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「子犬」っていつまで?子犬期の飼育の注意点もあわせてご紹介

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犬は人間よりも歳を重ねるスピードが早いですが、いつまでが子犬で、いつからが成犬なのかご存知ですか?犬はライフステージごとに餌の量や睡眠時間などが変わるため、健康管理のために年齢の区切りを知っておくことは重要です。また、成犬になる前に済ませておきたいしつけも多いので、何歳までが子犬という括りなのか把握しておきましょう。

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目次

  1. 犬はいつまで「子犬」と呼ばれるの?
  2. 子犬期の飼育の注意点
  3. 子犬期にやっておくべきしつけ
  4. 子犬期は健康管理としつけが重要!

犬はいつまで「子犬」と呼ばれるの?

犬の親子

小さくて可愛い子犬期は短くあっという間に大きくなりますが、具体的には何歳くらいまでが子犬という括りになるのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。一般的な「子犬」、「成犬」、「シニア」の年齢の目安は以下の通りです。

  • 子犬|0~1歳
  • 成犬|1~7歳
  • シニア|7~13歳
  • ハイシニア|13歳以降

しかし、この年齢区分は身体の大きさによって異なります。詳しく見ていきましょう。

超小型犬・小型犬

超小型犬は体重が5㎏以下、小型犬は体重10㎏未満の犬種を指すと考えられています。というのも、実際のところ、小型犬、大型犬などの定義ははっきりとは決まっていないのです。ここでは一般的な分類をもとに、子犬期は何歳までなのかをご紹介していきます。

超小型犬、小型犬の子犬期はだいたい生後10ヶ月までと言われています。成犬になるのは早いですが、シニア期を迎えるのは10歳くらいと少し遅めです。

■超小型犬の例

  • トイプードル
  • チワワ
  • ポメラニアン
  • ヨークシャーテリア など

■小型犬の例

  • ミニチュアダックスフンド
  • パグ
  • キャバリア
  • ミニチュアシュナウザー など

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中型犬

中型犬は体重がだいたい10〜25㎏未満の犬種で、子犬期は生後12ヶ月頃までと言われており、7歳頃からシニア期に入ると言われています。

■中型犬の例

  • 柴犬
  • コーギー
  • フレンチブルドッグ
  • ボーダーコリー など

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大型犬・超大型犬

大型犬は25㎏以上の犬種を指し、5~6歳でシニア期に入ると言われています。

小型犬と比べて子犬期が長く、大型犬の子犬期はだいたい生後15ヶ月頃まで超大型犬(40㎏以上)の子犬期は生後18~24ヶ月頃までです。

大型犬や超大型犬の子犬期が長いのは、身体が大きいことで十分に成長するまでに時間がかかるのではないかと考えられています。

■大型犬の例

  • ゴールデンレトリバー
  • ラブラドールレトリバー
  • サモエド
  • ドーベルマン など

■超大型犬の例

  • グレートデーン
  • セントバーナード
  • アイリッシュウルフハウンド
  • ニューファンドランド など

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子犬期の飼育の注意点

子犬

犬の成長は早く、あっという間に成犬になります。お迎えした子が生後3ヶ月の小型犬であれば、およそ半年ほどしか子犬期はありません。とても可愛らしい時期ではありますが、この時期に注意しなければいけないことをご紹介します。

ごはんは栄養豊富で消化に良いものを!

子犬期の食事には注意点があります。まず栄養豊富なもの、そして消化吸収に優れたものを食べさせてあげることです。生後3~5ヶ月は身体が急激に成長する時期になります。身体や脳が成長する子犬期は健やかな成長をサポートするドッグフードを与えるようにしてください。あげすぎは消化不良や肥満の原因になるので、愛犬に合った量を把握してあげるようにしましょう。

また、1度のご飯の量を増やして1日あたりのご飯の回数を減らしたりすると空腹から嘔吐してしまったり、低血糖症を引き起こして最悪の場合死に至ることもあるので注意が必要です。

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病気に注意

生後1~3ヶ月の間に母犬からもらった移行抗体は消失していくので、ワクチン接種をすることはもちろん、定期的に健康診断を受けたり、体調が悪くないか日頃からよく観察するようにしましょう。

子犬は体調を崩しやすく、症状も悪化しやすいです。嘔吐や下痢が見られ、様子見している間に急激に状態が悪化してしまうことも珍しくありません。少しでもおかしいと感じたら獣医師に相談するのが安心です。

子犬期にやっておくべきしつけ

犬の親子

犬のしつけは成犬になってからでもできます。しかし、成犬になってからしつけるのは子犬をしつけるよりも時間も根気も必要です。新しい物事を吸収しやすい子犬のうちにやっておきたいしつけ・トレーニングをご紹介します。

しつけはいつが効果的なの?

