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tタッチで愛犬の心と体を癒そう!やり方やメリットなどをご紹介

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「tタッチ」という言葉を耳にしたことはありますか?

ワンちゃんの体に手や指で優しく触れることによって、体と心にとっても良い影響を与えてくれるんです。

また、tタッチは、問題行動の軽減や愛犬へのスキンシップにもつながりますよ。

今回は、tタッチのメリットや、やり方などをご紹介します。

「愛犬にtタッチを試してみたい!」というかたは、ぜひチェックしてみてくださいね。

tタッチで愛犬の心と体を癒そう!やり方やメリットなどをご紹介
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目次

  1. tタッチとは
  2. tタッチのメリット
  3. tタッチの方法
  4. まとめ

tタッチとは

tタッチとは
Cparks

「tタッチって何?」と思う飼い主さんも多いはずです。

まずは、tタッチの意味や歴史、どんなことをするのかを知っておきましょう。

意味・歴史

tタッチの正式名称は、「テリントンTタッチメソッド(Tellington Ttouch method)」といいます。

1980年代、アメリカの有名な馬のトレーナー「リンダ テリントンジョーンズ氏 」によって考え出されました。

世界中で人や犬だけではなく、馬や猫、うさぎなどあらゆる動物に使われているボディーワークです。

日本では現在、テリントンTタッチの資格が取得できたり、tタッチのセミナーや講座が開かれたりしています。

マッサージとtタッチの違いとは?

