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老犬の寝たきりは良くない?愛犬のために飼い主ができる寝たきり予防とは

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医学の進歩やドッグフードの品質向上により昔に比べて、犬の平均寿命は延びてきています。 人間よりも早く歳をとる犬は、シニア期に入ると老化のスピードがさらに早く進みます。それでも成犬時期の工夫によって、最期まで大事な愛犬の健康的な暮らしをサポートすることが可能です。それでは、大切な愛犬を寝たきりにさせないために、飼い主さんにできることにはどんなことがあるのでしょうか?今回はそんな情報をお届けします。

老犬の寝たきりは良くない?愛犬のために飼い主ができる寝たきり予防とは
話題/ 犬用ベッド徹底比較 犬用ベッドなんでも良いって思ってない?愛犬の寿命にもつながるベッドの選び方教えます。

目次

  1. 老犬になる前にできる寝たきり予防方法
  2. 老犬が寝たきりにならないようにする工夫
  3. 老犬になったら行う寝たきり予防方法
  4. 寝たきりにしないためにも老犬との時間を大切に

老犬になる前にできる寝たきり予防方法

犬
Pexels

意識的な筋肉トレーニング

 シニア期に入ると、体力が落ち、気付かないうちに運動量がだんだん減ってきます。そうすると、筋肉量が減り代謝も少なくなるため、食欲も落ちてしまい、徐々に1日の中で動けない時間が増えてきてしまいます。筋力の衰えによって体を動かしにくくなることは、認知症や寝たきりを引き起こす原因のひとつになります。

できるだけ愛犬を寝たきりの状態にさせないためにも、元気なうちから毎日のお散歩は欠かさず、意識的に筋力トレーニングをしてあげましょう。 単調なウォーキングよりも、ゆっくりとした歩行と早歩きを交互に繰り返すことで、筋力に適度な負荷をかけることが可能です。

歩ける間は短い距離でもよいので、無理のない範囲でお散歩してあげましょう。 また、外に出ることが脳にも良い刺激になりますので、認知症の予防にも繋がるかもしれません。

質の良い食事

 加齢とともに低下する筋肉量・骨密度を維持するためには、毎日の運動に加えて、質のいい食事を用意することも大切です。肉類や豆類など、タンパク質を積極的に摂ると良いでしょう。また、シニア期になると消化吸収機能や排泄機能が弱くなりがちになりますので、ぜひとも消化しやすい食事を心掛けてあげてください。

消化吸収しやすい食事は、細かく刻まれたもの・ペースト状にされたもの等があります。ドライフードであれば粒が小さいものを選んだり、手作り食であれば意識的に細かく刻んであげるといいでしょう。

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歯磨きなどのデンタルケア

 愛犬を寝たきりにさせないために体のケアは欠かせませんが、その中でも特に歯の健康は大切になります。虫歯になったり、歯周病が進むと歯が抜けてしまうこともあります。 食欲がなくなったり、固形物がしっかり食べられなくなると、内臓の働きにも影響がでる可能性があります。しっかり食べられる歯を維持することは老犬になってからの健康にも大きく関わることになります。

歯ブラシを嫌がる場合は、ペーパータイプの歯磨きもありますので、飼い主さんの指に巻いてゴシゴシと歯を磨いてあげてくださいね。

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老犬が寝たきりにならないようにする工夫

犬
AlainAudet

 犬も人間も年齢を重ねると様々な機能が低下してきます。 これまで簡単に飛び乗れていたソファーの上り下りができなくなるように、今までできていたことができなくなるのは、犬にとっても辛いことです。 そのため、足腰が弱ると消極的で怖がりな性格になってしまう犬も多くいます。 

今までどおりの生活をケアする

 そうならないために、老犬になっても今まで通りの生活ができるような工夫をしてあげたいものです。 例えば、フローリングなど滑りやすい床からジャンプするときは、後ろ足に力が入りにくいものです。そこで、カーペットなどを敷いて滑りにくくしてあげたり、ソファーの前に台を置いて二段階で上がれるようにするなどの工夫をしてあげるとよいですね。

体を動かすことができると自然にお腹が空いて、食欲も湧いてきます。筋肉を動かし、内臓を働かせることが老犬の健康を維持するために大切なこととなります。

老犬になったら行う寝たきり予防方法

犬
SandeepHanda

 少しだけ老犬の症状が出てきたら、次は少しだけ愛犬の普段の生活をサポートしてあげるようにしましょう。 

簡単なマッサージ

 もし愛犬の運動量が減ってきたな、と感じたら、足りない分を飼い主さんのマッサージで補いましょう。 マッサージで優しく筋肉を動かしたり、血液の流れをよくすることで新陳代謝が上がります。またマッサージをすることで、しこりがないか、痛いところはないかなどの健康チェックも同時にできるので一石二鳥です。

難しいマッサージは必要ありません。頭、背中、お腹、手足をゆっくりさすってあげましょう。また、関節に疾患がない場合は、ストレッチのつもりで手足をゆっくり動かしてあげるのも効果的です。肉球はひとつひとつ、軽くほぐしてあげるように揉んであげましょう。愛犬がリラックスできるように、寒い時期は特にマッサージを始める前に飼い主さんの手の平を温めてから行うようにしてくださいね。

無理のない運動

 老犬になると、後ろ足から弱ってくることがほとんどです。 筋肉量の多い後ろ足が弱るとさらに運動能力が衰えてしまいますので、シニア期に入っても毎日のお散歩や運動は無理のない程度にしっかりさせてあげることが大切です。足を引きずってしまうような場合には、犬の靴を履かせる等して、物理的な怪我に繋がらないようにサポートしてあげる必要があります。

意識して運動量を増やすことが推奨されますが、シニア期には高い場所から飛び降りたり、関節に負担のかかるような運動は避ける必要があります。

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寝たきりにしないためにも老犬との時間を大切に

犬
Anna-f

 老犬になると甘えん坊になる犬は多いようです。こうした愛犬の変化も、一緒に暮らす上での楽しみのひとつかもしれません。 歳を重ねた愛犬に寄り添って、毎日声を掛けたり、スキンシップを楽しむことで、愛犬は安心できて癒されることでしょう。 寝たきりにさせたくない、と思う飼い主さんの気持ちと行動が愛犬の健康につながります。ぜひとも愛犬と過ごせる時間を楽しんでくださいね。

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komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

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