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パグのしっぽはどんな形?しっぽを観察して愛犬の気持ちを読み取ろう

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ぺちゃ鼻が印象的なパグですが、「しっぽはどんな形?」、「どんなときに動かしてる?」と聞かれると具体的に思い出せないという人もいるのではないでしょうか?犬の気持ちは仕草や表情、耳の動きだけでなく、しっぽにも表れます。愛犬の気持ちを適切に読み取りコミュニケーションを取ることは信頼関係の構築に役立つため、日頃から愛犬の様子をよく観察することが大切です。そこで本記事ではパグのしっぽについてその形や、しっぽの状態から読み取れる犬の気持ちについてご紹介しようと思います。

パグのしっぽはどんな形?しっぽを観察して愛犬の気持ちを読み取ろう

目次

  1. パグのしっぽの形について
  2. しっぽの形にはどんな種類があるの?
  3. しっぽの動きで愛犬の気持ちが分かる?
  4. しっぽをあまり動かさない子もいる
  5. しっぽの動きにも注目してみて

パグのしっぽの形について

パグ しっぽ

鼻ぺちゃ犬とも呼ばれるパグは、愛嬌のあるお顔が魅力の1つですよね。豊かな表情や人間のような仕草からパグという犬種の虜になる人も多く、1度一緒に暮らしたら他の犬種では満足できないと言われることもあります。

そんなパグですが、しっぽに注目したことはありますか?お顔が特徴的なため、飼い主さん以外の方でしっぽをよーく観察したことがあるという人は意外と少ないのではないでしょうか。

犬のしっぽにはさまざまな形があり、同じ犬種でも多少形に違いが出ることも珍しくありません。そのため、場合によっては他の形に分類されることもあります。

パグの場合は、くるんと巻かれた「巻き尾」または、らせん状に巻かれた「スクリューテイル」です。

柴犬や秋田犬なども巻き尾ですね。巻き尾は山野を走り回っても木の枝などにあたりづらいため、怪我をしにくいように巻き尾になったのではないかという説がありますが、その一方で、以前は狼のような太刀尾が巻き尾になったのは人と一緒に暮らすことで筋力が低下したためという説もあるようです。

くるんとお尻の上に巻かれたしっぽは排泄物で汚れにくく、肛門回りの通気性がよいため、衛生的だと言われています。

しっぽの形にはどんな種類があるの?

パグ しっぽ

ここでは犬のしっぽの形の一例をご紹介します。代表的な犬種もあわせてご紹介しますが、その子のしっぽの形によっては別の形に分類されることもあるので、参考程度に留めてくださいね。

垂れ尾

垂れ尾

■代表的な犬種

  • シベリアンハスキー
  • ジャーマンシェパード
  • セントバーナード

フォックスブラッシュ

フォックスブラッシュ

■代表的な犬種 

  • シェットランドシープドッグ
  • ラフコリー

巻き尾(カールドテイル)※

巻き尾

■代表的な犬種 

  • 柴犬
  • 秋田犬
  • アラスカンマラミュート
  • チャウチャウ
  • バセンジー

※巻き尾は巻き方(形状)によって「右巻き・左巻き」、「右二重巻き・左二重巻き」、「半巻き」、「車巻き」、「差し尾・半差し尾」、「太刀尾」に分けられます。 

差し尾

差し尾

■代表的な犬種

  • 甲斐犬
  • 四国犬
  • 紀州犬

立ち尾(フラッグポールテイル)

立ち尾

■代表的な犬種

  • ビーグル
  • スコティッシュテリア

サーベル尾

サーベル尾

■代表的な犬種 

  • ビーグル
  • ミニチュアピンシャー
  • バセットハウンド

オッターテイル

オッターテイル

■代表的な犬種

  • ラブラドールレトリバー

鞭尾(ウィップテイル)

鞭尾

■代表的な犬種

  • ダルメシアン
  • イングリッシュポインター
  • ミニチュアブルテリア

カギ尾(フックテイル)

カギ尾

■代表的な犬種

  • グレートピレニーズ
  • ブリアード

屈曲尾(クランクテイル)

クランクテイル

■代表的な犬種

  • スタッフォードシャーブルテリア

鎌尾(シックルテイル)

鎌尾

■代表的な犬種

  • チワワ
  • ミニチュアピンシャー

飾り尾(フラッグテイル・サーベルテイル)

飾り尾

■代表的な犬種

  • ゴールデンレトリバー
  • ミニチュアダックス
  • イングリッシュセッター
  • チャイニーズクレステッドドッグ

ファンテイル

ファンテイル

■代表的な犬種

  • ポメラニアン
  • ビションフリーゼ
  • ペキニーズ

リス尾(スクワーラルテイル)

リス尾

■代表的な犬種

  • パピヨン

ラットテイル

ラットテイル

■代表的な犬種

  • アイリッシュウォータースパニエル

リングテイル

リングテイル

■代表的な犬種

  • アフガンハウンド

キンクテイル

キンクテイル

■代表的な犬種

  • フレンチブルドッグ

スクリューテイル

スクリューテイル

■代表的な犬種

  • パグ
  • ブルドッグ
  • ボストンテリア

ボブテイル

ボブテイル

■代表的な犬種

  • オーストラリアンシェパード
  • ウェルシュコーギーペンブローク
  • オールドイングリッシュシープドッグ

しっぽの動きで愛犬の気持ちが分かる?

