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犬を育てるのはどれくらいの費用がかかるの?飼う前に知っておくべき年間のお金のはなし

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犬を家族として迎える前に知っておきたいのが、育てるのにかかる費用です。えさ代や日用品代はもちろんのこと、ワクチン接種や健康診断の費用、病気やケガによる治療費・通院費、サロンでのお手入れ代など、このほかにもさまざまな費用が発生します。犬を飼い始めてから、お金がないという理由で飼育放棄になってしまっては犬が不幸になってしまいますので、犬を育てるのにはどのぐらいの費用がかかるのか、しっかりと理解しておきましょう。

犬を育てるのはどれくらいの費用がかかるの?飼う前に知っておくべき年間のお金のはなし

目次

  1. 犬を迎えるときにかかる費用は?
  2. 犬を迎えた後にかかる年間の費用について
  3. 医療費はどれぐらいかかる?
  4. 犬を迎えるときは費用についてもしっかり考えよう

犬を迎えるときにかかる費用は?

子犬
Pexels

 まず、犬を迎えるときにかかる費用から見ていきましょう。

狂犬病予防接種費用

  • 目安費用:3,000円

 犬の飼い主には年に1回、狂犬病予防接種をすることが法令で義務付けられているので、犬を迎えたら必ず行わなければなりません。そして、狂犬病予防注射証明書(交付手数料550円)も発行してもらいます。

畜犬登録費用

  • 目安費用:3,000円

 狂犬病予防注射証明書を発行してもらったら、30日以内に住んでいる地域の役所で犬の登録申請手続きをする必要があります。 

混合ワクチン接種費用

  • 目安費用:15,000円(2回分)

 混合ワクチン接種は任意ですが、生後間もない子犬を迎えた場合は、免疫力が備わっていないため、受けておいた方が安心でしょう。 

生活必需品費用

  • 目安費用:25,000円~

クレートやケージ、サークル、キャリーバッグ、1ヶ月分のフード、トイレシート、首輪、リード、おもちゃなども事前に揃えておく必要があります。

犬を迎えた後にかかる年間の費用について

ごはんを食べる犬
moob Unsplash

 アニコム損害保険株式会社が行った調査(2018年)によると、犬にかかる年間支出費用は48万円とのことでした。体格別における年間支出額は、以下の結果となっています。(※1) 

  • 超小型犬(体重5kg未満):約423,000円
  • 小型犬(5~10kg):約436,000円
  • 中型犬(10~15kg):約552,000円
  • 大型犬(15kg以上):約757,000円

 病気・ケガの回数や犬種によって、かかる費用は上記の金額より多いこともあれば、少ないこともあります。そのため、あくまでも目安として把握しておくとよいでしょう。

ここでは、年間にかかる費用の内訳の一部をご紹介します。

ワクチン接種・健康診断など病気予防費用

  • 超小型犬、小型犬 27,000円
  • 中型犬 35,000円
  • 大型犬41,000円

フード(おやつを含む)費用

  • 超小型犬 42,000円
  • 小型犬 56,000円
  • 中型犬 81,000円
  • 大型犬149,000円

 体のサイズが大きくなるほど食べる量が増えるので、どうしてもフードの費用は大型犬の方がかかります。 

日用品費用

  • 超小型犬 13,000円
  • 小型犬 15,000円
  • 中型犬 11,000円
  • 大型犬20,000円

 トイレシーツや、ブラシなどのお手入れに必要なグッズも必須です。 

カット・シャンプー・トリミング費用

  • 超小型犬 49,000円
  • 小型犬 44,000円
  • 中型犬 42,000円
  • 大型犬47,000円

 伸び続ける毛質の犬種はカットが必要なので、その分費用がかかります。 

病気やケガの治療費

  • 超小型犬 63,000円
  • 小型犬 67,000円
  • 中型犬 86,000円
  • 大型犬118,000円

 若くて体力がある成犬期は、比較的体調が安定しているため、それほど治療費がかからないかもしれませんが、体調を崩しやすい子犬期やシニア期は、高額な治療費が発生することも少なくありません。 

その他の費用

 その他にも、人によってはしつけ教室に通う費用やドッグウェア代、ペットホテル代などもかかるでしょう。また、夏や冬は犬を留守番させるときに、冷暖房器具をつけたまま出かけることになるため、今までよりも光熱費がかかると思っておきましょう。

医療費はどれぐらいかかる?

犬
jaminriverside

 ペットには公的な医療保険制度がないため、治療費が高額になりがちです。動物病院によって異なりますが、参考までにかかる治療費は以下の通りです。 

  • アレルギー性皮膚炎(通院2日):約30,000円(診察代、検査代、薬代、薬浴代)
  • 急性胃腸炎(通院5日):約69,000円(診察代、検査代、薬代)
  • 誤飲(手術・入院3日・通院4日):約114,000円
  • 膝蓋骨脱臼(手術・入院15日・通院3日):約30万円

 特に、手術が必要になる病気やケガの場合は、高額な治療費がかかります。よって、愛犬に万が一のことがあっても、適切な治療を受けさせてあげられるだけの経済的な余裕が必要になります。

犬を迎えるときは費用についてもしっかり考えよう

子犬
birgl

 超小型犬であっても年間にかかる費用は40万円程度、大型犬においてはその2倍近くの費用がかかります。犬との暮らしは、とても楽しく幸せなものですが、さまざまな費用がかかることを頭に入れ、経済的な余裕があるのかよく検討してから迎えるようにしましょう。

(参考文献)※1 ペットにかける年間支出調査(2018年)アニコム損害保険株式会社

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komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

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