【渋谷区】ペットと同行避難できる?サポート体制を解説
日本は地震や台風による洪水など自然災害の発生が多く、どこに住んでいても避難する必要がある可能性があります。災害時に落ち着いて、愛犬と自分の安全を守る行動をとるためには、ペットと同行できる避難所の確認や愛犬用の防災グッズなどをあらかじめ備えておくことが大切です。
今回は、渋谷区のペットと同行避難できる避難所情報や避難所で得られるサポート、覚えておくべきルール、おすすめの防災グッズを紹介していきます。
渋谷区は避難所にペットと同行避難できる?
渋谷区では、ペットとの同行避難が原則認められています。ただし、場合によっては同行避難が実施されない場合もあるようです。この機会に自宅から近い避難所はどこか確認し、非常時の備えを万全にしていきましょう。
渋谷区でペットと同行できる避難所は33カ所
渋谷区には、区立小中学校など33カ所の施設が避難所に指定されており、基本的に全ての避難所にペットと同行することができます。
しかし、避難状況によって校庭等にペットの飼育場所が確保できない避難所では、ペットとの同行避難を実施しないことがあるようです。ここでは、渋谷区で避難所に指定されている施設の一部を紹介します。
- 加計塚小学校 恵比寿4-21-10
- 臨川小学校 広尾1-9-17
- 長谷戸小学校 恵比寿西1-23-1
- 猿楽小学校 猿楽町12-35
- 鉢山中学校 鶯谷町9-1
- 常磐松小学校 東1-7-10
- 広尾小学校 東3-3-3
- 広尾中学校 東4-13-25
- 神南小学校 宇田川町5-1
- 松濤中学校 松濤1-20-4
ペットのサポート体制は?
ペット同行可能な避難所でのペットの管理方法や万が一ケガや体調が悪くなった時に診察してもらえるのかなどのサポート体制について紹介します。
ペットの避難ガイドラインはある?
渋谷区ではペットとの避難ガイドラインはありませんが、公式サイトにてマニュアル書と手引き書が発行されています。どちらも愛犬と安全に避難するための重要な情報が書かれていますのでプリントアウトして、目を通しておくと安心です。
一緒に避難できる動物に制限はある?
避難所に同行できるペットは、犬や猫、小鳥(哺乳類・爬虫類・鳥類)などの小動物のみとなっています。人に危害を加える恐れのある危険動物や大型動物の受け入れは不可です。
避難所でペットはどのように管理される?
ペットの管理場所は、基本的に校庭などの屋外となり、人が生活する場所とは分離されます。校庭等に大型テントが設置され、その中に犬と猫など種類別にケージを置くようになります。
ケージに入ることができない大型犬などは、悪天候でも濡れないよう屋根やひさしのある場所にリードでつないで飼育されます。
災害備蓄品としてフードの用意はある?
避難所にペットフードやペット用の水の備蓄はされていませんので、基本的に飼い主が持ち込む必要があります。救援物資としてフードが届けられる場合も多いですが、避難後すぐに準備されるわけではありません。
また、ストレスの多い避難所生活では、ただでさえ体調を崩してしまう場合もあるため、フードは食べ慣れたものを与えられるよう多め(5日分以上)に準備しておきましょう。
避難所でペットがケガや病気をしたら診察を受けられる?
