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闘犬と呼ばれるピットブルについて解説!ピットブルの歴史や育て方もご紹介

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ピットブルという犬種をご存知でしょうか?ゴツい体に怖い顔の闘犬種...というイメージを持っている方がほとんどだと思います。しかし意外と友好的で陽気な犬だという事はあまり知られていないかもしれません。ピットブルのことを知っていただくために、性格を理解したうえでの飼い方や、かかりやすい病気などの弱点まで、分かりやすく解説していきます。

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目次

  1. ピットブル誕生の歴史
  2. ピットブルの性格
  3. ピットブルの育て方
  4. ピットブルの被毛の種類と大きさ
  5. ピットブルの寿命とかかりやすい病気
  6. ピットブルと過ごす幸せな時間

ピットブル誕生の歴史

ピットブル
manfredrichter

 アメリカンピットブルテリアとも呼ばれるピットブルは、血統登録団体JKC(ジャパンケネルクラブ)とAKC(アメリカンケネルクラブ)での登録は認められておらず、雑種扱いになります。

アメリカンピットブルテリアという名前での登録が認められているのは、UKC(ユナイテッドケネルクラブ)とADBA(アメリカン・ドッグ・ブリーダーズ・アソシエイション)のみです。

最強の闘犬として誕生

 ピットブルの歴史は19世紀にまで遡ります。イングランド、アイルランド、スコットランドの愛犬家たちがブルドッグとテリアの交配を始めたのがピットブル誕生のきっかけです。 テリアの負けん気の強さとブルドッグの力強さを兼ね備え、「最強の闘犬」になることを期待されたと言われています。また、家畜を守る番犬や狩猟犬としても活躍してきました。

そういった歴史から現在では、危険犬種として飼育が規制されている国や地域もあります。 悲しい事故を防ぐためにも、各地域のルールを必ず確認し、十分に飼育ができる環境を整えてから、家に迎えることが推奨されます。

ピットブルの性格

ピットブル
JRMartins

 闘犬として戦ってきた歴史を持つピットブルですが、性格は意外にも明るく陽気な一面を持っています。社交的に育てれば家族以外の人や犬に警戒心を持つことも少ないでしょう。ピットブルの性格をよく理解し、飼育に活かすことが大切です。 

我慢強い、粘り強い一面も

 闘犬として交配された犬種なだけに、我慢強い性格をしています。その為、小さな子どもに耳やしっぽを引っ張られても動じずに付き合ってあげる子守り上手でもあります。

しかし、この我慢強さや粘り強さは闘犬として戦ってきたからこその気質とも言えるので、悪い方向へ働いてしまうと悲惨な事故に繋がりかねません。

常に穏やかな状態でいられるように、日々の運動としつけが大切になってきます。

忠誠心が強く、明るく陽気な性格

 ピットブルは非常に忠誠心が強く、信頼出来る飼い主さんの指示はしっかりと聞くことが出来ます。

その忠誠心は飼い主さんと犬の絆でもあり、正しい飼い方をすれば愛玩犬よりも飼いやすい犬種と言えるでしょう。

明るく陽気な性格はいつも家族を笑わせてくれます。飼い主さんが落ち込んでいればそっとそばに来て気遣いながら和ませてくれる犬です。

ピットブルの育て方

ピットブル
thjperry Unsplash

 ヨーロッパでは危険犬種とされており、闘犬としての気質が少なからず残るピットブルを育てるということは簡単ではありません。十分な運動をさせ、主従関係を結び、穏やかに過ごせるような努力が必要です。

