banner

banner

ブービエ・デ・フランダースのルーツについて!パトラッシュのモデルとなった犬種の性格や特徴を紹介

お気に入りに追加

イギリス人作家によって書かれた名作【フランダースの犬】は日本でもよく知られている物語ですよね。主人公ネロの飼い犬パトラッシュのモデルとなったのは、ブービエ・デ・フランダースという犬種だと言われています。フランダースの犬は、飼い主さんに寄り添い、深い愛情と信頼関係の絆で結ばれた、飼い主と飼い犬の感動の物語です。

今回は、そんなブービエ・デ・フランダースという犬種について、その歴史、特徴や性格、育て方など詳しくご紹介します。

ブービエ・デ・フランダースのルーツについて!パトラッシュのモデルとなった犬種の性格や特徴を紹介
【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

あわせて読みたい

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

目次

  1. ブービエ・デ・フランダースのルーツ
  2. ブービエ・デ・フランダースはどんな性格?
  3. ブービエ・デ・フランダースを育てるときのポイント
  4. 温厚なブービエ・デ・フランダースと穏やかな暮らし

ブービエ・デ・フランダースのルーツ

羊
Vinding

 ベルギー原産のブービエ・デ・フランダースは、16世紀頃からベルギーのフランドール地方で牧畜犬として活躍していた犬種です。とても頭が良く、飼い主さんに対して従順な性格をしています。

ブービエ・デ・フランダースは、その容姿がアイリッシュウルフハウンドやイングリッシュ・ マスティフボースロンシュナウザーに似ていることから、血縁関係があると言われていますが、そのルーツは定かではないようです。

第一次世界大戦中、大きな体を活かして医療物資などを運ぶ役割を担っていたため、多くの命が奪われて絶滅の危機に瀕することになります。戦後、絶滅を危惧した人々により繁殖が繰り返され、ブービエ・デ・フランダースの頭数を増やすことに成功し、見事に復活を遂げます。 1986年には、フランダースの犬の物語中でネロが住んでいた、ベルギーのホーボーケンにフランダースの犬の銅像が建てられ、多くの観光客が訪れるスポットとなっています。

ブービエ・デ・フランダースはどんな性格?

ブービエ・デ・フランダース
raddewey

 体高はおおよそ60〜70センチ、体重27〜40キロで大型犬に分類されます。

被毛は、硬く粗いモコモコとカールしたオーバーコートと、密集したアンダーコートのダブルコートになります。あごひげや長いまゆ毛のような被毛、三角形の垂れ耳が特徴です。大型犬ですが、愛嬌のある可愛らしい見た目が特徴の犬種です。また、モコモコの被毛からは分かりにくいのですが、筋肉質でしっかりした体つきも特徴のひとつです。 

ブービエ・デ・フランダースの性格は?

 性格は優しくて穏やか、そして飼い主さんにとても忠実です。大型犬ですが温厚な性格で、甘えん坊の一面もありますので、家族と一緒にいられるように、室内で飼うことをおすすめします。

また、普段は穏やかに過ごしていますが、何かあった時は飼い主さんを守ろうとする勇敢な一面も持ち合わせます。子どもがいるご家庭でも安心して一緒に生活ができますよ。 頭が非常に良く勇敢なため、一部の国では警察犬としても活躍しています。 

ブービエ・デ・フランダースを育てるときのポイント

犬用ブラシ
FUHMariaM

 牧畜犬として働いていたブービエ・デ・フランダースは、たくさんの運動量を必要とします。競技大会などに出場するよりも、自由に走るのを好む犬なので、時々、ドッグランなどで思い切り走らせてあげるとよいでしょう。

普段は1日に2回、それぞれ30分から1時間程度のお散歩が必要になります。体力のある子なので、運動不足はストレスの原因になってしまいます。 また、温厚な性格ですが牧畜犬としての気質も持ち合わせていますので、とっさに小型犬を追いかけたりすることもあるようです。子犬のうちにリードワークや、その他のしつけをしっかりしておくことが大切です。

日ごろのお手入れはこまめにする必要あり

 被毛の量が多いため2日に1回程度、丁寧なブラッシングで抜け毛を取り除いてあげましょう。ブラッシングをすることで血行がよくなり、皮膚トラブルの予防にも効果が期待できます。春と秋の換毛期にはさらに抜け毛が増えるため、その期間は毎日ブラッシングしてあげることをおすすめします。