犬のライフステージ(発達段階)を細かく分けると以下のようになります。

■犬のライフステージ(一般例)

  • 新生子期:出生~生後2週齢
  • 移行期:生後2週~3週齢
  • 社会化期:生後4週~13週齢
  • 若齢期:生後13齢~生後6ヶ月齢
  • 青年期:生後6ヶ月~1歳半
  • 成犬期:1歳半~7歳
  • シニア期:7歳以降

このライフステージの「社会化期」の経験やトレーニングが今後、犬が人間社会で快適に生きていくことができるかを左右するため、この時期の社会化・しつけはとても大切になります。この時期は好奇心旺盛で、新しい刺激に順応しやすいので、人間社会のルールを教えたり、他の犬との関わり方を勉強するのに良い機会なのです。

やっておくべきこと|トイレトレーニング

まずお迎え初日からはじめるのがトイレトレーニングです。子犬は排泄の回数が多く、練習する機会が成犬と比べて多いので積極的に行いましょう。いろんな場所で排泄されてしまうと困るのは飼い主さんです。ふかふかした感触の場所で排泄しやすい傾向にあるので、トイレトレーニングが完了するまではカーペットや毛布、クッションなどを片づけておくか、子犬の行動範囲内に置かないことをおすすめします。

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やっておくべきこと|社会化

子犬期にやっておきたいしつけはたくさんありますが、特に注力したいのが社会化です。犬は上述した社会化期を過ぎると、好奇心よりも警戒心が勝るようになり、自我も強くなるので、しつけに時間がかかったり根気が要るようになります。免疫を獲得するまで自宅で過ごしていると、いざお散歩に行くときや、インターホンのチャイム、来客などに恐怖を感じて吠え癖がついてしまうことも珍しくありません。

なるべくこの時期には飼い主さんが抱っこで外に連れ出し、車やバイク、自転車などの音を聞かせ、小さい子どもからお年寄りまで幅広い世代の人々との関わり、お散歩デビューできたらドッグカフェやドッグランなどで他の犬と少しずつ触れ合う機会を作ると良いでしょう。

臆病な性格の子であれば、毎日の生活の中で当たり前に聞こえるインターホンのチャイム、ドライヤーや掃除機の音、洗濯機や食器洗浄機、お皿を洗うときのカチャカチャという音などにも慣れさせておくのがおすすめです。

また、雷や花火、工事の音など、突発的に聞こえる音にストレスを感じる子もいるので、余裕があればCDや動画サイトの音源を利用して少しずつ聞かせておいてあげると良いかもしれません。

やっておくべきこと|ボディコントロール

次にボディコントロールのトレーニングもしておきましょう。ボディコントロールとは身体のどこを触られても落ち着いていられるようにすることです。毎日のブラッシングや歯磨きの際にはもちろん、耳掃除や爪切りの際にも役立ちます。

また、トリミングサロンや動物病院で身体を触られても落ち着いていられるようになるので、新しい物事を受け入れやすい子犬のときからトレーニングしておくことをおすすめします。

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犬のしつけに関する『ボディコントロール』について知っていますか?これは、愛犬の体のどこを触っても嫌がらずにおとなしく受け入れてくれる状態にするトレーニングのことです。 嫌がるところを触って咬まれてしまう事故を防ぐのはもちろん、動物病院やトリミングサロンに連れていく時にも有効なので、ぜひマスターしましょう。

やっておくべきこと|吠え癖・噛み癖の予防

子犬は生後3週間頃から歯が生え始めたり、生後4ヶ月頃には歯が生え変わりはじめますが、その時期は歯茎のむず痒さや口内の違和感からいろんなものを噛もうとする様子が見られます。その時にいずれおさまるだろうと放っておくと何を噛んでもいいんだと学習してしまうことがあるので注意してください。

特に手を噛まれても対処せずにいると、成犬になっても噛み癖として残ってしまい、飼い主さんや他の犬、人が怪我をしてしまいます。そのため、噛んでもよいおもちゃを用意してあげるようにしましょう。

また、この時期は特に誤飲が多くなるので、おもちゃを与えるときは飼い主さんの目の届くところで遊ばせるようにするのが安心です。噛んで壊れた破片を飲み込んでしまわないように丈夫なおもちゃを選ぶのがおすすめですが、あまりにも硬すぎるものは歯茎や新しく生えてくる永久歯にも負担がかかるので気をつけましょう。

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子犬であれば噛まれても痛くないので、そのままにしてしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか?しかし、子犬はあっという間に成犬になります。そうすると力も強くなっているので、犬は甘噛みのつもりで噛んでいても痛い思いをするのは飼い主さんです。また、じゃれているつもりで他の犬や人を怪我させてしまうというトラブルも起こりかねません。そうならないように、子犬のうちからしっかりしつけることが大切です。子犬が甘噛みをする理由を知って、噛み癖がつかないように対処しましょう。

やっておくべきこと|留守番トレーニング

飼い主さんが仕事や用事などで家を留守にする場面は多々ありますよね。そんなときのために、子犬のうちから留守番のトレーニングをはじめましょう。子犬は食事の間隔が短いことや排泄の回数も多いので、生後6ヶ月ほど経ち、食事の回数が3~4回に落ち着いて、排泄のコントロールができるようになってからが留守番が可能になる目安だと言われています。

そうはいっても個体差もあるので、犬はもともと群れで暮らしていたこともあり1匹で過ごすことは苦手な傾向にあります。長時間のお留守番はなるべく避けるのがベターです。

ただし、四六時中一緒に過ごしてしまうと分離不安を引き起こし、ごくわずかな時間でもお留守番できなくなってしまう恐れもあります。生後3ヶ月頃になったらトイレに行く、ごみ捨てに行くなどの短い間でも飼い主さんと離れる練習をはじめましょう。

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子犬期は健康管理としつけが重要!

子犬

犬は人間よりも寿命が短いのであっという間に成犬になります。子犬は何をしていても愛らしいため、「しつけはもう少し先でもいいかな・・」と思ってしまいますが、この時期のしつけは今後に大きく影響するので、愛情を注ぎながらもしっかりしつけるようにしましょう。

また、子犬期の睡眠と食事は健康的に育ってもらうためにもとても重要です。十分な睡眠と栄養豊富なごはんで子犬の成長をサポートしてあげてくださいね。

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choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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