それでは、ピットブルの育て方について詳しく解説していきます。

しつけ

 十分な運動をしているとしつけもスムーズにいきます。穏やかな犬をしつけるのと、興奮しやすい犬をしつけるのとではだいぶ差がありますよね。

しつけの際は毅然とした態度でピットブルに接するようにしましょう。短くはっきりとした言葉で指示を出します。

指示を出したら必ず指示通りの行動をするまで諦めずに向き合いましょう。よくあるのが「来い」と何度言っても来ないので途中で諦めてしまうパターンです。

途中で諦めるとピットブルは学習して指示をきかなくなります。いざという時の為にも、飼い主さんの指示は必ずきくようにしつけをしましょう。

環境

 ピットブルは屋外で飼育してしまうと、人や動物に対しての警戒心が強くなりすぎてしまう恐れがあるので、室内飼育が望ましい犬種です。

室内で飼育するメリットとして、気温や虫などの心配がいらないことで健康管理がしやすくなります。また、人と共に生活を共有することはピットブルの社交性にも繋がります。

ケア

 ピットブルは皮膚に関する病気を発症しやすいので、ブラッシングの際には抜け毛や掻き傷などがないかチェックをしましょう。 

運動

 ピットブルは運動量がとても多い犬種です。1日2回、出来れば1時間ずつの時間を取ることが望ましいでしょう。

運動量が足りなくなると引張りや無駄吠えが増え、興奮しやすい犬になります。

社交的なピットブルであれば、ドッグランを利用した運動も可能となりますが、 過去の歴史や性質から他のコとの不要なトラブルを避けるため、口輪の着用を促される場合もあります。 このように、ピットブルを飼育している場合は、他の犬種以上に、周囲の環境にも十分に配慮する必要があります。

筋肉質で重量がある犬種なので毎日しっかりと散歩をしていれば爪は自然とすり減りますが、こまめにチェックをして爪が伸びすぎないようにしましょう。皮膚を痛める原因にもなります。

ピットブルの被毛の種類と大きさ

ピットブル
pimnana

 ピットブルには、ショータイプ/ブリー(家庭)タイプ/闘犬タイプといった3つのタイプがあります。それぞれ体型が違うのが特徴で、ピットブルを知らない人には別の犬種にみえるかもしれません。

耳は猫のように三角の立ち耳のイメージがあるかと思いますが、これは闘犬として戦う際に強く見えるように断耳していた名残です。元々は短めの垂れ耳をしています。

ピットブルの被毛の特徴

 毛色は、黒・白・ブリンドルなど様々なカラーが認められます。

被毛は短毛なのでお手入れは楽です。抜け毛が少なそうに見えるピットブルですが、意外と抜け毛は多く短い毛が洋服にたくさん付いてしまうこともあります。

マッサージを兼ねて毎日のブラッシングで被毛を取り除くと良いでしょう。または洋服を着せるのもおすすめです。

ピットブルの大きさ

 体高:46cm~56cm

体重:18kg~36kgが標準となります。

体型はタイプによって異なり、ショータイプは筋肉隆々のゴツい体型、ブリータイプはやや体高が低く程よい筋肉質な体型、闘犬タイプは細身で引き締まった体型となります。

ピットブルは皮膚が弱い個体が多く、皮膚炎をはじめ食物アレルギーなどを発症しやすい犬種です。

また、体脂肪が少ないため寒さには強くなく、冬や寒い地域は最強の闘犬の弱点と言えます。冬場はフードの量を調整して痩せてしまわないように気を付けましょう。

ピットブルの寿命とかかりやすい病気

ピットブル
Queven

 ピットブルの寿命は8~15歳です。ピットブルのかかりやすい病気に皮膚炎があります。皮膚炎とはどのような病気なのでしょうか。症状や対処方法などを解説します。 

皮膚炎にかかりやすい犬種ピットブル

 皮膚炎にはアトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎も含まれます。発症する原因は様々で、食物の特定成分に反応して起こる場合や、虫刺され、ハウスダストなどがあります。外的要因だけではなく、ストレスでも皮膚炎を起こすことがあるので覚えておきましょう。

被毛が剥げている、掻き傷があるなどの様子が見られたら皮膚炎の疑いがありますが、皮膚炎は原因を突き止めることが難しいため病院で検査を受けても特定できないことが多くあります。

発症した場合は一生付き合っていく病気になりますが、出来る限り体質改善などで症状を緩和させてあげたいですね。

ピットブルと過ごす幸せな時間

ピットブル
thewrightmoment2016

 ピットブルを飼うということは簡単ではありませんが、飼い主さんが頼れるリーダーになり強い絆を作ることができれば、従順で愛情深いパートナーになってくれるでしょう。そのためにはまずは運動が第一です。問題行動で悩んでいる飼い主さんは多いと思います。しっかりと運動をさせて毅然とした態度で向き合い、穏やかな状態で飼育すれば問題行動も少なくなるでしょう。

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komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

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