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老犬用のベッドは何を重視するべき?愛犬がシニア期に入ったら寝床環境を見直そう

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愛犬が老犬と呼ばれるステージに入ったらこれまでのお世話の仕方や環境を見直す必要があります。寝床環境で言えば、シニア期の犬は1日のほとんどを寝て過ごすということも珍しくないため、できるだけ身体に負担がかからないベッドを用意してあげるのが望ましいです。本記事ではシニア期の寝床環境に焦点をあて、老犬に合ったベッドを選ぶ際に何を重視すればいいのか、おすすめのベッドと合わせてご紹介します。

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目次

  1. シニア期に入ったサインを知っておこう
  2. 長時間の睡眠による懸念点は?
  3. シニア期の犬にはどんなベッドを選ぶのがいい?
  4. ライフステージに合わせて環境を整えよう

シニア期に入ったサインを知っておこう

犬 ベッド

犬は人間と比べて歳を重ねるスピードが早いので、はじめは大きな変化はなくても少しずつ身体機能が衰えたり免疫力が低下していきます。愛犬が老犬と呼ばれるライフステージに入ったらこれまでの環境を見直す時期であると言えるため、飼い主さんは「犬がシニア期に入った際に見られるサイン」を知っておくことが大切です。以下のような様子が見られるようになったら食事や散歩内容を見直したり、部屋の中や寝床の環境を整えてあげるようにしましょう。 

  • 寝ている時間が長くなった
  • ご飯を食べる量が減った
  • 歩くスピードがゆっくりになった
  • 散歩に行きたがらない
  • 音に反応しない
  • 夜鳴きをする
  • 粗相をするようになった
  • 物によくぶつかる
  • 口臭が強くなった
  • 眼球が白く濁っている
  • 被毛に白髪が混じるようになった
  • 被毛に艶がなくパサついている
  • 毛量が減ってきた

老化は防ぐことはできませんが、愛犬からのサインに早く気がつき、対策を講じることができれば老化のスピードを遅らせることができるかもしれません。

日頃から愛犬の様子をよく観察し、少しの変化も見逃さないようにすることが、健康的なシニア期を過ごすカギとなります。

また、これらのサインの中には単なる老化ではなく病気が原因となっているケースもあるので、異変を感じたら1度かかりつけ医に相談するのが安心です。

長時間の睡眠による懸念点は?

犬

シニアになると、トイレやご飯の時以外はほとんど寝ているという子も珍しくありません。元気や食欲があるのであれば特に心配する必要はないですが、長時間同じ体勢で寝ていると「床ずれ」を起こしてしまうので注意が必要になります。

床ずれってなに?

長時間同じ体勢でいると、床側に接している身体の一部分が圧迫され血行不良を起こしますが、その状態が続くことによって皮膚や筋肉の組織が壊死してしまった状態を床ずれと言います。

病気や老化により寝たきりになった犬に見られることが多いものの、シニア期に入って寝ている時間が増えた子にも見られることがあります。1度床ずれを起こすと再発しやすいと言われているので、寝ている時間が以前よりも増えたと思ったら床ずれを予防するための対策を講じましょう。できれば2~3時間おきに体勢を変えてあげるのが望ましいです。

状態が悪化した場合には命に関わるケースに発展することもあるので、床ずれを軽視してはいけません。

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シニア期の犬にはどんなベッドを選ぶのがいい?

犬 ベッド

床ずれを防ぐには定期的に体勢を変えてあげるのが効果的ですが、仕事などで日中は家を空けているという飼い主さんにはなかなか難しいですよね。そんなときに活躍するのが床ずれ防止用のマットです。マットを使用しているからといって寝返りをさせなくてもいいというわけではありませんが、体圧が分散されることで同じ部位への負荷がかかりにくくなるので、不在の時間が長くなってしまう飼い主さんの強い味方になります。ここではシニア期の愛犬が快適に眠れるベッドを選ぶ際のポイントとおすすめの商品を厳選してご紹介します。 

体圧分散性の高いもの

寝ている時間が長い老犬には、身体にかかる圧を分散してくれるマットが使用されたベッドがおすすめです。柔らかい素材のものは触り心地がいいですが、足腰や関節に負担がかかってしまうため、できれば避けましょう。

体圧分散マットが使われていても、厚みが薄すぎると、身体が沈み込んだ際に床についてしまい意味がありません。せっかく体圧分散してくれるマットが使用されている商品を選ぶのであれば、犬が寝ても十分な厚みのあるものを選びましょう。

通気性の高いもの

犬は寝ている時間が長いですが、シニアになるとさらに寝ている時間が長くなります。人間と比較すると犬は体温が高いので、長時間同じ場所で寝ていることで蒸れて皮膚トラブルの原因となったり、カビが発生する恐れもあるので、湿気がこもりにくい通気性に優れたベッドを選ぶのがおすすめです。

洗えるもの

シニアに限らず高頻度で使用するベッドは皮脂や抜け毛、ほこりなどで汚れやすいです。汚れたままにしているとダニが発生して皮膚トラブルを引き起こす可能性もあります。

また、シニアになると粗相も増えます。清潔さを保つためには、自宅で簡単に洗えるものを選びましょう。手洗い可能なだけでなく洗濯機で丸洗いできるタイプのベッドもあるので、ベッドを選ぶ際にはこのあたりも要チェックです。

シニアにおすすめのベッド|DoggyBase

Petan編集部企画・開発のペットベッド「DoggyBase」は、体圧分散マットとソフトウレタンマットの2層構造でしっかりと体圧分散しつつ寝心地も両立させたベッドです。

上部の体圧分散マットは体積の96%が空気なので通気性抜群で蒸れ感を軽減してくれます。また、マット部分は洗濯機の使用・シャワーでの丸洗いOKでお手入れも楽チン。(囲い部分は手洗いです)小型犬向けのワンサイズのみとなっています。

公式サイト

シニアにおすすめのマット|ペットケアマットNEO

三次元スプリング構造「ブレスエアー」が使用されたマットです。空気を通す構造になっているので夏は涼しく冬はあったか。硬さの違うブレスエアーが2層になっており、シーンに合わせて上下を入れ替えることができます。シャワーで丸洗いOK&速乾性のあるカバーも嬉しいポイント。SS~Lの4サイズ展開です。

公式サイト

シニアにおすすめのベッド|からだ想いラボ

ブレスエアーが使われており、高い体圧分散性によって足腰や関節への負担の軽減が期待できるベッドです。低反発ウレタンなどの一般的なベッドと比べると通気性が高く、まくら部分には抗菌・防臭・防ダニ素材のわたが採用されているので衛生的。取り替えカバーは丸洗いOKですぐに乾くところも◎

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ライフステージに合わせて環境を整えよう

犬 ベッド

今回は愛犬がシニア期に入った際の寝床環境についてご紹介しました。犬はもともと睡眠時間が長いですが、老犬になるとさらに寝ている時間が長くなるので、今まで以上に寝床の環境には気を配ってあげましょう。

特に家を留守にする時間が長い飼い主さんには、床ずれを予防するためにも、今回ご紹介したような特徴のあるベッドがおすすめです。

シニアになるとこれまでのお世話の方法を見直す必要があります。愛犬に老化のサインが見られたら、食事や運動、住環境などで愛犬が負担を感じていないかよく観察し、サポートしてあげてくださいね。

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choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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