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【獣医師監修】犬のヒート(生理)中の主な症状は?気をつけるべきことを解説します

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人間と同じように、犬にもヒート(生理)がありますが、その周期や期間などは人間とは異なります。メスを飼っている方は、どんな準備や心構えをしておけばよいのか分からず不安になってしまいますよね。 この記事では、ヒート中の犬の症状や注意点などついて解説していきます。

【獣医師監修】犬のヒート(生理)中の主な症状は?気をつけるべきことを解説します
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目次

  1. 犬のヒート(生理)とは
  2. ヒート期間中の主な症状
  3. ヒート中の散歩やトリミングについて
  4. ヒート中のオムツは必要?
  5. 些細な変化にも気がつけるようにしましょう

犬のヒート(生理)とは

犬

人間には、月に1度の生理が訪れますが、犬にとっての生理は正確には「発情期」と呼ばれ、年に約2回の周期で発情期が来ると考えられています。ただし、個体差があるため、犬によっては年に1度しか発情期が来ない場合もあります。

生理のサイクルは4段階

犬の生理には「発情前期」「発情期」「発情後期」「無発情期」の4段階のサイクルがあります。一般的に発情前期・発情期の出血期間のことをヒートと呼び、出血は短い犬で8日前後、長い犬で2週間ほど続きます。ただし、この期間に関してはかなりの個体差があります。

ヒートはいつから始まる?

犬の生理が始まる時期は、犬によってさまざまです。一般的には、小型犬で生後6~9ヶ月、大型犬は生後1~2年ほどで生理が始まると言われています。

ヒート期間中の主な症状

犬

犬の生理には4段階のサイクルがあります。そのためヒート期間中に出血するだけでなく、段階ごとに性格や普段の態度にも変化が現れます。犬の生理が始まる前に変化に気づけるよう、段階ごとの症状を確認しておきましょう。

発情前期の症状

発情前期は、犬の陰部がふくらみ出血が始まる時期です。おしっこの回数が多くなったり、おしりを気にして舐めるなどの行動が見られるようになります。また、食欲が低下したり元気がなくなる場合もあります。

発情期の症状

発情期に入ると出血量がピークを迎えますが、それ以降は徐々に色が薄くなり出血量も減っていきます。そわそわしたり、普段より甘える、または反抗するなど、いつもとは違った様子が見られます。この時期はオスを受け入れやすくなるため、妊娠を望んでいないのであれば注意が必要です。

発情後期から無発情期の症状

発情後期に入ると、出血が止まり犬の様子もいつも通り落ち着いてきますが、乳腺に張りが出てくる場合もあります。また、通常妊娠していれば2ヶ月後には出産を迎えるため、この時期に偽妊娠という症状が現れることもあります。

偽妊娠の症状としては、乳腺が発達してお乳が出たり、食欲が低下したり、ぬいぐるみを子どものように抱えて出産の準備のような行動を始めます。このような症状は無発情期を迎えると自然におさまるため、心配せずに見守ってあげましょう。

ヒート中の散歩やトリミングについて

犬

ヒート中のメスはオスを興奮させてしまうため、妊娠やケンカなどのトラブルを起こさないよう、散歩をする際は注意が必要です。なるべくオスと対面することのないような場所や時間帯に散歩に出かけるなどの工夫をしましょう。また、ヒート中の犬はとてもデリケートで、ストレスや疲れが溜まりやすいため、トリミングや予防接種などもヒートが落ち着いた後に連れて行くのがベストです。

ドッグランやドッグカフェなどの利用

ドッグランやドッグカフェは、たくさんの犬が集まる場所です。ヒート中の犬を連れて行けば、オスを興奮させトラブルの原因となります。また、ヒート中の犬は普段より攻撃的になることもあるため、他の犬に怪我をさせてしまう危険もあります。そのため、ヒート中はドッグランやドッグカフェの利用は避けた方が良いでしょう。 

ヒート中のオムツは必要?

犬

ヒート中の出血量は犬によってさまざまですが、犬が自分で血を舐め取ってキレイにしているのであれば、特別なケアの必要はありません。しかし、出血量が多い犬の場合は犬用のオムツや、マナーパンツを着用させると良いでしょう。また、オムツが苦手な犬の場合は、出血がソファーや絨毯に付かないようにトイレシーツやマットなどを敷いておくのがおすすめです。

ヒート中におすすめの紙オムツ

P.oneの使い捨てタイプの紙オムツは、吸水力が高いことから、生理だけでなくお漏らし対策にも使用できます。ウエストに伸縮バンドが入っているため、犬の体型に合わせてしっかりフィットしてくれます。

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些細な変化にも気がつけるようにしましょう

犬

犬によってヒートが始まる時期や周期、症状はさまざまです。落ち着きがなくなったり、だるそうにしている場合はヒートが始まるサインかもしれません。元気がない場合は無理に散歩などに連れ出そうとせずに、静かに家の中で見守ってあげましょう。

また、今後出産の予定がないのであれば、避妊手術を受けることもひとつの方法です。避妊手術は適切な時期に行うことで、乳腺腫瘍や子宮蓄膿症などの病気の予防にもつながります。

避妊手術の時期については、ヒート中は行わないほうが良いので、完全に終わってから1ヶ月は期間を空けたほうがよいですが、愛犬の体調をよく観察し、かかりつけの獣医師と相談して、検討するようにしましょう。

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この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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