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犬にグレープフルーツは食べさせても大丈夫?グレープフルーツに含まれる栄養成分とリスクや注意点を解説!

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爽やかな香り・ほど良い酸味が魅力的なグレープフルーツ。飼い主さんが食べていると愛犬が香りに興味を持って近付いてくることもあると思います。そこで今回は、日本で年中食べることが出来る「グレープフルーツ」について、愛犬に食べさせても大丈夫なのか、与える場合にリスクや注意点があるのかを解説していきます。

犬にグレープフルーツは食べさせても大丈夫?グレープフルーツに含まれる栄養成分とリスクや注意点を解説!
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目次

  1. 犬にグレープフルーツを与えても大丈夫なの?
  2. 愛犬に食べさせる前に知っておこう!グレープフルーツに含まれる成分について
  3. 愛犬にグレープフルーツを食べさせるときの注意点
  4. グレープフルーツを食べたことで起こり得る症状とその対処法
  5. 結論、グレープフルーツは犬に与えなくていい!

犬にグレープフルーツを与えても大丈夫なの?

グレープフルーツ

 グレープフルーツは栄養豊富で水分補給にもなりますが、愛犬に食べさせる場合には気を付けなければならない点もあるため、積極的に与える必要はありません。グレープフルーツに限りませんが、普段食べ慣れていない物を犬に与えると嘔吐や下痢を起こす原因となります。

また、グレープフルーツには薬物の代謝に影響を与える成分が含まれています。薬の種類によっては服用中にグレープフルーツを食べると薬の作用が不安定になったり強くなることがあるので、注意が必要です。

人では、グレープフルーツジュースと血圧降下剤の同時摂取により、薬の血中濃度が上昇し薬が効きすぎてしまい、低血圧状態になってしまうことがあります。

愛犬に食べさせる前に知っておこう!グレープフルーツに含まれる成分について

グレープフルーツ

 グレープフルーツにはビタミンCやカリウム、リモネンなどの成分が含まれています。 

リモネン

 オレンジやグレープフルーツ、レモンなどの柑橘類の爽やかな香りの成分の正体が「リモネン」です。リモネンにはリラックス効果やリフレッシュ効果が期待できます。 

ビタミンC(※1)

 ビタミンCには、抗酸化作用や抗ストレス効果、免疫力アップなどの効果が期待できると言われています。犬は人と異なり体内でビタミンCを生成することが可能なため、必ずしも食品から摂取する必要はないと言われていますが、年齢を重ねるごとにビタミンを生成する力が不足すると考えられています。 

カリウム(※2)

 カリウムは、体液のバランスの調節のほか、神経刺激の伝達や、心臓などの筋肉の機能を調節し正常に保つ重要な役割のあるミネラルです。

過剰に摂取したり、逆に不足すると、食欲低下・栄養失調・筋肉の麻痺などを起こします。

愛犬にグレープフルーツを食べさせるときの注意点

グレープフルーツジュース

 グレープフルーツの外側の硬い皮や薄皮、白い筋の部分は消化しにくく下痢や嘔吐の原因になるので、きれいに取り除き、果肉の部分のみを1房だけ与えましょう。

また、グレープフルーツには果糖が含まれているため与えすぎると糖分の摂りすぎになります。特に、市販のグレープフルーツジュースやアイスは加糖された商品が数多く存在するため、糖分が過剰になってしまいます。ジュースやアイスを与えたい場合は、ミキサーなどを使用し砂糖などの余分なものを加えず手作りする方法がオススメです。

グレープフルーツを食べたことで起こり得る症状とその対処法

寝ている犬
ivanovgood

 グレープフルーツを与えると消化不良を起こすことがあります。便がいつもより少し柔らかい程度であれば様子を見ることも可能ですが、下痢や嘔吐が見られる場合には胃腸を休ませるためにも半日ほど絶食しましょう。

食欲があるからとフードを与え過ぎると、胃腸に負担がかかり症状が悪化したり回復を遅らせてしまいます。食餌を抜くと胃液を吐いてしまう場合は、いつも与えているドックフードを少量だけ与えます。

症状の改善が見られない場合には脱水状態になる危険性があるので、様子を見ずに動物病院を受診しましょう。下痢止めや整腸剤の投与のほか、脱水を補正するための点滴が行われることもあります。

結論、グレープフルーツは犬に与えなくていい!

寝ている犬
Ylanite

 グレープフルーツは、皮を取り除き少量与える分には問題ないと考えられますが、下痢や嘔吐・アレルギーを起こすリスクを伴います。初めてグレープフルーツを与えるときは、少量を与えて必ず様子を見るようにしましょう。

犬は基本的に、栄養バランスの整った「総合栄養食」と記載されたドックフードと水で十分に健康的な生活を送れるとされていますが、一方で食事は飼い主と愛犬の絆を強くする大切な時間でもあります。また、食欲が低下し何か与えないと衰弱してしまうような場合などもあるでしょう。そんなときは必ず該当の食材を犬に与えても大丈夫なのかを調べ、適切な与え方や量を守り、様子を見ながら与えるようにしてくださいね。

(※1)参考文献:厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』「統合医療」情報発信サイト

(※2)参考文献:厚生労働省 e-ヘルスネット

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この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

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