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恐いイメージのピットブル、本当の性格は実は優しい?魅力にも弱点にもなる個性とは

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いかつい顔つきにがっしりした筋肉質の身体を持ち、いかにも闘犬種という容姿を持つピットブル。一部では危険犬種に指定されたり、世界最強の犬とも称されるこの犬種、一方で友好的で陽気、忠誠心が高くて面倒見がよく、家族を大事にする犬という声も聞かれ、いずれにしろ熱心なファンがいる個性的な犬種です。今回はそんなピットブルの性格や特徴からしつけ、遊び方などについてご紹介します。

恐いイメージのピットブル、本当の性格は実は優しい?魅力にも弱点にもなる個性とは
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目次

  1. アメリカンピットブルテリアってどんな犬?攻撃的なイメージとは裏腹に優しい一面も
  2. ピットブルが危険や凶暴と言われる理由
  3. ピットブルを飼うには中途半端な心構えでは無理。しつけや社会化をしっかり行うのが絶対条件
  4. ピットブルの子犬を飼う前に知っておきたいこと
  5. ピットブルには室内飼いがおすすめ。適した環境作りが大事。
  6. ピットブルに合ったスポーツは?ストレスが溜まらないようにたっぷり運動を!
  7. ピットブルには丈夫な玩具やボールでの遊びが向いている
  8. ピットブルの極端な個性は魅力にも弱点にもなりえる。犬の個性を魅力にすることが飼い主の務め

アメリカンピットブルテリアってどんな犬?攻撃的なイメージとは裏腹に優しい一面も

ピットブル
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 ピットブルの正式な名称はアメリカンピットブルテリアです。もともとは闘犬用に作出された強力な顎と身体全体のパワー、敏捷性、粘り強く勇敢な精神性など、ヨーロッパなどでは飼育禁止の国があるほど、戦う能力に優れている犬種です。 

犬種グループはテリア。闘犬としての歴史

 アメリカンピットブルテリアは名前から分かるように、犬種グループはテリアになります。

体長は43~53cm、体高は30~43cmで、体長と体高の差が少ないずんぐりとして体型が特徴です。体重は13kgぐらいから28kg弱で、寿命は12~16歳です。

もともとは19世紀初頭のイギリスにいた、牛などと戦う競技専用の闘犬オールドイングリッシュ・ブルドッグが祖先と言われ、さらにスピードと敏捷性を求めたブリーダーはピットブルとテリアを交配してアメリカンピットブルテリアの基礎を作りました。

さらに19世紀後半に移民とともにアメリカに渡り、やはり闘犬用のスタッフォードシャーブルテリアなどと掛け合わされて現在に至っています。

頑丈な体と、実は優しい一面

 基本的に従順でトレーニングがしやすく、人が好きで愛情深く、とくに子どもには異常なほどの優しさを見せ、子守り犬として有名だった時期もあるほどです。きちんとしつけをすればコンパニオンドッグやファミリードッグとしての能力も高い犬種です。

さらに短毛種なので抜け毛が少なく、口が大きいにも関わらずよだれに悩まされることが少ないので、手入れが楽なことも魅力です。そして何よりも体そのものが、基本的に頑丈な犬種です。

家族には忠実で優しく、トレーニング向きな犬種

ピットブルは、攻撃性の高さばかりが注目されてしまいますが、得意なことは子供に優しいところ。その強面の容姿とは裏腹に家族に対して忠実で愛情深いことと、子どもにも驚くほどフレンドリーに優しく接することができるところが大きな特徴です。

