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犬が前足をあげる場合に考えられる理由と対処法を解説

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犬が前足をあげている様子を見たことはありませんか?犬が前足をあげるときは、飼い主さんに何か訴えたいときや、足に痛みを感じているなど様々な理由が考えられます。ここでは、犬が前足をあげる際に考えられる理由と対処法についてご紹介します。

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目次

  1. 犬が前足をあげる理由1.「足の裏に違和感がある」
  2. 犬が前足をあげる理由2.「飼い主へのアピール」
  3. 犬が前足をあげる理由3.「怪我や関節の病気」
  4. 犬が前足をあげる理由4.「不安や緊張」
  5. 犬が前足をあげる理由5.「爪が伸びすぎている」
  6. 愛犬の仕草をよく観察しよう

犬が前足をあげる理由1.「足の裏に違和感がある」

犬の足
Ivan Babydov Pexels

 犬が散歩する地面には、木の枝や人が噛んだガム、ガラスの破片など様々なものが落ちています。ガムが足の裏に張り付けば違和感から足を気にしてあげて歩きます。足の裏にトゲが刺さっていたり、ガラスで肉球を傷つけてしまった場合は、痛みにより前足をあげて歩くこともあります。

足の裏のケガの予防法には、次のようなものがあります。

靴を履かせる

 足先のトラブルは、靴を履かせることで予防できます。多くの子は慣れない靴を履くことを嫌がったり、脱いでしまいますが、少しずつ時間をかけて練習することでスムーズに歩けるようになることがあります。 

夏場の日中の散歩を避ける

 夏場のアスファルトは非常に高温になっていて、肉球を火傷してしまうことがあります。お散歩は日が出る前や日が沈んでから行くようにしましょう。暑さや乾燥でダメージを受けた肉球は、カサカサになったりひび割れてしまうことがあります。専用の肉球クリームを使ってケアしてあげましょう。 

犬が前足をあげる理由2.「飼い主へのアピール」

犬
Mr Moss

 犬が前足をあげるときは、飼い主さんにかまってほしくて、気を引くために見せるサインかもしれません。飼い主さんが食べているものが欲しくて「ちょうだい」と足をあげたり、「一緒に遊ぼう!」と足をあげることもあります。 

可愛いアピール、どう対応すべき?

 前足をあげてアピールする姿が可愛らしくてついかまってしまったり、毎回要求に応じてしまうと、犬は「前足をあげるとかまってもらえる」「おやつがもらえる」と学習してしまいます。学習させたくないのであれば、飼い主さんはかまってあげたい気持ちをぐっと我慢しましょう。アピールが通用しないとわかれば、そのうち諦めてくれるでしょう。 

犬が前足をあげる理由3.「怪我や関節の病気」

犬
noluckmurphy

 犬が前足をあげたままにしているときは、病気が原因になっていることがあります。 

脱臼や骨折

 交通事故や高所からの落下など、外部からの圧力によって足を捻挫したり、脱臼、骨折することがあります。小型犬は骨が折れやすく、飼い主さんが抱っこしていて落としたり、ソファーや階段からジャンプして飛び下りただけでも骨折することがあります。

脱臼や骨折は、対処が遅れると筋肉が硬くなったり腫れてしまい、整復が困難になったり、骨が変形した状態でくっついてしまうことがあります。早急に動物病院を受診しましょう。

関節炎

 犬の関節炎は加齢や外傷、肥満などが原因となります。関節に炎症が起こり痛みを感じると、足をあげたり、段差を避けるようになったり、歩きたがらなくなることがあります。

太っているようであれば体重管理し、関節への負担を減らしましょう。関節炎の治療には痛みを和らげるための消炎鎮痛剤を使ったり、関節ケアに有効とされるグルコサミンやコンドロイチンなどのサプリメントを獣医師から勧められることもあります。

犬が前足をあげる理由4.「不安や緊張」

犬
moshehar

 犬には「カーミングシグナル」というものがあります。カーミングは英語で「落ち着かせる」という意味で、自分自身や相手を落ち着かせるときや、ストレスを感じたときに見られます。

飼い主さんが犬を叱っているときに前足をあげていたら、犬は緊張してストレスを感じていたり、飼い主さんに「まあ落ち着いて」と伝えているのかもしれませんね。

どのようなカーミングシグナルがある?

 犬のカーミングシグナルは様々で、前足をあげるほかにもあくびをする、お腹を見せる、視線を外す、伸びをする、瞬きが増えるなどの仕草があります。 

犬が前足をあげる理由5.「爪が伸びすぎている」

犬の爪
ulisesbeviglia

 散歩の時間が短い犬や、土の上など地面が柔らかい場所を散歩している犬は、爪が伸びすぎたり巻いてしまうことがあります。巻き爪になって肉球に刺さると、痛みで足をあげたままにしたり、爬行することがあります。 

狼爪は自然に削れない

 前足の内側の少し高いところにある爪を狼爪(ろうそう)と言いますが、他の爪が散歩のときにアスファルトなどで削れるのに対し、狼爪は地面に接することがありません。放置すると伸びて巻き爪になってしまうので、定期的に切ってあげましょう。 

愛犬の仕草をよく観察しよう

犬
Counselling

 犬が前足をあげたままにしているときや、前足をあげて歩いているときには必ず理由があります。愛犬の様子を良く観察したり、日頃からスキンシップを取って身体に異常がないかチェックしましょう。そして、病気や怪我の疑いがあれば、動物病院を受診しましょう。 

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komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

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