愛犬を熱中症から守る!簡単にできる犬の暑さ対策・グッズを紹介

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犬の健康管理は飼い主の務めですが、暑い時期になってくると重要なのが暑さ対策です。犬は身体の熱を発散することが得意ではないため、気をつけないと熱中症になってしまうこともあります。ここでは、犬の熱中症の怖さや暑さ対策の重要性、簡単な暑さ対策とおすすめのグッズなどを紹介します。

愛犬を熱中症から守る!簡単にできる犬の暑さ対策・グッズを紹介

目次

  1. 犬の熱中症について
  2. 特に注意!暑さに弱い犬種って?
  3. 愛犬のためにできる暑さ対策とは
  4. 夏は暑さ対策を万全に!

犬の熱中症について

犬
Pitsch

 犬は汗腺が肉球の部分にしかなく、汗をかいて温度調整をするということができないため暑さが得意ではありません。

また、外を歩く際も地面から近いので、地面の熱を受けやすく、熱中症になりやすいので注意が必要です。

熱中症になると、嘔吐や下痢、けいれんなどを起こすことがありますし、過呼吸や急性腎不全などを引き起こして命の危険にさらされることもあります。愛犬がこのようなことにならないためにも、しっかりと暑さ対策を行っていく必要があります。

犬の熱中症のサインを見逃さないように!

 犬が熱中症にならないようにいろいろと対策をとることは大切ですが、熱中症のサインを飼い主が見逃さないことも大切です。

犬は暑くなってくるとパンディングという動作をします。パンディングとは、口を開けて舌を出してハアハアと呼吸をすることで、この動作で体温調節します。暑すぎるとパンディングではじゅうぶんに体温調節できないので、涼しいところに移動させたり水分補給させたりする必要があります。

また、あちこち場所を移動して落ち着かない場合も暑くて涼しい場所を探している可能性があります。さらに、元気がなかったり、舌や歯茎が青っぽくなったりしている場合は危険な状態なので、体を冷やしながらすぐに病院に連れていきましょう。

特に注意!暑さに弱い犬種って?

犬
sasaforking

 犬は全般的に暑さに強くないので、どの犬種であってもしっかりと暑さ対策をおこなうべきですが、特に暑さに弱い犬種は細心の注意をはらって暑さ対策をおこなう必要があります。 

短頭種

 鼻の頭までの距離が短い「短頭種」といわれる犬種も呼吸による体温調節があまり上手ではないため暑さに弱い犬種になります。

こうした犬種ではなくても、肥満気味の犬は皮下脂肪によって熱がこもりやすくなるので、熱中症になりやすくなります。また、子犬老犬も体温を調節する機能が低いため熱中症になりやすいのでとくに注意が必要です。 

北方原産の犬種や被毛が厚い犬種

 シベリアンハスキーやアラスカンマラミュート、秋田犬など、北方原産の犬種や被毛が厚い犬種は暑さに弱い犬種になります。 

愛犬のためにできる暑さ対策とは

犬
Pezibear

 犬が熱中症にならないように、暑さ対策をおこなっていきましょう。簡単にできる方法をご紹介します。 

暑さ対策は室内も!

 暑さ対策は室内でもしっかりおこなっていく必要があります。暑い時期はエアコンを使って温度調整していきましょう。ちょっと留守にする場合でもエアコンはつけておくべきです。また、犬がいつでも水分補給ができるようにしておくことも大切です。新鮮なお水を用意して、水を置く場所も涼しいところに置くように気を付けましょう。 

散歩する時間を調整しよう

 例えば、散歩する時間を調整するのも簡単にできる暑さ対策です。暑い時期の日中は地面が高温になっているので、日中の散歩は避けて早朝や夕方におこなうようにしましょう。早朝や夕方に散歩する場合でも水分補給ができるように準備しておく必要があります。 

愛犬のために暑さ対策グッズを活用しよう

 簡単にできる暑さ対策として暑さ対策グッズを活用するのもおすすめです。現在ではたくさんの犬の暑さ対策グッズがあります。触れるとひんやりする素材のマットやベスト、体にミストを吹きかけるスプレー、犬用のプールなどいろいろ活用しましょう。 

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夏は暑さ対策を万全に!

犬
MolnarSzabolcsErdely

 犬の暑さ対策について紹介しました。犬は暑さが苦手で、自身で温度調整するのも限界があるので、飼い主がしっかりと暑さ対策をおこなって犬を守ってあげなくてはいけません。大切な熱中症にならないように、しっかりと暑さ対策をおこなって守ってあげましょう。

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komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

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