豆柴に必要な運動量について|散歩時間や回数は?注意点もあわせて解説します
小型犬に分類される大きさの豆柴は、小さいながらも柴犬の特徴を兼ね備えているところはもちろん、そのサイズ感から限られたスペースの住居でも飼いやすく、今まで柴犬の飼育を諦めていた人からも人気があります。小型犬に対しては散歩が不要という声も聞かれますが、どんなに身体が小さい犬であっても毎日のお散歩は必要不可欠です。今回は豆柴に必要な運動量とお散歩するときの注意点をご紹介します。
なぜお散歩しなければいけないの?
犬を飼ったらたくさん散歩したりドッグランにも行きたい!と考えている人もいれば、忙しいからできれば散歩が必要ない犬を飼いたいと思っている人もいるかもしれません。犬を迎える際にはその犬種の特性を知り、必要な運動量は多いのか、留守番は得意なのか、被毛のお手入れは大変なのかなど自分のライフスタイルに合った子を迎えることが大切ですが、そもそもなぜお散歩が必要なのかについておさらいしていきましょう。
気分転換になる
自宅でゆったりと過ごすことが好きな人であっても、365日ずっと家の中にいたら息がつまりますよね。たまには太陽を浴びたり外の空気を吸いたいなと思うはずです。それは犬でも同じ。毎日家の中にいたらストレスが溜まって夜鳴きや無駄吠え、破壊行動などの問題行動の引き金ともなりかねません。
どんなに身体が小さく、自宅の中を歩いているだけで1日に必要な運動量を満たすことができると言われていても、アスファルトや土・草などの感触を感じたり、風や花の匂いを嗅いだり、他の人や犬と触れ合ったりすることは気分転換やストレス解消になります。また、これらの感覚は脳への適度な刺激となり、認知症予防としての効果も期待されています。
体型・筋力維持になる
運動不足の解消はもちろん、勾配やでこぼこな道を歩いたり、時には走ったり、家から出て数十分かけてお散歩することは肥満の予防や筋力の維持に繋がります。犬は後ろ足から老化がはじまると言われていますが、高齢になっても健康でいるためには、無理のない範囲で自分の足で歩いて筋力の衰えを遅らせることが大切です。
また、適正体重をこえると膝や腰に負担がかかったり、糖尿病や心臓病などの病気の原因にもなります。人間と同じで犬にとっても適度な運動は健康を維持するために欠かせません。
社会性を養う機会としても重要
必要以上の警戒心や恐怖心からくる無駄吠えや噛み癖をつけないようにするためには、子犬期の社会化がとても大切です。何に対してもびっくりしていたら犬も心が休まらないですよね。人間社会で犬が安心して暮らせるようにするためには、日常でよく聞こえる音に慣れさせたり、子どもから高齢の方まで幅広い世代の人と触れ合う機会を設けることが大切です。
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豆柴に必要な運動量について
豆柴は身体は小さいとはいえ、柴犬の特徴を受け継いでいるため活発で、小型犬のなかでは必要な運動量が多い方です。そのため、適切な時間・回数でお散歩の機会を確保できないとストレスから問題行動を起こしてしまう可能性があります。一体どれくらいの運動量が必要なのでしょうか?
時間と回数の目安
豆柴のお散歩時間と回数の目安は、1日2回、各30分です。お散歩が好きな子もいればあまり好きではない子もいるので、愛犬の様子次第では適宜調整が必要なケースもありますが、はじめはこの回数・時間でお散歩してみましょう。
「1回あたりの時間は短く回数は多め」というパターンや、「1日1回で長めに時間をとる」というパターンなど、飼い主さんと愛犬のライフスタイルや好みでカスタマイズするのも良いかもしれません。あくまで目安なので、お散歩をしながら自分たちに合った回数・時間を見つけてください。
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悪天候の日もお散歩に行くべき?
