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老犬吠え4つの原因|一緒に愛犬と乗り越えるためにできる対策とは

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今まであまり吠えるようなことがなかった愛犬が、年齢を重ねるうちに、やたら吠えるようになってしまった、という話をよく耳にします。犬が”吠える”という行動をする場合には、必ず何らかの理由があり、老犬の場合には、子犬〜成犬期には考えられなかった理由が出てくることがあります。そこで今回は、老犬が吠えるようになった時に考えられる原因と、家庭でできる対策方法を考えていきたいと思います。

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目次

  1. 老犬が吠える4つの原因とは?
  2. 家庭で出来る対策とは
  3. 老犬の“吠える”は、時間をかけて見守って

老犬が吠える4つの原因とは?

老犬
PicsbyFran

 老犬が吠えるようになってしまう時に考えられる主な原因を4つご紹介します。

  1. わがまま吠え
  2. 認知症
  3. 不安や恐怖
  4. 子犬がえり

1:わがまま吠え

 単なるわがままで吠える回数が増えてしまう老犬もいます。老犬になると体の不自由な面も出てきますので、飼い主さんも何かと気を使うようになり、それが老犬のわがままを増長させてしまうことがあります。

2:認知症

 犬も私たち人間と同じように認知症を発症することがあります。室内を意味もなく徘徊するようになったり、昼と夜が逆転してしまい通常であれば眠っている夜間に突然吠えたりするようになることもあります。認知症の症状は犬によって様々ですが、夜間に吠えるようになるのが比較的多いとされています。

3:不安や恐怖

 老犬になると耳が聞こえにくくなったり、目も見えにくくなってきたりします。そうなると周りの状況が分かりにくくなり不安や恐怖心が募っていき、その不安や恐怖心を飼い主さんに伝え、解消をしたいという目的で”吠える”という行動に出るようになります。 

4:子犬がえり

 人間の”赤ちゃんがえり”という言葉はご存じかと思いますが、老犬にもこの現象が表れることがあります。老犬の子犬がえりの場合には、飼い主さんへ甘える気持ちが強くなることを指すことが多く、抱っこやスキンシップをやたらに求めてきたり、食事を食べさせてくれるまで食べなかったりするなど、飼い主に今まで以上にかまって欲しい欲求が強まることで、要求を叶えるために”吠える”という行動が散見されるようになります。 

家庭で出来る対策とは

老犬
RitaE

 老犬が吠えるようになってしまったら、まずは何故吠えているのか、どのようなタイミングで吠えているのか、原因をしっかり見極めるようにしましょう。吠えている原因によって対策も変わってきますし、万が一体に不調があることを吠えて訴えているのであれば、早めに動物病院にて診察を受ける必要が出てきます。

吠えているからといってただ注意するのではなく、常に”なぜ?”と問いかける気持ちをもって考えてみてください。

ここでは、老犬の”吠える”を防ぐために家庭で出来る対策をご紹介します。

寝床を飼い主さんの近くにする

 老犬になると身体能力が衰えることによって、周囲の状況を把握しにくくなり、不安や緊張から吠えるという行動にうつることもしばしば。そういった場合には、愛犬が普段過ごしている場所や寝床を飼い主さんの近くの場所にうつしてあげることで、愛犬にできるだけ安心感を与えるようにケアをしてあげましょう。

なるべく昼夜逆転を避ける

 老犬が夜中に吠えるようになってしまい、ご近所迷惑も気になるようであれば、なるべく昼夜逆転の生活をさせないよう心がけてみてください。昼間に寝ていたら日光浴をさせたり、声かけをして起こしたりして、夜中はぐっすり寝かせるようにしましょう。こうすることで、ご近所トラブルに発展するような、夜中に吠えるという状態をできるだけ減らすことに繋がります。

また、あらかじめご近所の方に事情をご説明し、理解いただくこともご近所トラブルを防ぐ第一歩となります。日頃からご近所の方と円滑なコミュニケーションをとることを心がけましょう。

それでも改善しない場合

 動物病院などで認知症の診断を受けると、獣医師から犬用の睡眠導入剤を処方される場合もあります。あまりにも夜に眠ってくれないようであれば、専門家に相談の上、薬の服用を検討してみるのも1つの手です。

また、飼い主さんが寝られなくなってしまい体調を崩してしまったり、ご近所トラブルに発展したといった深刻な問題がある場合、老犬ホーム等に預けることも洗濯しとして捉えてみてはいかがでしょうか?一人で抱え込まずに、頼れるところは頼るという意識で、例えば1~2日だけ預かってくれるペットホテルやペットシッターさんなどを活用する等、飼い主さんが健やかに暮らせることを考えてみてください。

老犬の“吠える”は、時間をかけて見守って

老犬
Couleur

 老犬が吠えるようになってしまった場合、改善に向かうまで少し時間がかかることが大半です。特に認知症の疑いがある場合などは、何をしても改善されないこともありますので、飼い主さん自身が寝不足などの体調不良に陥ってしまう前に、動物病院や老犬ホームなど、他の人の手を借りることも選択肢の1つです。

また、わがまま・甘えからくる吠えの場合、その習慣が付いてしまうと構ってあげたとしても吠える行為自体がなかなか無くならないこともあります。飼い主さんには少しキツイ状況かもしれませんが、老犬が吠えるようになってきたら、できるだけ愛犬に安心感を与えるように接し、時間をかけて見守ってあげるようにしましょう。

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komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

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