banner

banner

ブルマスティフの基本情報を紹介!性格から特徴、育て方まで

お気に入りに追加

ブルマスティフは、強面な見た目とワイルドな体格で怖いイメージがありますが、実は子どものいる家庭でも飼育可能な穏やかで愛情深い性格の持ち主です。今回の記事では、そんなブルマスティフの特徴や性格、飼い方などを紹介します。

ブルマスティフの基本情報を紹介!性格から特徴、育て方まで
【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

あわせて読みたい

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

目次

  1. ブルマスティフのルーツについて
  2. ブルマスティフの性格は?
  3. ブルマスティフの飼育ポイント
  4. ブルマスティフと過ごす穏やかな時間

ブルマスティフのルーツについて

ブルマスティフ
Abeilleblanche

 ブルマスティフの性格やしつけの仕方を紹介する前に、まずはブルマスティフのルーツについて紹介したいと思います。ブルマスティフの歴史や特徴を知ることで、より深い理解が得られるはずです。 

ブルマスティフの歴史

 イギリス原産のブルマスティフは、その名の通り、イングリッシュ・ マスティフブルドッグを交配させて誕生した犬種です。19世紀後半イギリス貴族の所有地や禁猟区を、密猟者から守るための番犬として活躍していました。

しかし、大型で俊敏さに欠けていたことから、イングリッシュ・マスティフの力強さと勇敢さと辛抱強さに、ブルドックの素早さと、攻撃力が加えられました。その結果、両犬種の長所を受け継ぐことに成功し、侵入者を傷つけることなく取り押さえ、番人が到着するまで見張ることができました。

当初は雑種として扱われていましたが、1924年に現在のスタンダードが公認されました。戦時中は、軍用犬として、戦後はイングリッシュ・マスティフの絶滅を阻止するために血を貸すなど復興に貢献しました。一時は人気が落ち絶滅の危機にあったブルマスティフですが、20世紀に入り人気が復活し、現在はショードッグや伴侶犬として世界中で愛されています。

ブルマスティフの特徴

 ブルマスティフには、同じ血を引くマスティフ系やロットワイラーなど似ている犬種が存在します。そのため、ブルマスティフの体格や毛色などの身体的特徴をしっかりと理解しておきましょう。また、寿命やかかりやすい病気も紹介していきます。 

体型、体質

 ブルマスティフの体高はオスが63~68cm、メスは61~66cmです。平均体重はオスが49.9~59kg、メスは45~54.4kgとされていて、大型犬に分類されます。

ブルマスティフは、垂れ耳でタレ目、眉間にはシワがあり、マズルが短くブルドッグを連想させる強面な顔立ちをしています。また、筋肉質で、力強くがっしりとした体つきはマスティフに似ています。

被毛について

 ブルマスティフの被毛は、短毛の固いダブルコートで、どんな気候でも保護の役目を果たすと言われています。毛色は、フォーン、ブリンドル、レッドなどの単色です。胸のわずかな白斑は許されており、他の部分の白斑は好ましくないとされています。また、垂れ耳は色濃く、マズルはブラックでなければなりません。

寿命やかかりやすい病気

 ブルマスティフは、身体が完成するまでに3年以上かかると言われており、平均寿命は8~10年くらいだとされています。

ブルマスティフのかかりやすい病気には、股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)、眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)、甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)などがあげられます。また、大型犬がかかりやすい病気として早食いや水のがぶ飲み、食後の激しい運動などによって起こる胃捻転(いねんてん)があり、食後にドッグランで走り回り死亡してしまった例もあるので、十分注意しましょう。ブルマスティフは垂れ耳なので外耳炎(がいじえん)などにもかからないよう、耳を清潔に保つようにしましょう。

ブルマスティフの性格は?

