【さいたま市】ペットと一緒に避難するには|ルールやマナーもチェック
地震や水害など、各地で起こっている災害のニュースを見ると、もしそのような被害にあったときにどのように行動すればよいのか、大切な家族の一員であるペットを守れるのか、不安になりますよね。
ここでは、さいたま市の避難所情報や避難所でのペットのサポート体制、避難する際のルール、用意しておきたい防災グッズについてご紹介します。
目次
さいたま市はペットと一緒に避難できる?
さいたま市では、災害時にペットと一緒に避難する「同行避難」が可能です。
さいたま市でペットと同行できる指定避難所は275カ所
さいたま市の指定避難所は、西区(24ヵ所)・北区(33ヵ所)・大宮区(27ヵ所)・見沼区(31ヵ所)・中央区(20ヵ所)・桜区(20ヵ所)・浦和区(28ヵ所)・南区(28ヵ所)・緑区(30ヵ所)・岩槻区(34ヵ所)、計275ヵ所で、原則として、全ての避難所がペットとの同行が可能です。
避難所情報は、記事配信時点の情報です。更新されていくものですので、定期的に市のホームページで最新の情報を確認しましょう。
避難所におけるペットのサポート体制は?
さいたま市の避難所におけるペットのサポート体制についてご紹介します。
ペットの避難ガイドラインはある?
さいたま市では、環境省ガイドラインや地域防災計画の内容を具体的に解説する「避難所におけるペット対応マニュアル」を作成しており、避難所でのルールなどについて示しています。
また、飼い主さんのための「ペットの災害対策」リーフレットも作成しています。リーフレットにはペットのプロフィールや健康情報などが記入できるので、必要事項を記入し、ペット用の防災グッズの袋に入れておきましょう。
一緒に避難できる動物に制限はある?
さいたま市で同行避難できる動物は、犬や猫、小動物などの愛玩動物です。大型の動物や危険な動物、特別な管理が必要となるような動物は、基本的に避難所での受け入れはできません。
緊急避難措置として一時的に受け入れることはありますが、速やかに移動する必要があるため、飼い主さんは日頃から受け入れ先を決めておきましょう。
災害備蓄品としてフードの用意はある?
フードや水、その他ペットを管理するために必要なペットシーツなどの資材は、原則として飼い主さんが用意します。災害が起きてから数日以降は、届けられたペット用の救援物資を活用しますが、災害の状況によっては届くまでに時間を要することもあります。余裕をもって避難の準備をしておきましょう。
避難所でペットはどのように管理される?
避難所に到着したら、ペット同行避難者用受付窓口で受付を済ませましょう。避難所において人とペットは同一の空間で居住できるわけではなく、基本的に避難所敷地内の屋外での管理となります。
ただし、避難所の敷地内に別棟の物置や倉庫があるなど、収容能力に余裕がある場合には、居室以外の部屋に専用スペースを設けることもできます。
例外として、身体障害者補助犬法で定められている盲導犬や介助犬、聴導犬などの補助犬については、公共施設等での同伴が認められています。
避難所でペットがケガや病気をしたら診察を受けられる?
