやすいので注意が必要です。さらに、多くのシワがある顔は皮膚炎を発症しやすく、常に清潔を保つことが大切です。また、遺伝疾患として股関節形成不全も多く報告されています。

気になるパグの性格について

パグ
CalculaPR

 フランスではカルリン(Carlins)、オランダをはじめとするヨーロッパの多くの国ではモップス(Mops)と呼ばれ、世界的に人気のあるパグ。日本でもブサカワ犬として人気急上昇中です。パグの魅力は、都会の集合住宅や子供がいる家庭でも比較的飼いやすいところ。パグのどんなところが飼いやすいと言われるのでしょうか。ここでは、パグの性格についてご紹介します。

陽気でエネルギッシュでもあり、大胆で無邪気

 パグは、筋肉質で逞しいカラダの持ち主です。攻撃性もなく陽気な性格から、小さな子供とも上手に遊ぶことができます。多くの運動量は必要としませんが、探究好きなパグのために自然の中へ連れ出してあげることをおすすめします。また、室内でも飼い主の後をついて回るほど、飼い主に対して深い愛情を抱き、成犬になっても飼い主と遊びたがる無邪気な一面もあります。

落ち着いた性格

 パグは、人間にとって最良のパートナードッグとなるために、性格、容姿ともに古代より改良が重ねられてきた犬種です。そのため、飼い主のそばにいることが大好きで、また飼い主の喜ぶ顔を見ることも大好きです。他の犬種に比べ、子犬の頃から落ち着いた性格で、訓練も難しくありません。ただし、頑固な一面やわがままな面を持ち合わせているので、可愛いからといって甘やかしてしまうと、言うことの聞かない問題犬に発展する可能性があります。 

パグの飼育のコツ

パグ
Katrinbechtel

 表情豊かで、忠誠心の高いパグは、初めて犬を飼う人にも理想の犬種だと言われています。ここでは、そんなパグと暮らすために知っておきたいポイントについてご紹介します。 

しつけ

 しつけの入りやすい犬種として上位にランキングされるパグですが、他の犬種と同じように仔犬期にきちんとしつけをすることが大切です。可愛いからといって甘やかしてしまうと、頑固な面が出てしまいます。パグは、褒めて伸びるタイプなので、褒めながらのしつけがおすすめです。 

ケア

 シワシワの顔とヒダのあるカラダがパグの特徴です。このシワやヒダのお手入れを怠ると、皮膚炎や感染症を起こしてしまうため、毎日、濡れたタオルや犬用のウエットティッシュなどでシワやヒダの中の皮膚を拭いて清潔を保つ必要があります。3週間に1度程度、定期的にシャンプーをしてあげましょう。また、抜け毛が多いので毎日のブラッシングも忘れずに行ってください。 

環境

 多くの運動量を必要としないパグは、都会の集合住宅でも飼うことが可能で、小さい子供や高齢者とも一緒に生活することができます。室内で飼うには最適のパグですが、暑さや寒さにとても弱い犬種です。特に、熱中症にかかりやすい体質のため、夏はもちろんの事冬でも気温管理には十分気をつけましょう。 

運動

 パグは、1日20〜30分程度のお散歩で十分な犬種です。エネルギッシュで遊び好きな一面があるため、ついつい長時間遊ばせてしまいがちですが、ハァハァと呼吸が苦しそうにパンティングを始めたらすぐに休憩させるか、家に連れて帰りましょう。また、パグは自分で体温調節ができにくい犬種のため、夏の暑い時間の外出は禁物です。 

魅力たっぷりのパグと過ごす楽しい時間

パグ
corinaselberg

 パグといえば、シワと鼻ペチャ、大きな瞳が特徴の犬種ですが、祖先犬は鼻ペチャではなかったことがわかっています。 しかし、世界的なブサカワ犬ブームで、無理な繁殖や間違った繁殖が行われ、鼻ペチャが加速しているパグ。鼻ペチャと言えば聞こえは可愛いのですが、可愛さを優先するあまりに、人間の身勝手な考えで犬という動物としてはありえないカラダの構造に改良されていることも事実です。

最近では、パグの健康を心配した一部のブリーダーによって鼻ペチャすぎないパグを育種しようという試みも始まっています。飼い主が大好きで、表情が豊か、いつもそばにいたい、パグの魅力は数え上げたらきりがありません。多くの身体的問題点を抱えているパグですが、細かい観察とこまめなケアでいつまでも健康で過ごせるようにしてあげてください。

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komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

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