ブルマスティフ
quinn.anya

 強面な顔と筋肉質な体型から怖がられてしまうブルマスティフですが、意外にも穏やかで優しい性格の持ち主です。一方で、番犬として改良された犬種でもあるため警戒心や防衛本能が強い性格でもあります。 

防衛本能があり攻撃性も強い

 ブルマスティフは優しく物静かな性格の反面、テリトリー防衛本能が強く、飼い主を不審者から守ろうと勇敢に立ち向かっていく強い攻撃性も兼ね備えています。実用性のみを考え改良されたため、番犬、軍用犬として活躍してきた名残として、冷静沈着で警戒心も強く、判断力にも優れています。しかし、現在は家庭犬として改良されているため、以前ほどの強い攻撃性はなく薄まってきています。 

優しくて忠誠心が強い

 ブルマスティフの性格は、優しく物静かで、のんびりとしています。威厳が漂う風貌からは、想像が難しいかもしれませんが心を許した飼い主には、とても忠誠心が強く愛情深い性格なので、甘えん坊で無邪気な一面を見せることでしょう。賢く、飼い主の命令には喜んで従いますが、頑固で嫌なことや無理な命令には従わないこともあるため、ブルマスティフはトレーニングの難易度が高めと言われています。 

ブルマスティフの飼育ポイント

ブルマスティフ
da_bomb_987654321

 優しく物静かで頼もしい番犬の役目も果たしてくれるブルマスティフの良さを存分に引き出すためにも、快適な環境やしつけは不可欠です。他にも運動や日頃のケアの仕方などブルマスティフの育て方について紹介していきます。 

  1. しつけ
  2. ケア
  3. 運動
  4. 環境

1.しつけ

 ブルマスティフは、物静かでおっとりとした性格が特徴的ですが、大型犬の中でも体格がガッチリしているため、決して飼いやすい犬種ではありません。そのため特に、服従関係は念入りに子犬の頃から教え込み、小さな子どもも含めて家族のなかの上下関係を、はっきりさせておくことが大切です。また、警戒心が強いため、社会化期の間に家族以外の人や他の動物と接する機会を積極的に与えて、社会性を身につける必要があります。

以前ほどの攻撃性が無いとは言え、ブルマスティフはあごの力が強靭なため、噛まれた場合は大怪我になりかねませんので、「噛み癖」をつけないためにも社会性は必要不可欠です。頑固な性格で、しつけには根気が必要になります。初心者がブルマスティフを飼うということはあまりないかもしれませんが、しつけに不安がある場合は、プロに相談するのもいいでしょう。

この記事もチェック!

犬のしつけ教室を選ぶ時のポイントが知りたい!料金やシステム、チェックしておきたい設備について解説

あわせて読みたい

犬のしつけ教室を選ぶ時のポイントが知りたい!料金やシステム、チェックしておきたい設備について解説

愛犬が言うことを聞いてくれなくて困っている、しつけ方が分からない、といった理由で、犬をしつけ教室に連れて行くか悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。しかし、犬のしつけ教室はたくさんの種類があり、何を基準に選べば良いか、初めての方には少し難しいですよね。そこで今回は、犬のしつけ教室を選ぶときのポイントや料金などをご紹介していきます。自分と愛犬に合ったしつけ教室を選ぶための参考にしてみてください。

2.ケア

 ブルマスティフは短毛なので被毛のケアはとても楽です。ブラッシングは週に1回程度、ピンブラシなどでマッサージするように行うだけで十分です。被毛にベタつきを感じたり、汚れが目立ってきたらシャンプーをしてください。

この記事もチェック!

正しい犬のシャンプーのやり方を解説。子犬がシャンプーを始める時期やおすすめ商品もご紹介

あわせて読みたい

正しい犬のシャンプーのやり方を解説。子犬がシャンプーを始める時期やおすすめ商品もご紹介

愛犬の被毛や皮膚を清潔に保つには、シャンプーによるお手入れが必要不可欠です。とはいえ、洗い方を知らなければ、自宅でキレイにしてあげられませんよね。特に子犬ともなると初めてのことばかりで何から始めたらいいのかも分からないはず。 そこで今回は、愛犬のシャンプーの基本的なやり方や頻度、子犬がシャンプーを始めてもよい時期を中心に解説をします。

3.運動

 ブルマスティフは、活動的な犬種なので毎日の運動が不可欠になります。1日2回、1回あたり30分〜60分程度が好ましいです。 体格も大きく力もとても強いため、歩行訓練は必ず行いましょう。

この記事もチェック!

