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【獣医師監修】犬のノミとダニは薬で予防しよう|寄生された場合の症状と駆除方法もあわせて解説します

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春から秋にかけて、特に注意しておきたいのがノミやダニのトラブルです。ノミもダニもあっという間に増殖してしまうとても厄介な存在なので、普段から予防をしておくことが重要になります。

しかし、一体なぜ犬にはノミやダニが付着しやすいのでしょうか?

今回は、ノミとダニの特徴や犬に付いてしまう原因から、ノミやダニに刺されたときの症状、対処法、予防法について解説します。

【獣医師監修】犬のノミとダニは薬で予防しよう|寄生された場合の症状と駆除方法もあわせて解説します
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目次

  1. まずはじめに犬に寄生するノミとダニの違いについて
  2. 犬にノミやダニが寄生してしまう原因
  3. 犬がノミやダニに寄生された場合の症状は?
  4. 犬についたノミやダニを駆除する方法
  5. 愛犬をノミやダニから守るために
  6. 予防策を講じてノミやダニに寄生されない環境作りを

まずはじめに犬に寄生するノミとダニの違いについて

犬 ノミ ダニ

はじめに、犬に寄生するノミとダニの特徴や違いについて知っておきましょう。 

ノミの特徴

ノミは体長1~3mm程度で、肉眼で確認できる寄生虫です。犬の体表を素早く移動し、ぴょんぴょんと飛び跳ねて姿をくらますので、見つけにくいかもしれませんが、ノミが寄生していると体表に小さな黒いノミの糞が見られます。

ノミは気温や湿度が高い時期に繁殖が活発になるので、春から秋にかけてが要注意です。ノミの幼虫はフケや食べこぼしを好んで食べるのに対し、成虫は血液を好むので吸血します。繁殖力が非常に強く、家の中にノミが生息してしまうと爆発的に増えてしまう非常に厄介な存在です。 

ダニの特徴

犬に寄生するダニにはいくつかの種類がありますが、その中で特に注意したいのがマダニです。マダニは体長3~4mm程度の肉眼で確認できる大きなダニで、ときに犬が貧血を引き起こすほど吸血します。

また、大量に血を吸うだけでなく、ウイルスや細菌を運ぶのもマダニの怖いところです。マダニはノミと違い、しっかりと皮膚に咬みついており、引っ張ってもなかなか取れません。 

犬にノミやダニが寄生してしまう原因

犬 ノミ ダニ

犬に対してノミとダニが寄生する原因を知っておけば、予防に役立てられます。まずは犬にノミやダニがつく原因を見ていきましょう。 

散歩のときに寄生する

ノミは気温や湿度の高い環境を好むので屋外においては、冬以外は生息しています。そのため、犬の散歩のときに草むらの中に入ったり、花壇のすぐ近くを歩いたりしているときに寄生することがあります。

ただし、13度以上の室温であれば、冬でも部屋の中で繁殖している可能性はあるので注意が必要です。心配な方は季節問わず、通年で予防しておきましょう。

また、マダニも草木が茂っている環境を好むので、歩道の茂みの付近や山道などを犬と散歩しているときに寄生される可能性があります。

部屋の掃除不足

部屋の掃除が行き届いてなく、犬の寝床に湿気がこもりがちだったり、犬のフケが落ちたままになっていたりなど、不衛生な環境にしているとノミやダニが発生しやすくなります。

他の犬から寄生する

他の犬に付いているノミに寄生されてしまうこともあります。特に多頭飼いの場合は、全ての犬が予防を講じていないと大量発生しやすいので注意が必要です。

トリミングやドッグランなど多数の犬がいる場所に出かけた後なども、注意が必要です。

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犬がノミやダニに寄生された場合の症状は?

犬 ノミ ダニ

ここでは、犬がノミやダニに寄生された際に、どのような症状が見られるのかを解説していきます。

貧血

1匹あたりのノミが吸血する量は少なくても大量にノミが犬に寄生してしまうと、それなりの血液が吸われることになってしまいます。またダニも同じで、子犬の場合は貧血を起こすこともあるので注意が必要です。

アレルギー反応による強いかゆみ

ノミの唾液が犬の身体にアレルギー反応を起こし、強いかゆみを伴います。体をしきりに掻いたり地面に体を擦りつけたりするなど、見るからに犬がかゆそうにしているような場合は、ノミやダニが付いている可能性が考えられます。たった1匹しか付いていなくても、かゆみを引き起こすので侮れません。

湿疹や脱毛

ノミやダニに何度も吸血が繰り返されると、犬には強いかゆみとともに湿疹や脱毛など皮膚症状が起きることがあります。 

犬についたノミやダニを駆除する方法

犬 シャンプー

犬にノミやダニによる症状が見られたら、すぐに見つけて退治したいところですが、やみくもに指で取ろうとすると逆効果になるので、適切に対処することが大切です。 

マダニは無理に取ろうとしない

マダニは皮膚の奥深くまで咬み付いているため、引っ張っても簡単には取れません。ピンセットなどで無理に取ろうとすると、口器だけが皮膚の中に残ってしまい化膿の原因になります。犬の皮膚に付いているのを見つけたら、必ず動物病院で取り除いてもらうようにしましょう。 

ノミを見つけても潰さない

犬の体表にノミがいるのを見つけた際は、絶対に潰さないようにしましょう。メスのノミは体内に大量の卵をかかえているので、潰してしまうと卵を撒き散らすことになってしまいます。

そのため、ノミ取りコームでノミを絡め取り熱湯を入れた容器に浸ける、もしくはノミ取りシャンプーを使用して愛犬の体を洗うなどして対処しましょう。

愛犬をノミやダニから守るために

犬

愛犬にノミやダニを寄せつけないようにするためには、普段からの予防が欠かせません。

ノミやダニの予防薬を投与する

犬に定期的にノミやダニの予防薬を投与しておくことが非常に大切です。ノミやダニの予防薬は、さまざまなタイプがあります。

動物病院で扱っている医薬品を処方してもらうのが良いでしょう。体に直接垂らす液体のタイプや、おやつ感覚で食べられるチュアブルタイプなどがあります。

注意点としては、まれに、垂らすタイプだと垂らした部位の皮膚がかぶれたり、食べるタイプだと食欲不振などの副作用が出る子も存在するので、体質に合ったものを使っていきましょう。迷われる場合は、一度かかりつけの獣医師に、どの駆除薬を使えばよいかを相談してみてください。

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定期的なシャンプーとブラッシング

定期的にシャンプーやブラッシングをして犬の全身を清潔に保つことも肝心です。また、体を触りながらお手入れをすることで、皮膚に異常がないかも確認できるので、ノミやダニの早期発見にもつながります。

繁殖しない環境作り

犬が過ごす部屋をこまめに掃除機かけをしたり、湿気がこもらないように換気をして風通しをよくするなどして、ノミやダニが繁殖しにくい環境作りを心がけるようにしましょう。また、ノミやダニは熱に弱いので、愛犬のベッドやクッションに熱湯をかけて洗ったり、乾燥機にかけたりするのも予防になります。

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予防策を講じてノミやダニに寄生されない環境作りを

犬

ノミやダニに刺されると、強いかゆみや湿疹などで愛犬が辛い思いをしてしまうので、定期的に予防薬を投与して寄せつけないようにしましょう。また、犬が過ごす部屋をこまめに掃除してノミやダニが繁殖しにくい環境作りを心がけることも大切です。繁殖力が強く非常に厄介な存在なので、決して予防を怠らないように気を付けましょう。

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この記事のライター

choco

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