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【初心者向け】柴犬の飼い方マニュアル

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今や日本だけでなく世界中で有名な柴犬ですが、その人気はますます上昇しています。最近では柴犬を見かけない日はないといっても過言ではありません。そんな柴犬を飼いたいと考えている方は多いのではないでしょうか。本記事では、初めて柴犬を飼う方に知っていただきたい、柴犬の飼い方について徹底解説していきます。これから柴犬を迎える方は、是非参考にしてみてください。

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目次

  1. 柴犬について
  2. 柴犬の飼い方~しつけ編~
  3. 柴犬の飼い方~食事編~
  4. 柴犬の飼い方~散歩編~
  5. 柴犬の飼い方~お手入れ編~
  6. まとめ

柴犬について

柴犬

柴犬を飼うにあたって、まずは簡単に柴犬の特徴を抑えておきましょう。

室内犬?室外犬?

皆さんは柴犬に対して室内犬のイメージがありますでしょうか。それとも外飼いのワンちゃんでしょうか。

柴犬は環境への適応力が高いためもともと外で飼われていましたが、最近では室内で飼われることが増えてきています。

しかし、柴犬は他の犬種と比べても警戒心や自立心が強く、自分だけのテリトリーを必要とする犬種と言われています。そのため、室内で飼う場合は、ケージやサークルなどを用意し柴犬がひとりになれる空間をつくってあげる必要があります。

また、室外で飼う場合は、熱中症を防ぐために、コンクリートではなく土の上に犬小屋を置いてあげるなど、暑さ対策はしっかりと行ってあげましょう。

以下では、室内・室外それぞれで飼う時の注意点をご紹介していますので、是非参考にしてみてください。

室内で飼う時の注意点

まずは室内で飼う時の注意点について解説していきます。

戸建て住宅の場合、飼育スペースを気にすることはほとんどないかと思いますが、集合住宅の場合は、ペットOKの物件であっても、事前に広さや条件の確認は行いましょう。

また、子犬のいたずらが盛んな時期やしつけがまだ完璧でない時期に、愛犬ひとりで留守番させると、室内を荒らされたり誤飲したりなど、思わぬハプニングが起きる可能性があります。

そのため、留守にする時はケージやサークルなどに入っていてもらうのが安心です。

室外で飼う時の注意点

次に室外で飼う時に注意しなければならないポイントをご紹介します。

最近では、もともと外で飼われていた犬種も室内で飼われることが増えてきましたが、家庭の事情などでどうしても外飼いしなければならないというケースもあります。

柴犬を外で飼う場合は、室内で飼う場合よりも注意点が多くなります。

まずは天候の影響を受けてしまうことや、気温の変化が体調不良を起こしてしまう可能性があります。

また、外で飼っていると普段目が届かないため、怪我や体調の異変などに気が付くのが遅くなってしまいます。

更に、誤って脱走してしまったり、通行人に吠えるなどといった通行人への迷惑も考えられます。

このような多くのデメリットに気を付けながら飼わなければならないので、飼い主としては十分に気を配る必要があります。

柴犬の性格

では柴犬の一般的な性格はどうなのでしょうか。

柴犬は、元来狩猟毛として活躍していたこともあり、他の犬種よりも警戒心が強く勇敢な性格をしています。

また、番犬としての役割も担っていたため、飼い主に対する忠誠心が強く、比較的頭のいい犬種だと言われています。

一方、我が強い一面もあり、自分の納得できない指示には従わないといった頑固な性格も持ち合わせており、しつけに苦戦することもあります。

柴犬の性格に関する記事もあるので、気になる方は是非参考にしてみてください。

柴犬の性格に関する記事はこちら

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柴犬は吠える?

