犬の外飼いって実際どうなの?つなぎ方やトイレなど注意点を徹底解説!
犬を飼育する場合、抜け毛の心配や飼育場所の問題から、家の外で飼育する家庭も少なくありません。しかし、外飼いは犬にとってストレスを感じてしまう可能性もあるので、適切な環境を整えてあげて、ストレスを解消してあげる必要があります。今回は外飼いの注意点などを詳しく解説します!
犬の外飼いをしている家庭はどのくらいいるの?
愛犬の生活スペースは、大きく分類すると室内と室外の2つに分けられます。割合としては平成27年の調査で室内が83%、室外が17%と、室内派がほとんどを占めているようです。
犬の年齢別
年代別では0~6才で室内飼育が88%、室外飼育が12%、7~12才で室内飼育が80%、室外飼育が20%、13才~で室内飼育が75%、室外飼育が25%という結果となっています。若齢犬ほど室内飼育の割合が高く、新たに飼育する家庭が室内飼育を選択していることが見て取れます。
体のサイズ別
サイズ別では、超小型犬の室内飼育が99%、室外飼育が1%、小型犬で室内飼育が95%、室外飼育が5%、中型犬で室内飼育が60%、室外飼育が40%、大型犬で室内飼育が70%、室外飼育が30%という結果となっています。
サイズが大きいほど室外飼育の割合が高い傾向にあります。
犬の外飼いで注意すべきポイントについて
犬を室外で飼育する場合、脱走の防止、感染症の予防、適切な環境づくりに注意しましょう。外飼いでは、飼い主と触れ合う時間が室内飼いの犬よりも少なくなってしまうことで、ストレスを感じてしまう子もいます。外飼いの場合には、意識して毎日少しだけでも愛犬と遊ぶ時間を作ってあげることも大切です。
愛犬が暮らしやすい環境を整える
室内飼育でもそうですが、飼育環境は危険物がなく安心して生活できる環境であることが大切です。外飼いでは室内にない危険がいっぱいありますので、注意してください。たとえば、花壇に植えている植物や家庭菜園で育てている野菜などのなかには、犬にとって有害なものもあります。花壇などは外飼いの犬が近づけないよう工夫しておいてください。
また、冬の寒さ、夏の暑さを凌げる場所は同じとは限らないため、季節に合わせて小屋の位置を変更してあげるのもおすすめです。
脱走させない工夫
外飼いの場合、フェンスや塀で飼育場所を囲ったり、首輪やリードなどを活用し脱走できないように工夫しておくことが大切です。
首輪は愛犬にぴったりのサイズを選ぶことが大切です。緩すぎたりきつすぎたりすると、外れてしまったり、反対に苦しくなってしまったりする可能性があるため、適切なサイズを選んであげてください。
フェンスや塀などで囲った場合でも、ジャンプして乗り越えてしまう可能性もあります。助走がつけられないようにしたり、塀の高さを十分に設けるなど工夫して犬の脱走を防止してください。
感染症の予防
犬を外飼いする場合は、ノミやダニ、蚊によって媒介されるフィラリアなどの病気に特に注意が必要となります。夏場は蚊が活発に活動しますので、処方薬を活用し防止するようにしてください。フィラリアの薬には飲み薬があり、味付きで好んで食べる子が多く与えやすいのが特徴です。
犬の外飼いでの気になることについて
室外で生活している子のトイレ事情としては、庭などで自由にうんちやおしっこができる家庭が多いのではないでしょうか。
トイレの場所
外飼いでもトイレ場所を決めてあげるようにしましょう。綺麗好きな子も多いので、なるべく小屋からはなれた場所がおすすめです。
シニア犬になって体が不自由になり室内で暮らすことになる場合もありますので、トイレシーツにも慣れさせてあげるようにしてください。土の上でないとトイレをしないなどこだわりがあると、シニア犬になって外に連れ出すのが難しくなってから本人にとっても負担になってしまいます。
外飼いする場合は、適切な環境を整えてあげよう!
犬を外飼いする場合には、脱走しないよう注意したり、フィラリアの予防、危険のない飼育環境を整えることなど、様々な点に注意する必要があります。飼い主とのコミュニケーション不足にも陥りやすいので、犬と一緒に遊んだりゆっくりと散歩に行ったりする時間を十分にとることがおすすめです。
この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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