リーダーウォークを教えるコツとは?愛犬と安全快適にお散歩するために

あわせて読みたい

リーダーウォークを教えるコツとは?愛犬と安全快適にお散歩するために

散歩中、愛犬に強い力でリードを引っ張られるという方は少なくありません。しかし、安心安全にお散歩をするために「リーダーウォーク」ができるようになることは、非常に大切です。 そこで今回は、リーダーウォークの必要性、教える際のコツ、練習方法、注意点までを解説していきます。

4.環境

 ブルマスティフは、どんなに厳しい環境でも暮らしていけるタフさがありますが、高温多湿には弱いため、温度管理がしやすい室内飼いが好ましいです。穏やかで愛情深い反面、警戒心が強いため外につないで置くとストレスが溜まってしまいます。

またブルマスティフは存在感のあるいびきをかいたり、よだれを垂らすことがよくありますが、家族とコミュニケーションをしっかりと取れる室内がやはり理想的でしょう。

ブルマスティフと過ごす穏やかな時間

ブルマスティフ
freer.karen

 堂々と王者のような風格のあるブルマスティフは、決して飼いやすい犬種ではありません。しかし、しつけなどの知識が十分にあるのであれば、飼い主に従順で心優しいため、小さな子どもがいる家庭でも、迎え入れることができます。

しっかりとブルマスティフの性格や身体的特徴を理解し、信頼関係を築くことで普段は甘えん坊、いざという時には家族をしっかりと守ってくれる頼もしい家族の一員となってくれるでしょう。

こちらの記事もチェック

ブルドッグは風変わりな性格?しつけ方や環境づくりのコツ、得意なスポーツを知ろう

あわせて読みたい

ブルドッグは風変わりな性格?しつけ方や環境づくりのコツ、得意なスポーツを知ろう

レディー・ガガやレオナルド・ディカプリオの愛犬としても知られるブルドッグは世界中で人気の元祖ブサカワ犬です。ブルドッグの正式な犬種名はイングリッシュブルドッグでイギリスの国犬でもあるのです。見た目は強面で悲しい歴史を持つブルドッグですが、性格はとてもおっとりしています。 今回は、ちょっと風変わりとも言えるブルドッグの性格を踏まえたしつけ方や遊び方、そして一緒に暮らす際の環境作りのポイントについてご紹介します。

【犬種図鑑】マスティフってどんな犬?代表的な8種類の出身地・体格・特徴をご紹介

あわせて読みたい

【犬種図鑑】マスティフってどんな犬?代表的な8種類の出身地・体格・特徴をご紹介

筋肉が引き締まった力強い体格で、圧倒的な存在感を放つマスティフは、さまざまな国で品種改良がされたことから、たくさんの種類が存在します。 そんな中から、今回は代表的な8種類のマスティフの出身地・体格・特徴をご紹介します。

banner

komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

あわせて読みたい

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

マスティフに関する記事

ボルドー・マスティフはフランスで最も古い犬?歴史や性格などの基本情報をご紹介

飼い方/育て方

ボルドー・マスティフはフランスで最も古い犬?歴史や性格などの基本情報をご紹介

フランスで最も古い犬種とされているボルドー・マスティフ。日本ではあまり馴染みのない犬種ですが、...

2023年4月2日

ブルマスティフの基本情報を紹介!性格から特徴、育て方まで

飼い方/育て方

ブルマスティフの基本情報を紹介!性格から特徴、育て方まで

ブルマスティフは、強面な見た目とワイルドな体格で怖いイメージがありますが、実は子どものいる家庭...

2023年3月3日

マスティフとブルマスティフの違いって分かる?見分け方のポイントや共通点などを解説

犬の生態/気持ち

マスティフとブルマスティフの違いって分かる?見分け方のポイントや共通点などを解説

マスティフという犬種を知っていますか?巨大な身体とちょっと怖そうにも見える愛嬌のある顔が特徴の...

2023年2月5日

超大型犬のピレニアン・マスティフを徹底解説!気になる歴史・特徴・飼い方・性格など

犬の生態/気持ち

超大型犬のピレニアン・マスティフを徹底解説!気になる歴史・特徴・飼い方・性格など

ピレニアン・マスティフは、グレート・ピレニーズやチベタン・マスティフなどと同じく超大型犬に属す...

2022年12月19日

スパニッシュ・マスティフの基本情報をご紹介!原産国や特徴、飼い方など

犬の生態/気持ち

スパニッシュ・マスティフの基本情報をご紹介!原産国や特徴、飼い方など

スパニッシュ・マスティフは、その名の通りスペイン原産の犬です。長い歴史を持ち、番犬や農場の護衛...

2023年7月11日

もっと見る

関連するキーワード

カテゴリー

人気記事ランキング

Petan独自調査

獣医師監修記事

おすすめ記事

人気のキーワード