渋谷区では、東京都獣医師会渋谷支部に所属している獣医師の動物病院を動物救護所として設置される予定で、動物病院にてケガをしてしまったペットの応急処置を行います。
また、要請を受けると避難所を獣医師が巡回し、必要に応じて健康相談なども行うことがあるようです。
避難所にペットと避難する際のルール
避難所には、動物が苦手な方やアレルギーがある方などと一緒に過ごすことになり、人の生活が優先されます。ペット同行によるトラブルや苦情を回避し、人も愛犬もストレスなく過ごせるようルールを守りましょう。
- 指定の飼育場所・管理方法を守る
- 身元のわかる名札を身につける
- 落ち着いて過ごせるようしつけておく
ルール【1】指定の飼育場所・管理方法を守る
避難所ごとにペットの飼育場所が指定されますので、避難所での指示に従いましょう。屋外に設営されたテント内でケージやキャリーケースに入れる場合がほとんどですが、ケージに入らない大きさの犬は、支柱などにリードでつないでおくことになります。
避難するほどの被害にあい、心細い状況下で愛犬と離れるのは辛いかもしれません。しかし、指定された場所以外で飼育するのは、他の避難者の迷惑になるので絶対にやめましょう。
ルール【2】身元のわかる名札を身につける
災害時はペットたちもパニックになり、普段はしないような行動をとって、逃げ出してしまう可能性もあります。
混乱の中で万が一愛犬が逃げたり、見失ってしまった場合に飼い主のもとへ戻ってこれるよう飼い主さんの情報と愛犬の情報が書かれた迷子札や鑑札を首輪やハーネスなどにつけておきましょう。
また避難所では、複数のペットたちと共存することになりますので、名札がついていれば他の飼い主さんたちも認識がしやすくなるでしょう。
ルール【3】落ち着いて過ごせるようしつけておく
基本的な「マテ」「オスワリ」「フセ」「オイデ」などのコマンドを教えて、非常時にも愛犬を飼い主がコントロールできる状態にしておきましょう。
人の過ごす場所とペットの飼育場所が隔離されているとはいえ、避難所には犬が苦手な方もいるため、鳴き声や動物によるケガへの苦情なども少なからずあります。
避難所ではケージや特定の場所で過ごすことになるので、吠えずに落ち着いて過ごせるようクレート訓練や不必要に吠えないしつけをしておくことでトラブルを回避でき、人も愛犬自身のストレスも軽減されるでしょう。
もしもの時のために用意しておきたい防災グッズ
最後に、ペットと同行避難する際に用意しておくと便利な防災グッズを紹介していきます。
これひとつで準備OK!犬専用の防災グッズが詰まった安心パック
人間の防災グッズに加えて、愛犬の防災グッズを一通り揃えるのは意外と大変ですよね。
トイレシーツやウェットティッシュ、食器やポリ袋、名入れ迷子札など災害時に必要となる計11個のグッズが詰め込まれたトートバッグがあれば、何かを忘れて来てしまう心配もなく一度に必要な防災グッズが揃うので安心です。
- 商品名:Piccoro(ピッコロ)/犬専用の防災グッズ
拡張可能なキャリーバッグでゆったり空間を確保
4面のメッシュ部分が拡張して広々空間を確保できる4Wayタイプのキャリーバッグです。
避難所生活が長期化することも考えられるので、安心できる空間かつゆったりと過ごせるキャリーがあると心強いですね。また、メッシュ素材なので通気性もよく、空気がこもってしまう心配もありません。
- 商品名:Lantoo/ペットキャリー 4wayショルダー
嫌な臭いが外に漏れないマナー袋
災害時の状況によっては排泄物をすぐにゴミ箱に捨てられない場合もあるかもしれません。
そんなとき、排泄物を袋に入れて縛るだけで、嫌な臭いを感じることなく処理できるマナー袋があると便利です。Lサイズだと便だけでなく、トイレシートも入れて捨てることができるので、災害時用として大きめの袋を買っておくのもおすすめです。
- 商品名:BOS (ボス) /うんちが臭わない袋
使い方は6通り!肩掛けもできる多機能リード
避難するときは自分と愛犬の荷物、愛犬のリードと手が足りなくなってしまうことも考えられます。そんな時に便利なのが、肩掛けして使うことができるリードです。
さらに長さ調節や同時に2匹をつないだりと6通りの使い方をすることができ、臨機応変な対応が必要になる避難所生活でも活躍できそうですね。
- 商品名:JC HOUSE/多機能リード
蓋付きで水漏れの心配なし!折り畳めるボウル
シリコン素材で軽量かつ、折り畳めて持ち運びやすい蓋付きのボウルです。2個セットで、ごはん用とお水用に分けて使うことができ便利です。密閉性のある蓋がついているので、水漏れや残したごはんも衛生的にしまうことができます。
- 商品名:Pawaboo/携帯ペットボウル 2個セット
愛犬と一緒に備えを万全にしておこう
災害は突然、私たちに降りかかります。近場の避難所の場所は頭に入っていますか?自分の防災グッズと愛犬の防災グッズは、すぐに持ち出せる状態ですか?
渋谷区では、ペット同行避難の心得や準備などについて分かりやすく書かれたマニュアルと手引き書が発行されています。ぜひ、この機会にプリントアウトして、いつでも慌てずに避難できるよう備えましょう。
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この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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