一般的に、柴犬は無駄吠えが比較的少ない犬種といわれており、必要以上に吠えるということはあまりしません。

明らかに怪しい場合は、番犬特有の警戒心の強さから吠えたりしますが、来客に対しても必要異常に吠えるようなことは滅多にないと言われています。

しかし、無駄吠えとは別で、自分の要求を満たすための「要求吠え」は一度癖になると直すのが大変なので気を付ける必要があります。

吠えれば要求通りになるという体験は絶対にさせないように、根気強く無視し続けましょう。

一時的な吠えであれば問題ないですが、吠え癖がついてしまうと近隣住民とトラブルになってしまうだけでなく、飼い主にストレスがかかってしまうこともあります。

そのため、無駄吠えが少ないと言われている柴犬でも、吠えに対するしつけは必ず行いましょう。

体臭

柴犬の体臭はどうでしょうか。

室内で飼うとなると、ペットのニオイは気になりますよね。

柴犬は比較的体臭が強いといわれていますが、定期的にお風呂に入れてあげることで体臭自体は改善されます。

お風呂は月に1〜2回ほど入れてあげるといいでしょう。

また、体臭対策として愛犬が普段使っている毛布やクッション、寝床全体の掃除などをしてあげるといいでしょう。

柴犬の飼い方~しつけ編~

柴犬

柴犬の特徴を踏まえて上で、しつけに関して解説していきます。柴犬は賢い犬種と言われているため、スムーズにしつけを行うことができる印象がありますが、頑固な一面もあるため飼い主の言うことを聞かないこともあります。柴犬をしつける際は、以下のポイントを意識して進めていきましょう。

決して怒らない

しつけをする時は、うまくできなくても決して怒ってはいけません。

一度でも怒ったりしてしまうと、ワンちゃんにトラウマを与えてしまうことがあり、今までできていたことが急にできなくなることもあります。

また、怒鳴られてしまうと萎縮してしまい、やる気が起きずしつけから逃げてしまいます。

うまくできなくても怒鳴ったりするような行為は絶対にNGです。

うまくいったら褒める

何よりも、しつけは褒めながら行うことが大切です。

柴犬は比較的自立心が強いワンちゃんなので、自分の思うままに自由に行動します。

褒めながらしつけを行うことで、モチベーションを保ちながら柴犬の自主性を尊重することができ、スムーズにしつけを行うことができます。

しつけがうまくいった場合はたくさん褒めて、ご褒美におやつをあげましょう。

これを繰り返すことで、覚えも早くなり、ワンちゃんにとっても飼い主にとってもストレスなく進めることができます。

一貫性を持つ

柴犬をしつける際は、一貫性を持って行うようにしましょう。

ご存じの通り、柴犬は頭のいい犬種なので、ルールを曖昧にしたりその日の気分によって指示を変えたりしてしまうと、判断に迷ったり飼い主を信頼しなくなってしまうことがあります。

そのため、一度決めたルールは最後まで貫き、一貫性を持ったしつけを行いましょう。

柴犬の飼い方~食事編~

柴犬

次に、柴犬の食事について解説していきます。

与えるもの

柴犬に与えるドッグフードの選び方としては、柴犬の成長段階に合わせた「総合栄養食」と書かれたものを選ぶといいでしょう。

ドッグフードの中には「超小型犬用」「小型犬用」「中型犬用」「大型犬用」のようにワンちゃんのサイズに合わせて選ぶことができるものもあれば、「子犬用」「成犬用」「老犬用」といったような年齢によって変えられるものもあるので、それぞれ愛犬に合わせて選んであげましょう。

また、柴犬は皮膚疾患やアレルギーが多い犬種のため、ドッグフードが原因でアレルギーを引き起こす場合は、手作り食を食べさせたり、かかりつけの獣医さんに相談しましょう。

1回の食事量

柴犬の1回の食事量はドッグフードの種類によって異なる上に、個体差もあるので都度確認しましょう。

基本的には、成犬の場合だと1日2回に分けて与えるのが一般的です。

しかし、消化機能が未発達な子犬のうちは、基本的に1日3~4回に分けて与えると安心です。

柴犬の飼い方~散歩編~

柴犬

次に散歩編です。

最近では室内で飼われることが増えてきた柴犬ですが、本来は狩猟犬として飼われていた歴史もあるため運動量が豊富です。

そのため、毎日の散歩は必ず必要と言われています。

柴犬の散歩の目安としては、30分程度の散歩を1日1〜2回行うのが望ましいとされています。

また、散歩は運動になるだけでなくストレスの解消や社会化の一環にもなるので、できるだけ早い時期から、毎日行うことを心がけましょう。

成犬の場合だと、散歩の途中にボール遊びをしたり走り回ったりなど、プラスで運動を加えても問題ないですが、子犬の頃は体力がそれほどないため、激しい運動や長時間の散歩は控えましょう。

