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グレーター・スイス・マウンテン・ドッグってどんな犬種?詳しく解説

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たくましい体格を持ち、威風堂々とした雰囲気を漂わせるグレーター・スイス・マウンテン・ドッグ。日本ではあまり馴染みがありませんが、古くからスイスアルプスで人間と共に暮らしてきた犬です。力は強いけれど心穏やかで誰からも愛されている性格の持ち主です。

今回はグレーター・スイス・マウンテン・ドッグの、誕生の歴史から性格や身体の特徴、かかりやすい病気までを解説していきます。

グレーター・スイス・マウンテン・ドッグってどんな犬種?詳しく解説
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目次

  1. グレーター・スイス・マウンテン・ドッグの歴史は?
  2. グレーター・スイス・マウンテン・ドッグはどんな性格?
  3. グレーター・スイス・マウンテン・ドッグの身体の特徴
  4. グレーター・スイス・マウンテン・ドッグは日本ではかなりのレアな犬種

グレーター・スイス・マウンテン・ドッグの歴史は?

グレーター・スイス・マウンテン・ドッグ
Valeria Boltneva Pexels

 グレーター・スイス・マウンテン・ドッグはスイス原産の山岳犬として知られていますが、その歴史は遥か紀元前にまで遡ります。まずは、犬種の起源や人間と共存してきた歴史をひも解いていきましょう。

牧畜犬、牽引犬として活躍していたグレーター・スイス・マウンテン・ドッグ

 スイス原産の山岳犬には4種類が存在しており、グレーター・スイス・マウンテン・ドッグをはじめバーニーズ・マウンテン・ドッグなども近い種類となります。たしかに外見がよく似ていますね。

その中でも、グレーター・スイス・マウンテン・ドッグは、最も歴史が長く体が大きいのが特徴です。

もともとこの犬種は、古代ローマ時代にマスティフ系の犬がアルプス地方へ持ち込まれ、土着の犬と交配が続けられ誕生したと言われています。その後、ヨーロッパ各地へ広まっていったと考えられています。

アルプスでは牧畜のための番犬や運搬犬として活躍し、「肉屋の犬」として食肉を運んだと言います。しかし19世紀も後半に入ると、運搬などの仕事は車や鉄道などに取って代わられ、徐々に活躍の場を失っていくことになりました。

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20世紀初めに独立した犬種として認定される

 20世紀に入るまで、グレーター・スイス・マウンテン・ドッグという独立した認識はされていませんでした。

1908年にスイスで開催されたドッグショーにおいて2頭の短毛のバーニーズ・マウンテン・ドッグが披露されたことをきっかけに、それらの犬がヨーロッパの大型山岳犬の典型であると認識され、1909年に初めて固有の犬種としてスイス・ケネル・クラブに公認されました。

さらに1912年には、グレート・スイス・マウンテン・ドッグクラブが設立され、妻女のスタンダードはFCI(国際畜犬連盟)によって1939年以降に公表されました。その後アメリカに渡ったこの犬種は、AKC(アメリカンケネルクラブ)に認められ1995年に正式な認定を受けました。

グレーター・スイス・マウンテン・ドッグはどんな性格?

グレーター・スイス・マウンテン・ドッグ
herbalismlove Unsplash

同系統の犬種バーニーズ・マウンテン・ドッグなどは温和な性格で知られていますが、グレーター・スイス・マウンテン・ドッグの場合はどうなのでしょうか。 

警戒心と縄張り意識が強い側面も

かつては牧畜犬としての役目を負っていたこともあり、警戒心が強い側面も併せ持っています。また縄張り意識があるため、見知らぬ人や犬に対して防衛本能を発揮してしまうこともあります。

きちんとしたしつけによって改善できますが、日頃の運動などによってストレスを発散させることが不可欠です。

温和で家族想い

体の大きさそのままに、堂々としていて物怖じしません。非常に温厚で、慣れた人に対しては愛情をもって接します。

また子どもに対しても優しく、賢く物覚えも良いので、比較的しつけはしやすいといえるでしょう。

グレーター・スイス・マウンテン・ドッグの身体の特徴

グレーター・スイス・マウンテン・ドッグ
6591713

グレーター・スイス・マウンテン・ドッグは、その体格に見合った力強さを持っています。次に、グレーター・スイス・マウンテン・ドッグの身体的特徴を解説します。

毛色のスタンダードはトイカラー

眉間から鼻先にかけてホワイトでマーキングされ、頬、目の上、耳の内側、前胸の両側にレディッシュ・ブラウンがある3色のトライカラーが特徴です。

主な毛色はブラックで、マーキングは途切れることなく喉から胸にまで降りてきています。またホワイトマーキングは足及び尾の先にもあり、ブレーズと目の上のタンマーキングの間には黒い被毛の部分が残っていなければなりません。首のホワイトパッチまたは首回りのホワイトカラーは許容とされています。

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力強くて機敏。何でもこなせる作業犬

体高は64.5〜72.5センチで、体重や47〜63キロとかなり大きいサイズ感で、もちろん大型犬に分類されます。丈夫でがっしりと筋肉質な体格をしていますが、圧倒的な存在感がある外見とは違って動きは機敏で持久力も兼ね備えています。

また体高より体長の方が長いため、しっかりと地面を踏ん張れるようになっており、堂々とした威厳を感じさせます。

グレーター・スイス・マウンテン・ドッグは日本ではかなりのレアな犬種

グレーター・スイス・マウンテン・ドッグ
thebeebesknees

ここ近年の日本での登録頭数は毎年0〜1頭というごく少数のグレーター・スイス・マウンテン・ドッグは、とてもインパクトがある犬種です。

日本ではあまりお目にかかることはできませんが、もしイベントなどで出会う機会があれば、じっくりと観察してみて下さいね。

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choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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