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犬が座ったまま寝るのはどうして?理由と注意が必要なサイン

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犬は必要な睡眠時間が長いので寝ている姿はよく見かけると思いますが、時たまものすごい格好で寝ていることがありますよね。可愛らしい姿で寝ている場合もあれば、思わず笑ってしまう姿で寝ている場合もあり、それらの姿を写真に収めたことがある飼い主さんも多いのではないでしょうか。狛犬のように座ったまま器用に寝ていることもありますが、本当にその体勢で眠れているの?と気になってしまいます。横になって寝ればいいのに、犬が座ったまま寝るのはなぜなのでしょうか?そこで本記事では、犬が座ったまま寝る理由や注意が必要な状況についてご紹介します。愛犬が座ったまま寝ることがあるという飼い主さんはぜひ目を通してみてくださいね。

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目次

  1. 犬が座ったまま寝るのはどんなとき?
  2. 座ったまま寝るのは注意が必要なケースもある?
  3. 座り寝は愛犬の寝床環境の見直しが必要かも
  4. 睡魔と闘うのには理由がある

犬が座ったまま寝るのはどんなとき?

寝ている犬

毎回自分の寝床で横になって眠る子もいれば、ある時はソファの上でお腹を見せて熟睡、またある時は飼い主さんの足元に座りながらうとうと・・などその時の気分や体調によって色々な場所、さまざまな体勢で寝ている子も少なくありません。

なかでも、一見起きているように見えるのに実は寝ている「座り寝」という寝相(?)は、どうして横になって眠らないのかとても気になる行動ですよね。ここでは犬が座ったまま寝るときの気持ちについてご紹介します。

寝たくない!

遊ぶのが大好きな子や「眠いけどまだまだ遊びたい!」という気持ちが強い子は眠くなっても遊び続けますが、それでも睡魔には勝てず座ったまま寝てしまうことがあります。これは好奇心旺盛な子犬に見られることが多いです。子犬がうとうとしている様子は可愛らしいですが、体力が少ないため疲れやすく、体調も崩しやすいので、限界を超えて遊ばないよう飼い主さんがコントロールするようにしましょう。

上記のように明確に起きていたい理由があるほかに、本人は寝るつもりはなくても、強い眠気によって知らず知らずのうちに座ったまま寝てしまうこともあります。

また、小さいお子さんがいるご家庭では、犬が「飼い主さんは忙しそうだし、ぼくが代わりにこの子の面倒を見なくては!」と思い、そばで見守るようにじっとしているケースも少なくありません。しかしそんな責任感とは裏腹に睡魔に襲われてしまい、座ったまま寝ている様子が見られることがあります。こっくりこっくりしたのちに「・・ハッ!」と目を覚まし「いけないいけない」と首を振る姿はSNSに投稿されることも多いですが、まるで人間のようで可愛いですよね。

周りを警戒している

犬種のルーツや性格などによって多少違いはありますが、犬は基本的に警戒心が強い生き物です。そのため、迎えたばかりで環境に慣れておらず緊張している場合や来客、聞きなれない物音などに対して警戒している場合はすぐに動けるよう座ったまま寝ることがあります。「眠い・・でも油断するわけにはいかない・・」と葛藤しているのかもしれません。

中には警戒しながら寝ているのではなく、警戒しているけど強い眠気に勝てず寝てしまった、という場合もあるようです。

心地よくてうとうと・・

ぽかぽかと穏やかな気候の日や飼い主さんに撫でられている心地よさからうとうとして座ったまま寝てしまうことがあります。暖かい日差しが当たる場所で日向ぼっこしている愛犬が目を閉じている姿を見かけたり、撫でていたら寝てしまったという経験のある飼い主さんは多いのではないでしょうか。これは気持ちよさからまどろんでいる状態であると言えそうです。

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犬は1日の中でも寝ている時間が長い生き物なので、愛犬が眠っている姿はよく見かけますよね。ある時は椅子の下で横になって眠っていたり、ある時は玄関でうつ伏せになって眠っていたりとさまざまな場所・いろいろな体勢で寝ていると思います。そんな犬の寝相ですが、中にはしんどいと感じているときに見られる寝姿があることをご存じでしょうか?今回は体調が悪い時に見られる犬の寝相とあわせてチェックしたい項目についてご紹介します。

座ったまま寝るのは注意が必要なケースもある?

寝ている犬

眠気に勝てず寝てしまったり、警戒しながら寝ている場合には座ったまま寝ることがあるということが分かりました。しかし、中には痛みで寝転がるのが辛い、病気が原因で横になることができない、という理由から座ったまま寝ることもあるので、いつもはこんな寝方をしないのにおかしいなと思ったときには注意が必要かもしれません。

座ったまま寝る場合に考えられる病気の1つに「僧帽弁閉鎖不全症」があります。僧帽弁閉鎖不全症は左心房と左心室を仕切っている僧帽弁がうまく閉じなくなり血液が逆流してしまう病気です。進行すると肺水腫を引き起こすことがあります。

