子犬のトイレトレーニングのやり方は?始める時期やトイレのしつけのコツをご紹介!
子犬をお迎えしたら必ずやらねばならないトイレトレーニング。初めて子犬をお迎えした飼い主さんとしては出来るだけスムーズに覚えさせてあげたいですよね。個体差はあるものの子犬が上手くトイレを覚えるコツなどもありますので今回は子犬のトイレトレーニングの基本的なやり方や始める時期、コツなどご紹介していきたいと思います!
子犬のトイレトレーニングはいつ頃から始めればいい?
子犬のトイレのしつけを開始するタイミングは、生後2〜3ヶ月の頃が最も適していると言われています。生後2~3ヶ月は人間でいうと1〜2歳程度になりますが、この時期は学習能力が高く様々なことを吸収して社会性を身に付けることができる大切な時期です。
そして日本には動物愛護法によって生後56日を経過していないと子犬は販売・展示をしてはいけないと言う法律があります。そのため家に迎えた時点でその子犬は生後2か月は経っていることになります。
ということは・・・お迎えをしたその日(自宅にきた日)から始めるのが望ましいと言えるのです。ブリーダーさんによっては、ある程度のしつけをしておいてくれる場合もありますが、環境が変わるとうまくできなくなってしまう子もいるので、改めてしつけなければいけないこともあります。
しつけの開始が遅れてトイレの失敗が続いてしまうと「家の中はどこで排泄してもいいんだ」と認識してしまい時間が経過するほど学習が困難になってしまいます。
トイレトレーニングを始めて2週間~3週間を目途にしつけが完了できると良いです。個体差もあるので、なかなか覚えられない子の場合は根気が必要な場合もあります。1ヶ月以上経ってもしつけが進まないときは、獣医師やドッグトレーナーへ相談することで解決することもありますので検討してみてくださいね。
子犬のトイレトレーニングの方法
いよいよ本題のトイレトレーニングの方法について解説していきたいと思います!
まずは、トイレのしつけをおこなう前に事前に準備しておきたいトイレトレーニングに必要なアイテムについてご紹介します。
★トイレトレーニングに必要なアイテム★
- サークルorゲージ
- トイレシート(ペットシート)
- トイレトレー
- おもちゃ
上記のものが必要です。必ず上記の物を揃えてからトイレトレーニングを開始しましょう。
必要なものを揃えられたらいざトレーニング開始です!大まかなトレーニング方法は以下のような流れになります。
★トイレトレーニングの流れ★
- ケージ・サークルなどに入れて自由に排泄できないようにする
- 排泄のタイミングでトイレへ誘導する
- 排泄しない場合は、1に戻る
- トイレで排泄できたら思いっきり褒めてあげる
- 1から4を繰り返す
①トイレ環境:寝床とトイレは別々にするか離す!
犬は、寝床の近くでは排泄をしない傾向があったり、寝床とトイレを近くにしてしまうと、犬はどっちがトイレなのか認識ができなくなることがありますので、サークル・ケージ内にベッドとトイレを設置するときは、できるだけ離してください。
トイレトレーにトイレシートを敷いたものをケージ内に用意するか、サークル内全てにトイレシートを敷いて愛犬が排泄する場所を用意しましょう。
玄関や部屋の入り口など、人が行き来することが多いような場所は避け、落ち着けるところにトイレを設置すると良いですよ。
②タイミングをみてトイレに誘導する
子犬は膀胱に尿を長く溜めることができないので、排泄の間隔が短い傾向にあります。
前回の排泄から1時間~2時間ほど経過したら、一度トイレに誘導してみましょう。その際、フードボウルやおもちゃなどはサークル内から片づけておいてください。
10分ほど様子を見ても排泄しなかったら、サークルから出してあげます。おもちゃなども戻し、排泄しそうなタイミングでまた同じような環境を作ってあげてください。
犬がトイレをしたい場合にする仕草としては以下のようなものが上げられます。
- ソワソワする
- ウロウロする
- 床をひっかく・掘る様子
- 急に動きが止まる
- 突然走り出す
その他にも食後、寝起き、お散歩や遊んだ後などは排泄のタイミングになるので、よく観察して、上記の様子が見られたらトイレへ連れて行きます。ご飯のあとは30分以内に排泄する確率が高いです。上記のような仕草がみられたらトイレに誘導してあげましょう。
可能であれば排泄回数や時間を記録に取っておくと、飼い主さん側でおおよその間隔がわかるようになってくるので誘導しやすくなりますよ。
③コマンドを決めて合図をする
排泄の際のコマンドを決めておくと、トイレとコマンドを結びつけて覚えてくれます。ドッグランやカフェなどの外出先でも役立つので、「トイレ」や「ワンツー、ワンツー」など、簡単なコマンドにすると愛犬も分かりやすく、排泄がスムーズにいくことがありますよ。
④トイレに成功したら褒めてあげたりご褒美をあげる
トイレシートの上で排泄できたら、大げさなくらいに褒めてあげましょう。「トイレシートの上で排泄したらいいことがある」と認識してもらうことが大切なので、褒めるときは伝わりやすいよう、同じ言葉を使うようにしてください。
おやつをあげたり遊んであげるのも効果的です。広いスペースに出して一緒に遊んであげることで、ご褒美になります。ただし、子犬のうちは排泄の間隔が短いため、遊びすぎると次の排泄に間に合わなくなってしまうこともあります。夢中になって遊びすぎないよう、30分ほどしたらサークルへ戻しましょう。
トイレシートの上できちんと排泄できたら、徐々に範囲を狭めていきましょう。はじめはトイレシートを複数枚敷いて範囲を広くとっておき、成功するごとに徐々に狭め、最終的にトイレトレーに排泄できるようになれば成功です。
失敗してしまっても大きな声で怒ったりせず、淡々と掃除してください。ニオイが残っていると、次もそこで排泄してしまうようになるので失敗した場所にはペット用の消臭剤を使って掃除しニオイを残さないようにしましょう。
⑤慣れてきたら自分でトイレできるようにする
いよいよ最後のステップです!最終段階は自分でトイレシートに向かえるようにすることです。排泄のサインが見られたら、おやつやおもちゃでトイレシートへ誘導して、自分の足でトイレへ向かえるようにしましょう。
最終的にはご褒美がなくても自分でトイレに行き、排泄できるようになるのが目標です。
サークル全面にシーツを敷いたりしている場合は、徐々にトイレシーツの数を減らしてトイレの面積を小さくしていき、最後は1枚のトイレシーツの上で排泄ができるように調整していきます。
なかなか上手くいかない場合は?
