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ドーベルマンの平均寿命は?健康寿命を伸ばすために飼い主ができること

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凛々しくクールな顔つきと、艶やかなタン色の被毛が魅力的なドーベルマン。強面な顔つきから一見怖そうな印象を持たれがちですが、穏やかで愛情深く従順な性格で訓練がしやすい犬種なんです。そこで今回は、家族に迎えるにあたって気になるドーベルマンの平均寿命やかかりやすい病気、健康で長生きしてもらうために必要な運動量などについてご紹介します。

ドーベルマンの平均寿命は?健康寿命を伸ばすために飼い主ができること
話題/ 犬用ベッド徹底比較 犬用ベッドなんでも良いって思ってない?愛犬の寿命にもつながるベッドの選び方教えます。

目次

  1. ドーベルマンの平均寿命はどのくらい?
  2. ドーベルマンの適正体重と食事管理
  3. ドーベルマンがかかりやすい病気
  4. ドーベルマンに必要な運動量とは
  5. ドーベルマンが快適に暮らせる環境
  6. ドーベルマンと長く一緒に過ごすために

ドーベルマンの平均寿命はどのくらい?

ドーベルマン
patstatic

ドーベルマンの平均寿命は、10〜13年と言われており、大型犬の中では平均的な寿命と言えます。大型犬は、体の大きさに比べて臓器が小さく、日常的に臓器への負担が大きいことや、小型犬と比べると早いスピードで成長することから、小型犬よりも平均寿命が短いと言われています。シニア期に入るのも早く、5〜6歳頃からシニア犬となります。

大型犬の年齢を人間の年齢に換算したものを表にまとめました。

犬の年齢 

人に換算した年齢

1歳 

12歳

2歳 

19歳

3歳 

26歳

4歳 

33歳 

5歳 

40歳

6歳 

47歳 

7歳 

54歳

8歳 

61歳

9歳 

68歳

10歳 

75歳

11歳 

82歳

12歳 

89歳

13歳 

96歳

14歳 

103歳

犬の年齢を人間に換算すると何歳?こちらの記事で詳しく解説しています

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ドーベルマンの適正体重と食事管理

ドーベルマン
YamaBSM

ドーベルマンの適正体重は約40〜45kg、メス32〜35kg程度となっており、大型犬に分類されます。体重は、大型犬になればなるほど体高によっての個体差が大きくなりますので、理想体重は一概に言えません。定期的にドーベルマンの全身を手で確認し、太りすぎてはいないか、または痩せすぎてはいないかを確認することが大切です。 

1日でも長生きしてもらうためには、毎日の食事管理で適正体重を保つことが重要となります。1日の給餌量を守り、肥満に注意しましょう。おやつも摂取カロリーとして計算してください。後述する胃捻転を予防するためにも、食事の回数を何回かに分け、少量ずつ与えるのもよいかもしれません。

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ドーベルマンがかかりやすい病気

ドーベルマン
Alexas_Fotos

 大事な家族の一員である愛犬には、健康に長生きしてもらいたいですよね。ドーベルマンには、大型犬特有のかかりやすい病気である股関節形成不全と胃捻転、拡張型心筋症などの病気に気を付ける必要があります。 

股関節形成不全

股関節形成不全とは、大型犬や超大型犬に起こりやすい疾患です。 この疾患は、遺伝的素因が多いとされていますが、成長期の偏った栄養や運動なども原因になると言われています。生後4〜12ヶ月頃の成長期に分かることが多いと言われており、症状としては腰を振るように歩いたり、横座りをする、重症になると歩行困難になる子もおり、手術が必要になることもあります。 

胃捻転(いねんてん)

胃捻転とは、文字通り胃がねじれる急性の病気です。大型犬の中でも胸の深い犬種に起こりやすいと言われており、ドーベルマンもこの中に該当します。起こる原因としては、早食いや誤飲、食後すぐの激しい運動、空気を大量に飲み込んだ場合などが挙げられます。

胃がねじれたことによるショックで、24時間以内に亡くなることもあるため、症状が見られたらすぐに動物病院を受診しましょう。

拡張型心筋症

心筋症とは、心臓の筋肉に異常が起こり、心臓の働きが低下する心臓病です。拡張型心筋症は筋肉が薄くなることによるものです。遺伝性疾患と言われており、歳をとることで発症のリスクが高まり、3〜10歳の中年齢で多く見られます。

症状としては、元気や食欲がなくなる、運動を嫌がるなどが挙げられ、重症化すると呼吸困難や不整脈が見られることがあります。予防法はないですが、早期発見が重要となるため上記のような症状がみられた場合は、早めに病院に相談しましょう。

ウォブラー症候群(頸椎すべり症)

頸椎により脊髄が圧迫されてしまう病気です。首を動かしたがらない(下げたままにする)、後ろ足のふらつきといった歩行異常などが見られます。内科療法としてステロイド剤を投与して腫れを抑えたり、運動制限をすることで症状の改善を図る方法がありますが、進行性の病気のため歩行が困難になったり四肢が麻痺していきます。外科的処置として、脊髄を圧迫しているものを取り除く手術をする場合もあります。

ドーベルマンは好発犬種とされていますが、発症の原因は分かっておらず、有効な予防法はありません。

ドーベルマンに必要な運動量とは

ドーベルマン
buddhapixel Unsplash

逞しい筋肉質な体をもつドーベルマンは、毎日かなりの運動量を必要とする犬種です。

朝晩の1日2回、1回あたり1時間以上の散歩を毎日行いましょう。ただ歩くだけの散歩では運動量が満たされているとは言えないため、一緒にジョギングをしたり、広い公園などでのボール遊びやダッシュなどたっぷりと走らせて運動量を確保してあげましょう。

落ち着きのある性格をしていますが、運動量が不足してしまうとストレスが溜まり破壊行為などの問題行動を起こしてしまうこともあるため、存分に走らせて発散させてあげることが大切です。

また賢い犬種なので頭を使うノーズワークなども好みます。雨で外にお散歩に行けない日などは、知育おもちゃなどを活用するとよいでしょう。

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ドーベルマンが快適に暮らせる環境

ドーベルマン
Aysun Kahraman Öktem Pexels

大型犬なので広いスペースが確保できることが望ましいです。ケージやトイレなどを設置しても十分に歩き回れるとよいでしょう。警戒心が強い面があるため、刺激のない落ち着ける環境を室内で作ってあげると、攻撃性を持ちにくくなります。

ドーベルマンは寒さに弱い犬種のため、室温には気を配る必要があります。冬は犬用ヒーターや毛布、湯たんぽなどを活用して暖かい環境を整えてあげましょう。夏場は室内であっても熱中症対策が欠かせません。湿度も体調不良の原因となるので、あわせて気にかけるようにしましょう。

また、股関節形成不全になりやすいので、足腰に負担がかからないよう高低差のあるところにジャンプさせない、犬用ステップを使って段差を低く、滑らない床材に変えるなどの工夫も大切です。

温度・湿度対策についてはこちらの記事をチェック

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ドーベルマンと長く一緒に過ごすために

ドーベルマン
YamaBSM

ドーベルマンは、小型犬と比べると短命の傾向にありますが、飼育環境や健康管理に気をつけることによって平均寿命よりも長生きするケースは多くあります。バランスの取れた食事と毎日の運動量をカバーすることで、体型管理と愛犬のストレス発散に役立ちます。ドーベルマンは、外見に反して寂しがり屋で飼い主と一緒にいることを好むため、たっぷりとスキンシップの時間をとり愛情をかけながら、楽しい時間を過ごしてくださいね。

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この記事のライター

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