スタンダードプードルを徹底解説!子犬の頃から賢いって本当?スタンダードプードルの魅力と成長スピードをご紹介!
気品ある優雅な姿でありながら、運動神経抜群のスタンダードプードル。もともとは水猟犬として活躍していたスタンダードプードルは、全犬種中トップクラスの賢さを誇ります。日本では常に人気ランキング上位に君臨しているトイプードルの原型でもあるスタンダードプードルは、モコモコの子犬時代はトイプードルとそっくりですが、成長していくとあっという間にトイプードルの大きさを超えていきます。今回はそんなスタンダードプードルの子犬の魅力や体格、成長スピードや育て方をご紹介します。
目次
スタンダードプードルの子犬の魅力について
フランス人に愛されフランスの国犬になっているスタンダードプードルですが、実は原産国はドイツ。ドイツ語で水しぶきを表す言葉「プデリン」がプードルの名前の由来です。
ドイツで水猟犬として作出されたスタンダードプードルは、高い水泳能力、知的で明晰な頭脳を持つことで知られています。外見はエレガントですが、飛び跳ねるように走り、時にはテーブルの上まで垂直跳びで乗ってしまうほどの運動能力を持ち合わせています。
子犬の頃から、賢さと高い運動能力を発揮し、時にはいたずらで飼い主の頭を悩ませるところもスタンダードプードルの魅力です。
とにかく動くだけで可愛い
飼い主と一緒に遊ぶことが大好きなスタンダードプードルの子犬は、その独特の飛び跳ねるような動きがとても可愛いことが特徴です。運動能力が高いため、「遊んで!遊んで!」とぴょんぴょん飛び跳ねるところも魅力の一つ。ついついたくさん遊んであげたくなりますが、まだ骨格が出来上がっていないため、高いところから飛び降りたり、必要以上に飛び跳ねさせないように注意が必要です。
賢さと繊細さを持ち合わせた子犬
スタンダードプードルは、全犬種の中で1、2位を争うほどの知能の高さを持っています。そのため、しつけが入りやすいことで知られていますが、賢さゆえに人の先回りをして自分勝手な行動をとったり、寂しさからいたずらをしたりと子犬の頃からスタンダードプードルらしさを発揮します。特にいたずらは、人間との知恵くらべとなる場合もありますが、それもまたスタンダードプードルの魅力の一つと言えます。
スタンダードプードルの子犬の体格や大きさについて
小さな子犬の頃は、トイプードルとそっくりなスタンダードプードル。見た目は同じような大きさでもまだまだ生まれたばかりの子犬です。
スタンダードプードルは大型犬のため、骨格が出来上がっていない子犬はとても華奢で、生後2ヶ月時の体重は成犬時の10分の1ほどしかありません。成犬のスタンダードプードルの平均体重は、オスで20〜32kg、メスで20〜27kgです。個体差はありますが、スタンダードプードルの子犬は生後40日で約1.5kg、生後2ヶ月で約3kg、生後3ヶ月で約7kgです。
子犬で迎えるのは、2ヶ月を過ぎてからのとても小さな頃だと認識しましょう。
スタンダードプードルの子犬の体格
スタンダードプードルの特徴は、均整のとれたスクエアな体つきと体高と体長がほぼ同じところ。手足は細く、頭は小さめです。成犬時に比べると子犬の頃は、足が短く太く感じますが、成長とともにバランスのとれた体型となります。
特に、成長とともに華奢になる手足は骨折しやすく、子犬の頃からジャンプさせすぎないように注意することが必要です。また、股関節形成不全も発症しやすいため、階段やソファなどの高いところから飛び降りさせない、滑りやすい床には滑り止めを張るなど子犬期の生活環境にも気を配ることが大切です。
スタンダードプードルの子犬の成長スピードについて
大型犬であるスタンダードプードルは、生後約1年半で成犬の体型になります。子犬の成長期には、1ヶ月で約4〜5kg体重が増えていきます。
大型犬の中では、成長スピードが早い方ではありませんが、生後40日で約1.4kgだった体重が、生後60日では約3kgと2倍に増え、その後生後90日では約7kg、生後120日では約11kgと生後1年までは、一気に体重が増えていきます。その後も、ゆっくりですが体重は増え続け、生後約1年半になる頃には、成犬の体重に近づきます。