なかなかうまく行かず失敗してしまうって方も多いのではないでしょうか・・?飼い主さんとしても焦りが出てしまうものですね。そんな時は下記の項目で改善を試してみてほしいです。それでも解決しない場合にはプロのトレーナーさんや、しつけ教室に頼ってみるのも一つの手ですよ!
犬の生活圏にじゅうたんやカーペットを敷いている場合は撤去してみる
犬の生活圏にカーペットやラグがある場合はすべて取り除いてみてください。犬は足の裏でトイレシートの感触をおぼえることができます。フローリングとトイレシートの感触の違いは犬もすぐにわかりますが、カーペットやラグはトイレシートの感触と似ているので犬の足裏では察知しずらく、粗相に繋がりやすいです。そのためじゅうたんやカーペットを撤去することでトイレシートと床の違いをはっきり区別させることができるので、トイレを覚えてくれることがありますよ。
フローリングだと滑ったり、床材に傷がつくなど気になる場合は、コルクマットなどを敷くといいです。粗相されても外して洗えるため清潔でオススメですよ!
トイレシートはこまめに変えよう
ワンちゃんの中にはトイレシートがちょっとでも汚れていると絶対にトイレをしないとても綺麗好きなタイプの子がいます。
トイレシートの端っこの方に少ししか汚れがないと、捨てるのはなんとなく勿体ない気がしてしまいますが、一度試す価値はあります!もったいなくても毎回新品のトイレシートに変えてあげましょう。常に犬のトイレを清潔に保つことが成功の秘訣です。
飼い主さんが見てない時はサークルやケージの外に出さない
トイレトレーニングが完了するまでは、飼い主さんの目が届かないところで犬を自由にすることはオススメできません。目を離したスキに粗相をされることは多いからです。犬も人の注意が自分に向いているときには、かまってもらうのに夢中で尿意を感じていません。ところが人がいなくなった途端に気が緩み、粗相をしてしまいます。目を離すときはたとえ1分であっても、サークルやクレートに入れましょう。
トイレの設置場所を変えてみる
人が頻繁に通る場所だったり、寝床に近い場所だと、その近辺で排泄するのを嫌がることがあります。この場合はトイレの場所を変えてみてください。
トイレの設置場所は普段くつろぐ場所から離れている壁際の静かな場所が理想です。犬によって気に入る場所が違うので、よく観察して気に入る場所にトイレを設置してあげましょう。
失敗しても怒った怒鳴ったりしない
そんな方は居ないと信じたいですが愛犬がトイレに失敗した際に大きな声で叱ったりしてはいけません。排泄した場所が違うということに対して叱ったとしても、犬にとっては排泄という行為自体が怒られたと思ってしまうのです。排泄して怒られた経験から、トイレは嫌なものだと認識してしまうと飼い主さんにばれないようにこっそり排泄するようになったり、排泄を我慢してしまったりと悪循環になりかねません。
うまくできなかったときは叱らずに静かに片づけましょう。愛犬がトイレを失敗してしまったときに大きな声で反応してしまうと、構ってもらえると認識してしまうこともあります。
ニオイが残っていると同じところで排泄してしまうこともあるので、トイレシート以外の場所で排泄してしまったときはニオイが残らないようにしましょう。
また、トイレの場所を覚えてもらうために失敗した排泄物を移動させてニオイをつけようとするのは逆効果です。排泄物を移動させるのではなく、ニオイでトイレに誘導するトイレシートやニオイをつけるスプレーを活用しましょう。
はじめは失敗してしまうかもしれませんが、根気よくしつければちゃんと覚えてくれます。成功体験をたくさんさせてあげること、失敗しない環境を作ってあげることが大切です。
子犬のトイレトレーニングはお迎えした日から始めよう!
トイレトレーニングは犬を飼い始めた方は避けては通れない道です。トイレを覚える早さは個体差があり、すんなり覚えてくれる子も居れば、なかなか上手く行かない子もいます。上手くいかない場合は成功までに長い時間を必要とします。もし失敗してしまっても怒鳴ったりせず、うまくできた時にはたくさん褒めてあげましょう。トイレトレーニングはなるべく子犬のうちからはじめるのがおすすめです。根気よくトレーニングしてあげてくださいね。
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この記事のライター
ずーこ
動物全般が大好きで現在は猫を飼ってます!犬もだいすきなのでpetanでは犬に関する様々な情報を発信していきたいと思います!!
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