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犬の肉球の役割を知ろう!日頃のケア方法や気をつけたいトラブルについて解説

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ぷにぷにとした柔らかな感触の犬の肉球は見た目が可愛く、犬のチャームポイントの1つでもありますが、単に可愛いだけでなく、さまざまな役割を果たしています。今回は、肉球の役割や日頃のケア方法、気をつけたいトラブルなどについて解説します。

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目次

  1. 犬の肉球の役割について
  2. 自宅で出来る肉球のケア方法
  3. 肉球のトラブルに気をつけよう
  4. 日頃からケアをして愛犬の肉球を保護しよう

犬の肉球の役割について

犬の肉球
Ivan Babydov Pexels

犬の肉球は、以下のような大切な役割を果たしています。

滑らないようにする

肉球の表面には、円錐状突起(えんすいじょうとっき)が集まっており、滑りにくい構造になっています。人間の靴も凹凸があることで滑りにくくなっていますが、犬の肉球もそれと同様、突起がスパイクのような役割を果たしてくれているということです。

また、汗をかくと肉球がしっとりと湿り、それも滑り止めとして機能してきますが、シニアになってくると肉球も乾燥しがちになってしまい、筋力も衰えるため、フローリング等で滑りやすくなってしまいます。

汗を出す器官

人間の汗腺は皮膚の表面にあるのに対し、犬の汗腺は肉球にあり、汗を出す機能を果たします。 人間は汗をかくことで体温を調節しますが、犬は舌を出してハァハァと呼吸をすること(パンティングと言います)で熱を外へと排出させます。

パンティングだけで体温調節しきれない場合は、肉球や鼻の頭から汗を出し、犬は体温を調節します。ちなみに、犬の汗腺(エクリン線)は、肉球と鼻の頭にしか存在しません。

クッションの役割

犬の肉球の表皮は厚くなっています。そして表皮の下は脂肪やコラーゲン、エラスチンと呼ばれる弾力繊維が混在し、弾力性のある構造をしています。

そのため、ジャンプして着地時に足にかかる衝撃を緩和したり、全体重を支えて足を守ったりなど、クッションとしての役割を担っているのです。

自宅で出来る肉球のケア方法

犬の肉球
LUM3N

肉球のケアは、病気や怪我の予防につながります。定期的に肉球の状態を確認し、ケアをすることが肝心です。

肉球に被さっている毛をカットする

肉球に毛が被さっていると、肉球がブレーキの役割を果たせなくなってしまいます。ペット用のバリカンや散髪用のハサミで、伸びすぎている毛をカットするようにしましょう。 なお、バリカンでカットする場合は、必ずペット用のバリカンを使うようにしてくださいね。ペット用のバリカンは人間用のバリカンよりも刃が細かく、皮膚を傷つけないよう安全な設計になっています。

肉球が毛で隠れてしまうと足元が不安定になり、足の関節や腰に負担がかかるほか、滑って骨折などすることもあるので、状態を見てカットしてあげてください。

保湿クリームを塗って乾燥対策

肉球の乾燥によりひび割れを起こすことがあります。空気が乾燥している冬場や、保湿機能が低下しているシニア犬などは特に肉球が乾燥しやすいため、定期的に確認するようにしましょう。

肉球がカサカサになっているときは、肉球専用の保湿クリームを塗ると乾燥を防げます。

肉球の汚れを取り除く

肉球の周辺は汗や水分などにより、雑菌が繁殖しやすいところです。肉球が汚れているときは、乾いたタオルなどで汚れを拭き取り、清潔に保つようにしましょう。

肉球のトラブルに気をつけよう

犬の肉球
YamaBSM

厚い表皮に覆われ足を保護してくれている肉球ですが、傷つくと治るまでに時間がかかります。立ち上がったり歩いたりするとき、肉球はどうしても地面に触れる場所なので、傷口が塞がってもまた開いてしまうことがあるからです。

そのため火傷や怪我などのトラブルが起きないよう十分に注意しましょう。特に夏場におけるアスファルトの温度は、50〜60度を超えることもあり、その上を歩けば肉球が火傷する恐れがあります。また、散歩時に鋭利なものを踏んでしまい、怪我をすることも考えられます。

肉球の表面がめくれていたり傷口ができているときは、動物病院で診てもらうようにしましょう。「このぐらいなら大丈夫だろう」と軽視していると、完治するのに時間がかかることもあるので、適切な早期治療が大切です。そして、予防には犬の靴がオススメですよ。

日頃からケアをして愛犬の肉球を保護しよう

犬の肉球
pinger

犬の肉球は滑り止めやクッション機能など、愛犬が歩く上でとても重要なパーツです。肉球が傷つき、愛犬が歩くのを嫌がってしまうと、筋力の低下にもつながります。定期的に肉球の状態を確認し、必要に応じて保湿クリームを塗ったり、肉球周辺の毛をカットしたりしてケアをしてあげましょう。

また、表皮が厚く丈夫ではある肉球ですが傷つくと治りづらいため、散歩時などは犬の足元に注意してあげてくださいね。

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nao

この記事のライター

nao

「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。

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