「マッサージとtタッチは同じ」と思っている方もいますが、この2つはやり方や目的が異なります。

凝りをほぐしたり血流を良くしたりと、皮膚や筋肉に刺激を与えることで体の不調を改善していくのがマッサージです。

tタッチは、皮膚の表面に円を描くようにそっとタッチすることで、皮膚の下にある神経を刺激し精神的に安定させることが目的です。

そのため、tタッチを行うことでリラックスできたり、ストレスが軽減したりと、日々穏やかに過ごしていくことが期待できます。

概要

マッサージのように力を入れながら行うのではなく、軽くタッチしながら犬の皮膚を動かしていくのがtタッチです。 

tタッチを行うことで脳が刺激され、細胞の機能を活性化させます。

そうすることで、ストレスを軽減するといわれるホルモンが分泌されて、心と体のバランスりやすくなるのです。

tタッチは、マニュアルどおりに行うことも重要ですが、愛犬の様子を伺いながら進めていくことが一番大切です。

嫌がっている状態でおこなっても、逆にストレスになってしまうことがあるでしょう。

飼い犬とスキンシップをとりながら、少しずつtタッチを取り入れていくことを意識してみてくださいね。

tタッチのメリット

tタッチのメリット
Maksim Goncharenok Pexels

tタッチは副作用がないこともメリットの1つです。

ここからは、tタッチを行うことのメリットについて、もう少し詳しく紹介します。

愛犬にとっても飼い主さんにとっても良いことだらけなので、ぜひチェックしてみてくださいね。

緊張を和らげる・恐怖心を取り除く

tタッチは、緊張を和らげたり恐怖心を取り除いたりする効果があります。

緊張していたり、怖いという感情を持っていたりすると、気持ちが沈む・落ち着きのない行動をとるなど犬の行動に変化がみられるでしょう。

その状態のときにtタッチを行うことで、ワンちゃんの体の緊張を和らげリラックスさせてあげられます。

リラックスした状態に導くことで、不安や恐怖心が消え情緒は安定してくるでしょう。

また、tタッチは、犬がパニックになりがちな災害時や避難時などにも役立つんです。

 精神的に不安定になっているときにtタッチをしてあげることで、愛犬を落ち着かせることもできますよ。

スキンシップがとりやすくなる

tタッチは、スキンシップがとりやすくなるといった嬉しいメリットもあります。

適度なスキンシップは、「長生きの秘訣」ともいわれているため積極的に行いたいですね。

また、tタッチによって少しずつ体に触れることに慣れさせることで、爪切りやブラッシングなど日頃の手入れがしやすくなっていきます。

しかし、犬が触られるのを嫌がる場合は、無理に行わないようにしてください。

毎日少しずつtタッチを続けていくことで、段々と触れられることに慣れてくるはずです。

無理せず、ゆっくりと進めていきましょう。

健康を維持しやすくなる

tタッチをすることで、免疫力や自然治癒力を高める効果も期待できるんです。

ケガをしているワンちゃんや、関節痛悩みを抱える犬のサポートにも役立ちます。

また、tタッチをして愛犬の体に触れることで、病気の早期発見にもつながります。

愛犬が健康で長生きできるように、毎日の生活にtタッチを取り入れると良いでしょう。

ただし、tタッチを行うときは、飼い主さんの体に力が入りすぎないように注意してください。

飼い主さんの緊張感や体のこわばりは犬にも伝わり、リラックスどころか逆に緊張してしまいます。

tタッチをするときは、飼い主さんがまずリラックスした状態になることが大切です。

問題行動の軽減

tタッチは、犬の問題行動の軽減にも役立ちます。

吠える・噛むなどの問題行動は、人や物に対して「怖い!」という感情が原因の場合が多いです。

犬が恐怖心を抱えているときに、tタッチでストレスを軽減させることで精神的に安定し、問題行動が改善されやすくなります。

気持ちを落ち着かせることで恐怖心が消え、思想・心・体3つのバランスが整いやすくなるのです。

全てのバランスが整うことで、問題行動を起こしにくく落ち着いた状態で過ごせるようになっていきますよ。

愛犬が噛む・吠えるなどの問題行動でお悩みの場合は、ぜひtタッチをおこなってみましょう。

飼い主さんも犬と共に落ち着いてくる

tタッチは、犬だけではなく飼い主さんにも嬉しいメリットがあるんです。

飼い主さんが呼吸を意識しながら、愛犬の体に触れることによって段々と自分自身も精神的に落ちついてきます。

そのため、愛犬にtタッチをしている最中に、「眠くなってくる」という人も少なくありません。

それだけ、人へのリラックス効果も高いということですね。

tタッチをとおしてスキンシップをとれば、愛犬との信頼関係を築くことにもつながるので、とてもおすすめですよ。

tタッチの方法

tタッチの方法
Karolina Grabowska Pexels

それではここからは、tタッチの詳しいやり方について解説します。

「これからtタッチを始めたい」「やり方を復習したい」という飼い主さんは、ぜひチェックしてみてくださいね。

tタッチの基本的なやり方を紹介したあと、耳・肩・背中・おなかに分けて紹介します。

tタッチの基本のやり方

まずは、基本的なやり方を学んでおきましょう。

tタッチをするときは、犬の後ろ側に座り行うようにしてくださいね。

難しい場合は、向かい合わせからスタートしてもOKです。

手に力をあまり入れず、優しく撫でるように行いましょう。

それでは簡単に手順を紹介します。

  1. 飼い主さんの気持ちや体をまず落ち着かせ、リラックスさせる
  2. 体のこわばりがなくなったら、犬の体に優しく手の平を乗せる
  3. 手の平で円を描くように皮膚を動かしていく
  4. 時計回りに円を描き、1周と1/4周したら手を滑らせるように場所を変えていく

表面を撫でるように触るのではなく、犬の皮膚を動かすように行うことが大切なポイントです。

また、触る場所を変える際は、手を犬の体から離さずスライドするように動かしていきましょう。

tタッチは、指の腹や指の背でおこなったり、ジグザグに動かしたりとさまざまな種類がありますよ。

耳には人同様たくさんのツボがあり、緊張を和らげたり気持ちを落ち着かせたりする効果が期待できます。

ワンちゃんのなかには、耳を触られることが好きな子も多いです。

そのため、比較的tタッチを始めやすいでしょう。

「tタッチを初めてやる」という方は、こちらからチャレンジしてみてくださいね。

  1. 耳の付け根を優しく握り、頭の皮膚まで動かすようなイメージで根元をクルクルと回す
  2. 耳の根元から先端まで、スライドさせながら同じように行う

耳の根元に凝りがある場合は、コリコリとしているかもしれません。

毎日続けていくことで、凝りも少しずつ解消されていくでしょう。

また、垂れ耳の子は耳のトラブルを抱えやすいため、毎日tタッチを行いながら耳の中をチェックしてあげるのもおすすめです。

肩周りはワンちゃんも凝りやすい部分です。

犬の重心は前部分のため、肩甲骨周りへの負担も大きいといわれています。

tタッチで肩周りをほぐしてあげることで、凝りが解消できストレスも軽減させてあげられますよ。

肩周りも耳同様触りやすい場所なので、ぜひtタッチをおこなってみましょう。

  1. 肩周りの筋肉に沿って指の腹を当てる
  2. 円を描きながら指の腹で皮膚を回すように動かす
  3. 肩甲骨から前脚の付け根辺りまで、スライドさせながら同じように行う

tタッチを行うときは、飼い主さんの呼吸が止まりがちです。

しっかり呼吸することを意識しながら、力をあまり入れずにおこなってみてくださいね。

背中

背中周りもワンちゃんにとって、凝りやすい部分です。

tタッチをすることで、ストレス軽減や内臓の動きを良くする効果が期待できますよ。

  1. 背骨ではなく骨の脇辺りに指の腹を当てる
  2. 指の腹の柔らかい部分で円を描きながら動かす
  3. 腰からお尻に向かってスライドさせながら同じように行う

腰からお尻へと場所をずらすときは、手が犬の体から離れないようにスライドさせることが大切です。

寝そべった体勢で片側ずつ行ってもOKですよ。

お腹

お腹周りのtタッチを行うことで、腸の蠕動運動が活発になり便秘や消化不良が改善され、内蔵の環境を良くするといわれています。

胃腸が弱い子や便秘がちな子に、試してみてはいかがでしょうか?

しかし、お腹は犬にとって急所です。

触られるのを嫌がる場合もあるので、無理に行わずゆっくり慣らしていくことが大切ですよ。

  1. 犬を仰向けの状態にする
  2. 手の平を使い、時計回りで円を描くように優しく撫でる
  3. 上から下へと手の平をスライドさせながら行う

愛犬が嫌がったときに、無理にtタッチを行ってしまうと「tタッチ自体が嫌なこと」と覚えてしまいます。

寝転がるのを嫌がったり、お腹を触られるのを嫌がったりするときは、無理せず触ることに慣れさせるところからスタートしましょう。

まとめ

まとめ
Pexels

tタッチは、犬の精神状態を安定させるだけではなく、飼い主さんとのスキンシップにもつながります。

続けて行うことで、免疫力アップや病気の早期発見にも役立つため、ぜひ毎日の生活に取り入れてみましょう。

tタッチは、飼い主さんもワンちゃんも、リラックスした状態のときに行うことが大切ですよ。

「これからtタッチを始めたい!」というかたは、今回ご紹介したやり方をぜひチェックしてみてくださいね。

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この記事のライター

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動物が大好きで、小さいころから犬や猫などいろいろな子たちと暮らしてきました。犬好きの皆さんのタメになるような情報をお届けできたらと思います。

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