パグ

犬のしっぽには、走っているときや旋回するときに体のバランスを取ったり、寒さから身を守ったり、自分の気持ちを相手に伝えたりと、さまざまな役割があります。しっぽに表れる愛犬の気持ちを知るにはまず、普段のしっぽの状態を把握しておきましょう。いつもより垂れ下がっている、位置が高いなど、いつもの様子と比べることで、今どんな気持ちなのかを判断することができます。

しっぽを上げ、ぶんぶん振っている

犬が喜んでいるときや嬉しいときに見られるしっぽの動きとしてよく言われるのが、「ぶんぶんとしっぽを振っている」様子ですよね。ごはんやおやつをあげる前、飼い主さんが帰宅したときなどに見られることが多く、SNSでもよく投稿されているのでイメージしやすいと思います。

大きくしっぽを振るのと同時に腰をくねらせる様子が見られた場合には、甘えていると考えられているので、愛犬がしっぽを振りながら近づいてきたときには腰の動きにも注目してみてください。

ただし、しっぽを大きく振るのは嬉しい気持ちの表れである一方、興奮しているときにも見られるため、一見喜びの反応に見えても実は怒っているというケースもあり注意が必要です。「しっぽを振っている!触っても大丈夫そう!」と判断して触ろうとしたら威嚇された、噛まれてしまったという実際にトラブルも起きています。

特に、しっぽを高くあげ、小刻みに振っているときには警戒や不快感を表していると言われることもあるため、しっぽだけではなく、犬の表情や姿勢などもあわせて確認することが大切です。

力が抜けていて、ゆったりと左右に振っている

しっぽの位置が極端に高くも低くもなく、ニュートラルな位置で左右にゆらゆらと揺れている場合は、リラックスしているようです。

表情にも緊張感がなければ落ち着いている状態だと言えるでしょう。

まっすぐにピンと立てている

しっぽに力が入り、ピンと立っている状態は緊張状態で、周りを警戒しているときに見られます。見知らぬ人や犬が近くにいたり、聞きなれない音が聞こえたりというような場面で見られることが多いです。

また、しっぽを立てることで体を大きく見せ相手を威嚇してるときや、自信の表れからもこのような様子が見られると言われています。

反対に、興奮していたり、他の犬を遊びに誘うときにもしっぽをピンと立てることがあるようです。

しっぽに元気がなく垂れ下がっている

悲しいと感じているときやしょんぼりしているときには、しっぽが力なく垂れ下がっている様子が見られることがあります。

しっぽを下げ、足の間に巻き込んでいる

極度の恐怖を感じていたり怯えているときには、しっぽが垂れ下がるだけでなく、足の間に巻き込む様子が見られます。

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しっぽをあまり動かさない子もいる

パグ
jcgellidon Unsplash

犬の感情は耳やしっぽに表れやすいですが、中にはあまりしっぽを動かさない子もいます。もともと感情表現が苦手で動かさないということもあるので、愛犬がしっぽを振らないからといって必ずしもつまらない、嫌い、などのネガティブな意味があるとは限りません。その場合には耳や鳴き声、表情や行動などから愛犬の気持ちを読み取るようにしましょう。

しっぽを動かさない理由はさまざま

犬はよくしっぽを動かすイメージがありますが、感情表現が苦手というほかにもさまざまな理由からしっぽを動かさないことがあります。

例えば、日本犬は洋犬と比べてあまりしっぽを振らないと言われることが多いです。これは、洋犬が比較的フレンドリーであることが多い一方で、日本犬が主人にしか懐かないことや、単純にしっぽの形が動かしにくいことが関係しているのではないかと考えられています。

子犬の場合、まだ幼いことからしっぽを使っての感情表現がうまくできない可能性もあるようです。反対に、シニアの場合はしっぽを動かす筋肉が衰え、しっぽを振らなくなるケースもあります。若いときと比べてあまりしっぽを振らなくなったという場合には、筋力の低下によるものだと考えられるでしょう。

また、本人(犬)は思いっきり振っているつもりでも、しっぽの動きが分かりにくいこともあります。よく観察してみると意外と動かしている様子を見ることができるかもしれません。

しっぽを振る振らないはその子の個性でもあるので、うちの子は全然しっぽを振らないから好かれていないのかも・・と思わず、愛犬からのその他のサインを見逃さないようにし、コミュニケーションをとることが大切です。

しっぽの動きにも注目してみて

パグ

言葉を話すことができない犬は、さまざまなサインを出してわたしたちに自分の気持ちを伝えようとしてくれています。感情が分かりやすい子もいれば、中にはちょっぴり分かりづらい子もいるので、普段から愛犬の様子をよく観察して、しっかりと愛犬の気持ちを受け止めてあげたいですね。

パグは愛嬌がある性格をしていますが、だからと言ってしっぽをすごく動かすというわけでもありません。中にはごはんの前や飼い主さんが帰宅したときに、喜んでいるようには見えるけれどしっぽを振らないことから、不安になってしまう飼い主さんもいるようです。

もしも愛犬がしっぽを振ってくれなくても、普段の表情や行動を見ていれば、飼い主さんにたくさんの愛情を向けてくれていることが分かるはず。個性だと捉えて、これからも絆を深めていきましょう。

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choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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