ウェルシュ・コーギー・カーディガンの基本情報!特徴や性格、注意したい病気などをまとめました
コーギーには、「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」と、「ウェルシュ・コーギー・カーディガン」の2種類が存在することをご存知でしょうか?日本でよく見かけるのは「ペンブローク」の方になりますが、 今回は、あまり知られていないウェルシュ・コーギー・カーディガンの歴史や特徴、性格、平均寿命や気をつけたい病気などの基本情報をご紹介します。
目次
ウェルシュ・コーギー・カーディガンのルーツとは
ウェルシュ・コーギー・カーディガンの歴史は古く、紀元前1200年頃に中央ヨーロッパからケルト族と一緒にウェールズにきたと言われています。
名前のルーツ
ウェルシュは「ウェールズ地方の」という意味で、コーギーには「小さい犬」という意味があります。 カーディガンは、ウェールズのカーディガンシャーの丘陵地帯で飼われていたことに由来しています。
活躍の歴史
ウェルシュ・コーギー・カーディガンは、カーディガンシャーの丘陵地帯で牛や馬を束ねる牧畜犬として活躍してきました。
分類される犬種グループ
家畜の群れを誘導・保護する犬「牧羊犬・牧畜犬グループ」に分類されています。このグループにはウェルシュ・コーギー・ペンブロークやシェットランド・シープドッグ、ボーダー・コリー、ラフ・コリーなどがいます。
ウェルシュ・コーギー・カーディガンの特徴
体重や体高、チャームポイント、被毛の特徴についてご紹介します。
適正体重・標準体高
日本を代表するケネルクラブ「ジャパンケネルクラブ(JKC)」では、理想の体高は30cm、体重についてはサイズと調和が取れ、全体的なバランスが最重要事項、と定められています。
被毛の特徴
ウェルシュ・コーギー・カーディガンの被毛は短めの直毛で、次のような特徴があります。
コートタイプ
犬にはオーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)の両方をもつ「ダブルコート」の犬種と、アンダーコートが無い「シングルコート」の犬種がいます。ウェルシュ・コーギー・カーディガンはダブルコートの犬です。 オーバーコートには紫外線や外部からの刺激から皮膚を守る役割があり、アンダーコートには保温や保湿の役割があります。
代表(標準)毛色
ウェルシュ・コーギー・カーディガンは、ペンブロークと違い毛色のバリエーションが豊富です。
ジャパンケネルクラブに許容される毛色にはブルー・マール、ブリンドル、レッド、セーブル、ブリンドル・ポイントを伴うトライカラー、及びレッド・ポイントを伴うトライカラーがあり、ホワイトが優勢なものは好ましくないとされています。
お手入れ方法と注意点
ダブルコートをもつウェルシュ・コーギー・カーディガンは、換毛期になると大量の抜け毛が発生します。ブラッシングは毎日行うのが理想的です。 また、定期的なシャンプーもおすすめです。アンダーコートが密に生えているため、シャンプーのすすぎ残しや乾かし残しが無いよう十分注意しましょう。
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ここがチャームポイント!
ピンとした大きな立ち耳と、胴長短足の体型がチャームポイントです。ペンブロークと違い一般的には断尾されないため、ふさふさの長い尾を持つことも特徴的です。
ウェルシュ・コーギー・カーディガンはどんな性格?
性格の特徴や、しつけのコツについてご紹介します。
性格の特徴1|警戒心が強い
飼い主さんには忠実で愛情深い性格ですが、他人に対しては警戒心が強く、特にオスの場合は攻撃性を示すこともあると言われています。外出先でトラブルにならないよう、きちんとしつけておくことが大切です。
性格の特徴2|好奇心旺盛
広い牧場で走り回っていたウェルシュ・コーギー・カーディガンは、活動的で好奇心旺盛です。飼い主さんと遊ぶことも大好きなので、フリスビーやボールを使って思い切り運動させてあげましょう。
こんなしつけが必要
ウェルシュ・コーギー・カーディガンには、次のようなしつけが必要です。
社会化
警戒心が強い犬種と言われているので、人間社会で暮らすためにも社会化は必須です。子犬の頃から様々な場所に連れて行ったり、家族以外の人や犬と触れ合わせるなど、様々な経験をさせてあげましょう。
主従関係を築く
しつけをするにあたり、まずは主従関係が築けていることが大前提になります。オスワリ、マテ、ヨシなどの基本的なコマンドは幼い頃からしつけておきましょう。
吠え癖、噛み癖をしつける
牧羊犬として活躍してきたウェルシュ・コーギー・カーディガンは、動くものを見て大きな声で吠えたり、追いかけようとすることがあります。吠え癖や噛み癖などの問題行動はトラブルにも繋がりかねないので、毅然とした態度でルールを教えることが大切です。
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ウェルシュ・コーギー・カーディガンの平均寿命とかかりやすい病気
平均寿命と、気をつけたい病気についてご紹介します。
平均寿命
平均的な寿命は12〜14歳と言われていますが、15歳以上生きる子も少なくありません。
気をつけたい病気
ウェルシュ・コーギー・カーディガンがかかりやすい病気には、椎間板ヘルニアや変性性脊髄症、進行性網膜委縮症などがあります。
椎間板ヘルニア
ダックスフンドやコーギーなど、胴長の犬種は椎間板ヘルニアになりやすいことで有名です。
椎間板は背骨同士を繋いでいる組織で、衝撃を和らげるクッションのような役割をしています。この椎間板に変性が生じることで脊髄を圧迫して、痛みや歩行困難などの神経症状を引き起こす病気を椎間板ヘルニアと言います。
変性性脊髄症
ジャーマンシェパードやコーギーに発症例が多く見られる病気で、数年かけて少しずつ進行していく脊髄の病気です。痛みが無いのが特徴です。
後ろ足の麻痺から始まりますが、徐々に前足にも麻痺が現れ、自力で排泄する事が出来なくなります。進行すると脳幹まで達し、呼吸困難や嚥下困難になり最終的には死に至る怖い病気です。
進行性網膜委縮症
目の奥にある網膜(光や映像を感じ取る部分)が変性・萎縮してしまう遺伝性の疾患です。両眼に発生し、徐々に進行して最終的には失明してしまいます。
初期症状は、まず暗い所で視力が低下し、歩きながら物にぶつかったり、臭いを嗅ぎながら慎重に歩いたりする様子が見られます。 確実な予防法や治療法は今のところ見つかっていません。
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ウェルシュ・コーギー・カーディガンは好奇心旺盛な性格!
ウェルシュ。コーギー・カーディガンは飼い主さんに忠実で明るく、好奇心旺盛です。活動的な犬なので、運動不足になるとストレスが溜まり、問題行動を起こすことも考えられます。毎日のお散歩は欠かさず行い、時間を見つけてドッグランなどで思い切り遊ばせてあげましょう。
この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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