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ポメラニアンの被毛はカットしない方がいいの?メリット・デメリットと自宅でのお手入れ方法

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ポメラニアンはカットしなくても問題のない犬種ではありますが、たくさんのカットスタイルが存在しますよね。ふわふわしている印象が強いポメラニアンが短いスタイルをしていると、ガラッと雰囲気が変わるので飼い主さんたちに人気です。しかし、短くカットすることは被毛や皮膚のトラブルを引き起こしてしまうことがあります。今回は、ポメラニアンをカットするメリット・デメリットと、自宅でカットする際のやり方についてご紹介します。

ポメラニアンの被毛はカットしない方がいいの?メリット・デメリットと自宅でのお手入れ方法
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目次

  1. ポメラニアンはカット不要の犬種
  2. ポメラニアンの被毛をカットするメリットは?
  3. ポメラニアンの被毛をカットするデメリット
  4. 部分的なカットは自宅でできる?
  5. ポメラニアンは部分的なカットがおすすめ!

ポメラニアンはカット不要の犬種

ポメラニアン

ポメラニアンはある程度の長さで被毛の成長が止まるダブルコートの犬種であるため、基本的にはカットが必要ない犬種になります。

被毛のカットはしなくても問題はありませんが、毛玉ができやすく汚れや虫なども巻き込みやすいので、なるべく毎日のブラッシングと定期的なシャンプーが必要です。

部分的なカットはおすすめ!

全体的な被毛のカットは不要ではあるものの、足裏や耳周り、お尻周りなどの部分的なカットは怪我や病気を予防したり清潔に保つためにも効果的になります。

■足裏

足の裏の被毛が伸びていると、滑り止めの役割がある肉球が隠れてしまうのでフローリングで滑りやすくなってしまいます。ポメラニアンは骨が細いので、ちょっとした衝撃でも骨折や脱臼してしまうリスクが高いです。こまめにチェックして、伸びていたらカットしてあげましょう。 

■耳

ポメラニアンは立て耳なので垂れ耳の犬種と比べると通気性がいいように思えます。しかし、ポメラニアンは耳周りにも被毛が豊富です。そのため、耳の中が蒸れやすく、外耳炎を引き起こしてしまうことがあります。抜いたり極端に短くする必要はありませんが、耳の穴が覆われているくらい被毛が生えている場合は、少しだけカットしてあげることで病気の予防に繋がります。

■お尻周り

お尻周りの被毛が長いと排泄物が付着してしまうことも多いです。そのため、お尻周りだけ少し短めにカットすると、汚れにくくお手入れもしやすくなります。

ポメラニアンの被毛をカットするメリットは?

ポメラニアン

ポメラニアンは被毛のカットをしなくてもいいとお話ししました。しかし、色々なカットスタイルを楽しんでいる飼い主さんが多いのも事実ですよね。ここでは、ポメラニアンの被毛をカットするメリットをご紹介します。

1.お手入れが楽になる

夏によく見かけるサマーカットは本来の被毛の長さよりも短くすることを指します。お手入れが楽になることや、見た目が涼しくなるという理由から飼い主さんに人気です。被毛が短くなることでブラッシングやシャンプー、ドライヤーの時間が短縮されるので、犬の負担も軽くなります。

しかし、被毛を短くしても抜け毛の量は減りません。涼しそうという理由で行われることが多いですが、被毛を短くしても涼しさは変わらないという意見もあります。

2.蒸れにくくなる

ダブルコートの犬、特にポメラニアンはアンダーコートの密度が高いので蒸れやすいです。皮膚が蒸れてしまうと皮膚炎などのトラブルの原因になるため、高温多湿になる梅雨の時期には特に注意が必要ですが、被毛が短くカットされることで通気性が良くなり皮膚が蒸れにくくなると言われています。

また、被毛が短くなることで皮膚の異常に気がつきやすくなるというメリットもあります。

3.オシャレを楽しめる

ポメラニアンは被毛の量が豊富なので、さまざまなカットスタイルを楽しむことができます。短くすることで、一見ポメラニアンには見えない姿に変身することができるのも魅力の1つと言えるでしょう。