意外に思われるかもしれませんが、子守り犬として知られているのです。さらに子どもでなくても、見知らぬ人に対してフレンドリーに接することができます。

また知能がかなり高く、我慢強く忠実で、服従心が強いのでトレーニングしやすいところも長所と言えます。きちんとトレーニングされることが得意な犬種と言えるでしょう。

攻撃能力が高く、他の犬には攻撃性が表れやすい

 一方で苦手なこととしては、人に対する優しさとは反対に、他の犬に対しては攻撃性が表れやすいことです。これは、飼い主としてしっかりと肝に命じておく必要があります。

また、攻撃能力が高い犬種なので、トレーニングを入れやすいとはいえ、犬を飼うことが初めての人や犬に対する知識が少ない人には適しているとは言えません。

また、かなりセンシティブで寂しがり屋のため、独りでいることが苦手です。破壊能力が高いこともあり、長時間の留守番などのストレスは大きなリスクにつながります。

ピットブルが危険や凶暴と言われる理由

ピットブル

最強の闘犬と言われているピットブルですが何故、危険や凶暴と言われるのでしょうか?ここではその理由について解説したいと思います。 

アメリカでは人気犬種だけど危険なイメージも・・

先述でもお伝えしたとおりピットブルは飼い主には従順ですが、それ以外の人や犬に危害を与える可能性があります。元々は闘うように改良されている犬種なので、闘争心が強く攻撃的なのは当然のことなのです。

また海外では、一部で違法な闘犬が行われたり、行き過ぎた攻撃性の犬が育種されたりという暗い歴史がピットブルにはあり、ヨーロッパやオーストラリアなど複数の国で輸入や飼育が禁止されていることもありこの犬種のイメージは、残念ながらまた良好とは言えないのが実情です。

筋肉ムキムキ!体格や嚙む力がすごい!

ピットブルの強さは体格にあります。ピットブルは全体的に筋肉質で引き締まっていていかにも強そうな体格をしているので大型犬と思われる方もいますが、意外にも実際の大きさは中型犬程で約体高50㎝、体重が25キロ程となります。しかし嚙む力は100キログラム以上もあるとされています!

ピットブルが起こしてしまった事件とは・・・

実際に海外では、ピットブルが原因による死亡事故が多く起こっています。日本ではピットブルを飼う人の比率が低いので、事件は多くありませんが、全くないわけではありません。

千葉県で飼育されていたピットブル(雄)が起こした事件がありました。そのピットブルは、外で放し飼いだったようで、ある日犬が脱走してしまいました。その後、近所にいた女性とそのペットのトイ・プードルに噛みつき、トイ・プードルは死亡しました。女性も重傷を負ってしまったそうです。

もちろんですが、犬が起こした事件やトラブルは、ペットの所有者である飼い主さんに責任があると、法律で決められています。ピットブルなどの凶暴な一面を持っている犬種を飼育している場合、常日頃その事を忘れずに、飼育管理を行う必要があります。

ピットブルを飼うには中途半端な心構えでは無理。しつけや社会化をしっかり行うのが絶対条件

ピットブル
pimnana

 元来、闘犬としての運命を背負っていたアメリカンピットブルテリアは、好奇心旺盛で遊び好き、運動好きであり、放浪癖もあることが特徴です。

そのため、家庭犬として迎えるには、若いときからのしつけやトレーニングはもちろん、子犬期の社会化をしっかりと行うことが絶対条件です。

ピットブルを迎えたいと考えている場合は、中途半端な心構えでは一緒に暮らすことは難しい犬種だと認識しましょう。

特に、ピットブルは口が大きく顎の力が強く、一度噛みつくと我慢強く離さない習性があります。さらに口を使って家族に愛情を示したり、自分の要求を伝えようとする傾向があるため、適切な口のあたり具合を覚えさせる必要があります。

ピットブルの子犬を飼う前に知っておきたいこと

アメリカンピットブルテリアは、ヨーロッパの多くの国、アメリカの一部の州や市で飼育が禁止されています。日本では法的に禁止されているわけではないものの、あまり見かけることのない犬種です。

ピットブル

ピットブルの子犬の相場や購入時、気を付けたいこと

犬の値段は性別、血統、チャンピオン犬かどうか、迎え入れる方法によって変動しますが、ピットブルの子犬を迎え入れるための相場は、おおよそ15〜35万円です。

ピットブルは元々攻撃性が高い犬種なので、仔犬から育てても飼育が難しいと言われています。そのためアフターフォローのないようなペットショップでの購入は危険です。必ず専門のブリーダーで、しつけのアフターフォローも行ってくれるブリーダーを見つけましょう。

また、闘犬として闇で無理な繁殖がなされてきたことから、先天的な聴覚障害をもっていることが多い犬種ですので、子犬から飼う際には、性格などの特徴に加え、音にちゃんと反応するかもチェックしましょう。