垂れ耳の犬はどの犬種も同様ですが、耳の中が蒸れやすく汚れが溜まりやすいものです。それが原因で炎症を起こしてしまうこともあるため、飼い主さんのこまめなチェックが大切になります。

また、モコモコの被毛は放っておくとどんどん伸びるので、定期的にトリミングが必要になります。大型犬のため、家でのシャンプーは大変な作業になりますので、2ヶ月に1回程度、サロンでカットとシャンプーをしてもらいましょう。

温厚なブービエ・デ・フランダースと穏やかな暮らし

ブービエ・デ・フランダース
Svenska Mässan

 飼育されている頭数は少ないですが、日本でも家族として迎えることは可能な犬種です。とても温和で迎えやすい性格の犬種といえます。 可愛らしく魅力いっぱいのブービエ・デ・フランダースは、きっとあなたの家族として素敵なパートナーになってくれるはずです。

こちらの記事もチェック

パトラッシュってなに犬?フランダースの犬のモデルになった犬種を解説

あわせて読みたい

パトラッシュってなに犬?フランダースの犬のモデルになった犬種を解説

有名な物語「フランダースの犬」ですが、主人公ネロと一緒に生活している愛犬パトラッシュが何の犬種か知っていますか? アニメを見て、セントバーナードだと思っていらっしゃる方が多いと思いますが、実は違います。今回は、アニメ「フランダースの犬」の準主役でもあるパトラッシュについて詳しくご紹介します。

飼い主さんに忠実と言われるスカイ・テリアってどんな犬種なの?スカイ・テリアの性格・特徴・育て方をご紹介

あわせて読みたい

飼い主さんに忠実と言われるスカイ・テリアってどんな犬種なの?スカイ・テリアの性格・特徴・育て方をご紹介

一見、スコティッシュ・テリアに似ている容姿をしている犬種「スカイ・テリア」。テリア種の中では古い犬種のひとつで、キツネやアナグマを狩る狩猟犬として活躍していました。スコットランド版の忠犬ハチ公としても知られるグレーフライアーズ・ボビーは、スカイ・テリアという犬種の忠実な性格を表しており、主人の死後14年間もお墓に寄り添っていたと言われています。そんな忠誠心の強い性格をしたスカイ・テリアという犬種について、成り立ち・性格・特徴や育て方のポイントを解説していきます。

banner

komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

あわせて読みたい

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

希少犬に関する記事

【希少犬種】ブリアードの特徴って?性格や飼い方など基本情報まとめ

飼い方/育て方

【希少犬種】ブリアードの特徴って?性格や飼い方など基本情報まとめ

ブリアードという犬種をご存知でしょうか?フランスのナポレオン・ボナパルトや元アメリカ大統領のト...

2023年4月17日

日本では希少な「アラスカン・クリー・カイ」はどんな犬種?性格や特徴、飼い方など

犬の生態/気持ち

日本では希少な「アラスカン・クリー・カイ」はどんな犬種?性格や特徴、飼い方など

シベリアンハスキーにそっくりだけど、体は小型犬!このような姿をしているのは、日本ではまだまだ珍...

2023年3月31日

日本では希少犬種!プレサ・カナリオの基本情報|歴史・性格・特徴・飼い方まで解説

飼い方/育て方

日本では希少犬種!プレサ・カナリオの基本情報|歴史・性格・特徴・飼い方まで解説

スペイン原産のプレサ・カナリオは、日本ではマイナーですが長い歴史を持った犬種です。土佐犬を思わ...

2023年3月25日

ジャーマンピンシャーってどんな犬種?歴史や性格、特徴、育て方など

犬の生態/気持ち

ジャーマンピンシャーってどんな犬種?歴史や性格、特徴、育て方など

ドーベルマンを小型にしたような見た目のジャーマンピンシャー。日本ではあまり馴染みのない犬種です...

2023年3月22日

ラージ・ミュンスター・レンダーって知ってる?犬種の特徴や性格をふまえた育て方を解説

犬の生態/気持ち

ラージ・ミュンスター・レンダーって知ってる?犬種の特徴や性格をふまえた育て方を解説

ラージ・ミュンスター・レンダーというドイツ原産の犬種をご存知ですか?穏やかで協力的な性格を持つ...

2023年3月1日

もっと見る

関連するキーワード

カテゴリー

人気記事ランキング

Petan独自調査

獣医師監修記事

おすすめ記事

人気のキーワード