肺水腫」は肺胞内に液体が溜まるため呼吸困難や咳などの呼吸器症状が見られますが、重度になると呼吸が苦しくなるため横たわって寝ることができなくなります。

口を開けて苦しそうに呼吸をしている、咳やくしゃみをしていている、呼吸が早いなどの様子が見られたら肺水腫が原因となっている可能性があるので、動物病院へ連れて行きましょう。

座り寝は愛犬の寝床環境の見直しが必要かも

寝ている犬

犬が座ったまま寝るのは、「寝たくない!」という気持ちが理由である場合もありますが、自分の寝床では落ち着いて眠れずいろいろな場所でうとうとしていたり、安心できる飼い主さんのそばで寝ているというケースもあります。

愛犬用の寝床を用意しているにも関わらず自分の寝床で寝ない状況が続くのであれば、そこでは安心して休めないということになるので、今一度愛犬の寝床の環境を見直してみてください。快適な寝床を作るためのチェックポイントをご紹介します。

温度は快適ですか?

暑くても寒くてもぐっすり眠ることができません。犬種や身体の大きさによって暑さに弱い寒さに弱いなどの傾向はありますが、快適と感じる温度には個体差もあるので、愛犬が過ごしやすい温度を見つけましょう。

また、エアコンやストーブなど冷暖房機器の風が直撃するところに寝床があるのも好ましくありません。寝床の位置がやむを得ずそこから移動できないという場合には、寒さや暑さを感じた時に自分で温度調節できるよう逃げ場を作ってあげてください。窓際や玄関のそばなど日当たりが良すぎるところや冷えやすい場所も同様に注意が必要です。

暗くて静かな場所に寝床を設置していますか?

犬は巣穴を掘って暮らしていたため、暗くて狭い場所を好むと言われています。そのため、明るすぎる場所だとまぶしくて眠ることができません。飼い主さんの姿が見える場所のほうが安心して眠れる子は多いので居間にケージを置いてるご家庭は多いと思いますが、眠そうにしていたらケージの上に毛布をかけて暗くしてあげる、照明が複数ある場合には一部消灯してあげるなどの工夫をしましょう。

また、犬は聴覚が優れているのでテレビやラジオなどの音の出るものの近くや人の出入りが激しい場所も落ち着いて寝ることができません。神経質な子や警戒心の強い子は外の音が聞こえやすい窓際も避けたほうが良いです。そのような場所に設置しているという場合にはなるべく静かな場所に移動してあげましょう。

寝床の大きさは愛犬に合っていますか?

ゆったりと寝てほしいという思いから大きめのベッドを用意する飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんが、犬は大きすぎる寝床だと落ち着かないというケースも珍しくありません。一見窮屈そうに見えるクレートを好む子が多いのは、先述した巣穴で暮らしていた名残で身体が触れるくらいの狭さが落ち着くからだと言われているので、愛犬の身体に合った寝床を用意してあげてください。

清潔さも大事

犬は寝ている時間が長く体温も高いので蒸れやすくなります。また、抜け毛がダニの住処になったり、皮脂やよだれでも少しずつ汚れていきます。そのままにしておくと皮膚トラブルの原因にもなるので、ベッドのカバーやクレートは1週間に1度は洗う、こまめに粘着ローラーで抜け毛を取り除く、日頃からノミ・マダニ対策を徹底するなどのお手入れもしっかり行いましょう。

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快適に眠れるベッドのすすめ

愛犬にぐっすりと寝てもらうためには寝床環境だけでなく寝床自体もとても重要です。Petan編集部が企画開発したペットベッド「Doggy Base」は、ベッド本体に体圧分散性・通気性が抜群の「ホームナースpet」を内臓しており、身体への負担がかかりにくいことはもちろん、寝心地の良さも叶えました。

カバーは撥水加工が施されているので汚れが付きにくく、本体のホームナースpetとカバーは洗濯機で洗濯OK!囲い部分は取り外し可能なので隙間に溜まった抜け毛やおやつの食べ残しなどもお掃除ラクラクで、こちらは手洗いできます。

爪や歯による破壊行動にも強い生地が採用されているため、耐久性も◎。

愛犬のベッド選びにお悩みの方はぜひ公式サイトを覗いてみてください。

Doggy Base公式サイト

睡魔と闘うのには理由がある

寝ている犬

愛犬が座ったまま寝ている姿を見ると、寝床で横になったほうがよく眠れるのにと思ってしまいますが、性格的に座ったまま寝ることが多い子もいれば、何か起きていたい理由があって睡魔と闘った結果眠ってしまったということもあります。まだ遊びたい、もうすぐお散歩の時間だから寝たくないなどの理由でうとうとしている場合にはそのまま見守ってあげても良いかもしれません。

一方で、座ったまま寝る状態が続くのであれば今の寝床ではぐっすり眠れていない可能性もあります。犬は眠りが浅いので脳や身体の成長のためにも体力を回復するためにも長時間寝なければいけませんが、自分の寝床で落ち着て眠れていないと睡眠不足になってしまいます。睡眠不足は発達を妨げるだけでなくストレスや問題行動の原因となることもあるので、安心して眠ることができる場所を作ってあげましょう。

また、座り寝の中には病気が隠れていることもあるので、愛犬の様子に異変を感じたらすぐにかかりつけ医に相談するようにしてくださいね。

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choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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