体重の変化

生まれたばかりのピットブルの子犬は300〜400gほどになります。生後10日で生まれたときの体重の約2倍になります。

生後2か月で生まれたときの体重の約11倍の3.5〜5kgほどにまで成長し、生後10〜12か月で成犬とほぼ同じくらいの体重になります。

子犬時の食事

子犬の時期には「パピー(子犬)用フード」を与えましょう。消化機能が未熟なうちは、1日に3~4回の小分けにして与えましょう。

成犬期になると、子犬用のフードは栄養過多になってしまいます。肥満を防止するためにも、低カロリーで高たんぱくタイプがおすすめです。食事は1日2回に分け、体重に応じた量を与えてください。

子犬期のしつけ方

飼い主に忠実な性格なので、まずは信頼関係を作るところから始めましょう。子犬だからといって甘やかすと元々闘犬として作られた犬種のため手に負えない犬になってしまう場合があります。

ピットブルはできれば子犬の頃からしつけ教室に通わせて、社交性や社会性を身につけたり、他の犬や人との接し方を学ばせることを推奨されています。

ピットブルには室内飼いがおすすめ。適した環境作りが大事。

ピットブル
manfang Unsplash

 アメリカンピットブルテリアに限らず、テリア種は狩猟のために育種された犬種のため、他の動物はもちろん、車などの動くものに対して、狩猟本能を呼び起こしてしまいます。

特にピットブルには闘犬の血が流れているため、環境づくりには注意が必要です。屋外飼育の場合は頑丈な鎖でつなぐか、高いフェンスで囲う必要があるためおすすめはできません。

基本的には、室内飼育をすることがおすすめです。室内で飼育する場合は、ピットブルにとって獲物のように見える小動物と一緒に飼育することは避けましょう。

また、ピットブルは神経質な面があるため、静かで落ち着く環境を整えてあげることが大切です。さらに、暑さには比較的に強いですが、寒さには弱いため、温度管理には十分に注意をする必要があります。

ピットブルに合ったスポーツは?ストレスが溜まらないようにたっぷり運動を!

ピットブル
robsonhmorgan Unsplash

 運動ニーズが高く、遊び心も豊富なピットブルは、毎日の十分な散歩や運動が必要な犬種です。ストレスがたまってしまうと、攻撃的な行動に出る可能性もあるため、ストレスが溜まらないようにたっぷりと運動をさせる必要があります。

飼い主に忠実なピットブルは、飼い主と一緒に何かをすることが大好きです。ボールやフリスビーの遊びはもちろん、ハイキングや山登りなど自然豊かなところに連れて行ってあげることがおすすめです。

ピットブルには丈夫な玩具やボールでの遊びが向いている

ピットブル
Shanna Dugan Pexels

 前述のように、噛むことが習性となっているピットブルには、噛んで遊べる丈夫なおもちゃを与え、遊びながら噛み具合の善し悪しを覚えさせましょう。

安価なものや柔らかいおもちゃはすぐに破壊されてしまう可能性があり、飲み込む危険性も高いので丈夫なおもちゃやボールを選ぶことがおすすめです。

おもちゃやボールを使った持ってこいをさせる遊びはピットブルにとって、ストレス発散にもなり飼い主との信頼関係を築く上でも有効な遊びと言えます。

ピットブルにオススメのおもちゃ

DLDERゴム製の犬用おもちゃボール

こちらは100%安全で無毒、頑丈な不朽の犬用ボールだそうです!かなり耐久性の高いボールなのでピットブルが噛んでも割れたりしないでしょう!

Meieke スプリングポール 犬用ロープ

こちらは木などにひっかけて使用するロープです!引っ張ったり、吊るしたり、スイングしたりストレス発散に役立ちます。耐久性が高いため大型犬やピットブルなどの力が強い犬種でも安心です!

ピットブルの極端な個性は魅力にも弱点にもなりえる。犬の個性を魅力にすることが飼い主の務め

ピットブル
manfredrichter

ピットブルは、史上最強の闘犬と称されたり、反対に子守り犬として高い評判を得るなど、容姿も含めて極端な個性を持った犬種です。その際立つ個性は、大きな魅力にも重大なウィークポイントにもなりえます。

ピットブルを迎えたいと考えている場合は、そのことを十分すぎるほど理解した上で、判断することが大切です。もし迎えるのであれば、ピットブルの個性をウィークポイントではなく必ず魅力になるように実践してください。

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この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

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