スタンダードプードルのような大型犬は、急激に成長をさせるよりゆっくり時間をかけて成長させることが望ましいとされているので、成長スピードに合わせた食事管理が必要です。この成長期に、しっかりとした栄養を摂取することで丈夫な骨格が形成されます。
スタンダードプードルの子犬のエサの量
スタンダードプードルは、特に太りやすいという犬種ではありませんが個体差があります。他の犬種と同じように食べることが大好きなので、食事管理はしっかりする必要があります。
大型犬に分類されるスタンダードプードルは、子犬の成長スピードに合わせた適切な食事管理がとても大切です。はじめのうちは、ふやかした子犬用のドッグフードを1日3〜4回与えましょう。
ドッグフードはパッケージに給餌量の目安が記載されているので、初めのうちはその数値を参考にして給餌量を決めることがおすすめです。成長するに従って体つきに変化が現れるため、こまめに体重を計測してフードの量が適切であるか検討する必要があります。
シャンプーを始める時期について
スタンダードプードルといえば、さまざまなトリミングで華やかな外観をまとっている犬種として知られています。抜け毛が少なく、くるくるとした巻き毛が特徴のスタンダードプードルですが、放っておくと被毛がどんどん伸びてしまいます。
また、アンダーコートが生え始める生後半年ぐらいになると、毎日のブラッシングが必須となります。ブラッシングを怠るとあっという間に毛玉ができてしまいます。
初めてのシャンプーは、このアンダーコートが生え始める生後半年ぐらいから始めましょう。からみやすい被毛をまずシャンプーでほぐし、その後ブラッシングやトリミングをしていきます。特に、ドッグショーを目指している場合は、シャンプーの頻度は週もしくは10日に1度程度が理想です。
スタンダードプードルにとってトリミングは必要不可欠なものです。そこで必要となるのが、トリミングのためのしつけです。子犬を迎えたら、「おすわり」や「待て」を教えると同時に、「立って」というコマンドを教える必要があります。
成犬のスタンダードプードルになると、トリミングには5時間以上要します。そのためには、長時間立っていられるように子犬の頃から「立って」というコマンドを教える必要があるのです。スタンダードプードルにとって、とても大切なトリミング。子犬の頃から、トリミングに慣れさせるために、どこを触られても嫌がらない、長時間じっとしていられることを身につけるように教えることが大切です。
スタンダードプードルの散歩を始める時期について
好奇心旺盛で運動能力が高いスタンダードプードルは、必要なワクチン接種が終わった頃から公園などにお散歩デビューすることができます。
遊ぶことが大好きな性質から、運動不足はストレスとなってしまうため、十分に運動させてあげましょう。ただし、楽しければ過剰に遊んでしまいがちなところもスタンダードプードルの特徴です。
ボールやフリスビーを使った遊びで走らせすぎたり、他の犬とのワンプロなど、体力を超えてしまうほど遊ばせることは禁物です。また、仔犬期は特に固いアスファルトではなく芝生や土、砂などクッション性のある場所で遊ばせることがおすすめです。
子犬の頃からしっかりとしたしつけをしよう!
一緒に歩けば、誰もが振り返る華やかさを持つスタンダードプードル。トリミング次第では、キュートにもエレガントにもなる魅力ある犬種です。そんなスタンダードプードルは、他の犬種と違い子犬期からトリミングに慣れさせる必要があることが特徴です。
また、賢さは大きな魅力です。人の言葉を理解しながらも自分で判断する知能の高さには驚きます。子犬の頃からその片鱗を見せるため、しっかりとしたしつけをすることもスタンダードプードルを飼う上での注意点となります。
優雅ながら運動能力の高いスタンダードプードル。しつけには手をやくこともありますが、大型犬が抱っこできる子犬期はほんのわずかな期間です。この時期に思う存分抱っこして愛情を伝えてあげてくださいね。
この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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