飼い主さんの中には雨の日もお散歩に行っている方もいますが、無理に行く必要はありません。被毛が汚れやすくなるので、帰宅後シャンプーしなければいけないこともありますし、濡れてそのままになってしまうとニオイや風邪の原因にもなります。特に雨風の強い日は飼い主さんにとっても愛犬にとっても危険なので、室内で一緒に遊んであげてください。
外に出ないといたずらや無駄吠えをしてしまう、外でないと排泄しないなど致し方ない場合には、レインコートを着用して両手をあけるようにし、できれば愛犬にもレインコートを着せてあげましょう。
ただし、梅雨の時期は毎日お散歩に行けないとストレスが溜まってしまう可能性があるので、雨が降っていない時間帯を狙って行く、雨対策をしてお散歩に行くなどの工夫が必要になります。
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豆柴とお散歩するときの注意点は?
豆柴に限らず、犬とのお散歩時には注意しなければいけないことがあります。1つずつ見ていきましょう。
拾い食いに注意
犬はニオイを嗅ぐのが好きなので、たくさんの距離は歩かないけれど、あちこちクンクンして満足する子もいます。ニオイを嗅ぐのは犬にとってストレス発散となりますが、一方で気になったものをすぐに口に入れてしまいやすいので注意しなければいけません。外には犬にとって害となるものも少なくないですし、中にはドッグフードの中に毒物を混ぜて道端に置いておく人間もおり、食べてしまった犬が死んでしまう事件も起きています。
拾い食いを防止するためには、口に咥えたものを離すトレーニングやアイコンタクトで愛犬の意識を飼い主さんに集中させることが効果的です。お散歩を楽しむためにもしっかりしつけをしましょう。
また、草花の中にはユリやチューリップ、アジサイなど犬が口にすると中毒症状を起こしてしまうものもあるので、事前に知っておくことをおすすめします。
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夏や冬は時間帯を工夫しよう
夏と冬はお散歩に行く時間帯にも気を配りましょう。夏はアスファルトが熱くなるので肉球が火傷してしまう恐れがありますし、人間よりも地面に近い犬は熱中症にもなりやすいです。早朝や日が落ちてからなど、なるべく気温が高くない時間を選んでください。
反対に冬は太陽が出ている時間帯がおすすめです。豆柴はダブルコートなので比較的寒さには強いですが、寒がっているようなら洋服を着せるなどの対策も必要になります。また、寒冷地では凍結防止剤や融雪剤が撒かれていることがありますが、皮膚に触れると荒れたり火傷のような症状が見られることがあるほか、舐めてしまうと下痢などを引き起こしてしまう可能性もあります。寒さ対策も兼ねて犬用の靴を履かせるのもおすすめです。
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夜のお散歩は視認性を高めて
夏場や仕事終わりなど、暗くなってからお散歩に行くというケースもありますよね。そんなときには、周りの人から「犬の散歩をしている」ことが分かるようにしましょう。反射板付きのリードや洋服のほか、最近では光る首輪も売っています。特に車などに乗っていると低い位置にいる犬は見えづらくなるので、視認性を高めることが大切です。
目立つのは恥ずかしいと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、思わぬ事故に遭わないようにするためにも、飼い主さんと愛犬、それぞれが目立つ格好をしてくださいね。
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豆柴とのお散歩を楽しもう
今回は豆柴のお散歩の回数や時間、注意点をご紹介しました。お散歩には今回ご紹介したメリットがあるだけでなく、飼い主さんと愛犬の大切なコミュニケーションの時間でもあります。お散歩中のわんちゃんの様子を見ていると、楽しそうな表情をしていたり、飼い主さんの顔を見上げている子は多いですよね。
最近ではスマホを見つめながらリードを握っているだけという人も見かけますが、愛犬が急に走り出してしまったら車や自転車と接触してしまうかもしれませんし、他の人を怪我させてしまう恐れもあります。
お散歩は楽しい時間ではありますが、きちんと愛犬をコントロールして歩かなければ事故に巻き込まれてしまったりトラブルになってしまう可能性もあるものです。周囲の状況に注意を払い、愛犬のことも気にかけながら楽しいお散歩時間を過ごしてくださいね。
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この記事のライター
choco
シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!
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