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ポメラニアンの被毛をカットするデメリット

ポメラニアン

ポメラニアンの被毛をカットすることで上記のようなメリットがあることが分かりました。次に、デメリットとして挙げられることをご紹介します。

1.被毛が伸びなくなることがある

ポメラニアンは被毛を短くしすぎると生えてこなくなる可能性があります。ダブルコートの犬種はアンダーコートとオーバーコートが生えており、それぞれ伸びるスピードも抜ける時期も異なるので短くしてしまうと綺麗に生え揃うまでに長い時間がかかることがあるのです。

2.毛質が変わる可能性

短くカットすることで毛質が変わってしまうことがあると言われています。原因は分かっていませんが、バリカンの熱や振動による刺激が毛穴にダメージを与えている可能性があると考えられているようです。

また、毛質が変わるだけではなく部分的に脱毛してしまう恐れもあります。

3.被毛が短いことで防御力が下がる

オーバーコートは紫外線や虫など外部の刺激から皮膚を守り、アンダーコートは保温の役割を持っています。カットすることで皮膚を守っている被毛が短くなるので、皮膚トラブルを引き起こしたり風邪を引きやすくなると言われています。

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部分的なカットは自宅でできる?

ポメラニアン

「ついこの前トリミングサロンでシャンプーだけしてもらったけど、足裏やお尻周りの被毛の伸びが気になる・・」、「一部分なら自分でカットしたい」という飼い主さんもいらっしゃると思います。ここでは、自宅でカットする際に必要な道具やカットの方法をご紹介します。

■必要な道具

  • コーム
  • ハサミ(先が丸くなっているタイプだと◎)
  • バリカン

■カットのやり方|足裏

  1. 愛犬が動かないようにしっかり保定します。
  2. 暴れてしまう場合、肉球が傷ついてしまう可能性があるので、可能であれば2人がかりが良いでしょう。押さえつけるのではなく安心させてあげてください。
  3. カットする前にまずコームで毛の流れを整えます。
  4. 肉球や指と指の間の被毛をかきだして、カットする被毛を選定しましょう。
  5. バリカンをはじめて使うときは音や振動を警戒して嫌がる可能性もあるので、愛犬が音に慣れてから使うようにしましょう。
  6. バリカンで肉球に沿って刈っていきます。だいたいカット出来たら、ハサミで伸びている部分をカットすれば終わりです。

※カットする際はバリカンやハサミの刃で肉球を傷つけないように注意してくださいね。

■カットのやり方|お尻周り

  1. お尻周りのカットをする際にもまずはコームで梳かしましょう。毛玉がある場合は優しくほぐします。
  2. お尻周りはハサミではなくバリカンを使います。
  3. 尻尾をしっかり掴み、肛門付近にかかっている被毛をバリカンでカットします。 その際、外側に向かってバリカンを動かすようにしてください。
  4. 根元から刈ってしまうと肛門周りの被毛がなくなり目立ってしまうので、毛先をカットするようにします。
  5. ある程度被毛がすっきりしたら、ハサミで長い部分をカットしていきます。 被毛の長さがなじむように毛先から少しずつカットするようにしてください。

バリカンは同じところに何度もあててしまうと皮膚が赤くなってしまうことがあります。皮膚にあまり触れないように意識しつつ、サッと終わらせられるようになるのが理想です。音に慣れていないうちはバリカンの音に驚いて動いてしまうこともあるので、愛犬が急に動いたときにハサミやバリカンを落としたり、刃が愛犬に当たらないよう注意してください。

どうしても嫌がってしまいうまくできない・・という場合には無理せずプロの力を借りましょう。1度嫌な思いをしてしまうとやらせてもらえなくなることも多いので、初めはトリマーさんにお願いして、慣れてきたら自分でやってみるというのもおすすめです。

ポメラニアンは部分的なカットがおすすめ!

ポメラニアン

ポメラニアンの被毛を短くカットしたいのであれば、デメリットがあることを理解したうえで行いましょう。人気のカットスタイルは、あまりカットしていないように見えても、見た目が変わるほどとなるとけっこう切らないといけないようです。

そうすると、脱毛の可能性や毛質の変化などの懸念もあります。暑さ対策としてカットをしたいのであればトリマーさんに相談して、部分的に短く切ってもらうのがおすすめです。

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この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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