災害発生時には動物救援本部が設立され、動物愛護ふれあいセンターで負傷した犬や猫等の保護及び治療、飼い主と離れ離れになったペットの収容、避難所での管理法、健康状態の相談などを受け付けます。
ペットがケガや病気をしたら、すみやかにかかりつけの動物病院に連絡するか、動物救援本部に相談しましょう。
避難所にペットと避難する際のルールについて
ペットと一緒に避難するには、様々なルールがあります。ここでは3つのルールを取り上げてご紹介します。
- 決められた場所で管理する
- ペットの管理は飼い主さんが行う
- 「飼い主の会」への参加
ルール【1】決められた場所で管理する
避難所には、犬や猫などの動物を苦手とする人や動物アレルギーの避難者もいます。周りへの配慮を忘れず、ペットのために用意された場所でのみ飼育管理しましょう。
ルール【2】ペットの管理は飼い主さんが行う
原則としてペットの食事管理やお散歩、排泄物の処理などをさいたま市の職員や他の避難者が行うことはありません。飼い主さん自身が毎日、責任を持って食事や散歩などの世話をします。特に衛生面には配慮し、臭いが発生しないよう管理しましょう。
災害時でも、散歩に連れ出すことが大切
過去のペット連れの避難時に最も問題になったのが、犬の鳴き声です。避難している人たちは不安やストレスを抱えていたり、体調が悪い人もいるかもしれません。
周りの避難者にペットのことで迷惑をかけないためにも、散歩や運動で十分にストレス発散させることが大切になります。
ルール【3】「飼い主の会」への参加
さいたま市の避難所では、飼い主さん全員で「飼い主の会」を立ち上げ、協力し合ってペットの管理をします。
会員はペットの管理場所の設置や、登録名簿への登録および名簿の管理、飼養・管理に関する作業分担、当番の決定などを行います。ペットのための救援物資の仕分けをしたり、飼い主さんへの配分なども飼い主の会が行います。
飼い主として用意しておきたい防災グッズ
いざというときのために備えておきたい防災グッズをご紹介します。
キャリーは丈夫なものがおすすめ
ジッパーで開閉するものやマジックテープで留めるタイプのキャリーは隙間から脱走する危険性があるので、避難時には向いていません。完全に扉が閉まるものを選びましょう。避難時に脱走してしまったペットが行方不明になってしまうというケースは少なくないようです。
避難所のペットの飼養スペースが狭い場合やペットの頭数が多い場合には、キャリー同士が重ねられることも考えられます。丈夫なものを用意しましょう。
- 商品名:リッチェル キャンピングキャリーダブルドア Mサイズ
伸びない丈夫なリードを用意しよう
避難時にはペットにとってリードが命綱になります。首輪が緩んでいないか確かめ、リードを放さないように注意してください。不具合に備えて予備を複数本用意しておきましょう。伸縮機能があるリードはペットの動きを制御しにくく、固定ボタンの不具合などで危険を伴うこともあるため、伸びない丈夫なリードを用意しましょう。
こちらのリードは耐久性があり、軽くて弾力性に優れたナイロン素材でできています。ナイロン素材には反射ステッチが入っているので、停電したときや夜でも光ってよく見え、ペットの安全を確保できます。
- 商品名:cocomall 犬用リード
いざというときのためにも、迷子札を装着しよう
災害が起きると、ペットがパニックになって飼い主さんが予測できない行動を取ることも少なくありません。離れ離れになってしまうと、迷子になってそのまま行方不明になってしまうことも考えられます。ペットの首輪には迷子札を装着しておきましょう。首輪に不備があり外れてしまったり、壊れることもあるので、迷子札も予備を持っておきましょう。
迷子札には名前や電話番号を刻印しておきましょう。
- 商品名:愛犬用オリジナル迷子札オーダーメイドのサークルミニone
排泄物を処理袋を用意しよう
避難所での生活において、騒音と並んで最も多い苦情が臭いです。排泄後のペットシーツや猫砂などは臭いが外部に漏れないよう、きちんと密封し、適切に処理しましょう。
医療向け開発から生まれた「うんちが臭わない袋」は、部屋もゴミ箱も臭わず、ゴミ出し時にも臭いが気になりません。
- 商品名:BOS (ボス) うんちが臭わない袋
折り畳み式の食器が便利
避難時には、折り畳み式のボウルが便利です。避難時の荷物がかさばらず、水飲みとしても、フードやおやつ入れとしても活躍します。カラビナ付きのボウルであれば容易に持ち運びでき、避難時だけでなくアウトドアなどのお出かけを楽しむときなどにも大活躍です。
ボウル「Pawaboo」は密閉性が高い蓋付きで、水や餌が漏れにくくなっています。シリコン製で扱いやすく、軽量なので持ち運びも便利です。
- 商品名:ペットボウル Pawaboo
避難所情報を確認して愛犬と一緒に備えよう
いかがでしたか?さいたま市では環境省が作成した災害対策ガイドラインに基づき、ペットを連れた飼い主さんが「同行避難」をすることを前提とした防災計画が立てられています。
災害時にペットを守ることができるのは飼い主さんだけです。いつ発生するか分からない自然災害のために日頃から備え、避難訓練などに参加できる機会があれば積極的に参加してみてくださいね。
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この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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