柴犬の飼い方~お手入れ編~

柴犬

最後に柴犬のお手入れについて解説していきます。

柴犬のお手入れとして、ここではシャンプー・ブラッシング・歯磨き・爪切りに分けてご紹介します。

日常のお手入れは柴犬を常に清潔な状態に保つことができるだけでなく、ストレスの軽減や飼い主とのコミュニケーションにもなるため欠かすことができません。

基本的には全てご自宅で行うことができますが、忙しい方やお手入れに自信の無い方は、動物病院やペットサロンでもしてもらえるので安心してください。

シャンプー

まずはシャンプーについてです。

柴犬のシャンプーの頻度は、基本的に月に1〜2回ほどがベストだと言われています。

柴犬は短毛種の犬種のため、定期的なカットは必要ないものの、皮脂汚れや皮膚に付着した土や泥などの汚れを落としてあげる必要があります。

柴犬のお風呂の正しい入れ方や、シャンプーを嫌がった時の対処法などについて詳しく書かれた記事もあるので、気になる方は下記記事からご覧ください。

柴犬のお風呂・シャンプーに関する記事はこちら

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また、柴犬をお風呂に入れるついでに肛門腺絞りも行うといいでしょう。

肛門腺絞りとは、肛門腺に溜まり過ぎた分泌液を飼い主が絞ってあげることを言い、ワンちゃんがお尻を地面に擦りつけたり舐めたりすることで起こる肛門嚢炎や、肛門まわりの体臭が強くなることを防ぐ効果があります。

肛門腺絞りについての記事も下記にまとめてあるので、是非参考にしてみてください。

柴犬の肛門腺絞りに関する記事はこちら 

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ブラッシング

柴犬を飼っている方であればご存じの方も多いかと思いますが、柴犬は抜け毛が多く日頃のブラッシングが必須のワンちゃんです。

柴犬の被毛は、太くてしっかりした上毛(オーバーコート)と、細くて柔らかい下毛(アンダーコート)の二重構造をしており、保湿や保温をしてくれるメリットがあります。

一方デメリットとしては、ダブルコートの犬種は換毛期になると毛が抜けやすくなるのが特徴です。

抜けた毛を放置しておくと、皮膚病などになってしまう原因にもなるので、日頃から丁寧にブラッシングをしてあげる必要があります。

特に毛の生え代わり時期である春と秋の換毛期は毎日してあげ、それ以外の時期は1週間に1〜2回程度行ってあげるといいでしょう。

歯磨き

柴犬は滅多に虫歯になることはありませんが、歯周病になってしまうことがあります。

そのため、予防として歯磨きをしてあげましょう。

柴犬に歯磨きをしてあげる時は、必ずワンちゃん用の歯ブラシを使用し、ワンちゃんが落ち着いた状態の時に行いましょう。

口を触られるワンちゃんは多いため、最初の方は嫌がる子も多いかと思いますが、子犬の頃から毎日少しずつ継続して慣れさせるようにしてあげるといいでしょう。

歯ブラシを嫌がるようであれば、ガーゼなどを指に巻いて歯を拭き取ってあげるのも有効です。

爪切り

爪切りもお手入れの一つとして欠かせません。

爪には神経と血管が通っているため、誤ってそれらを傷つけないように切ってあげる必要があります。

コツとしては、透けて見える血管の数ミリ手前で、少しずつ角度を変えて切っていくのがいいでしょう。

一度で切ってしまうと出血してしまう可能性があり、その場合は出血部位をガーゼで圧迫してあげましょう。

爪切りは月に1、2回程度行えば問題ないです。

まとめ

柴犬

いかがでしたでしょうか。本記事では柴犬の飼い方について、それぞれしつけ・食事・お手入れ・散歩に分けて解説しました。

最近では室内飼いされることも多い柴犬ですが、飼う時にはさまざまなポイントを抑える必要があることが分かりました。

特に初めて柴犬を飼う方にとっては参考になったのではないでしょうか。

これから柴犬を迎える方も、是非参考にしてみてください。

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choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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