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【酵素】犬にも必要?取り入れ方の3つの例と人気の犬用酵素について

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酵素は地球上のすべての生命体にとって必要不可欠なものです。酵素の神様と呼ばれたエドワード・ハウエル博士によると酵素は第9番目の栄養素であり、唯一生命のある栄養素であるとのことです。「生命の光」であると博士に言わしめた酵素は、1日に一定量しか産生されず、また、その生産量は加齢とともに徐々に減っていくとされています。

人も犬も元気で生きていくために必要不可欠な酵素は一体どのような働きをするのでしょうか?今回は、犬と酵素について詳しく解説するとともに、有効な酵素の摂取方法もご紹介します。

【酵素】犬にも必要?取り入れ方の3つの例と人気の犬用酵素について
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目次

  1. そもそも酵素とは?
  2. 酵素を犬に与えることで期待できる効果
  3. 愛犬の食事に酵素を取り入れるための方法を3つ紹介
  4. 酵素が愛犬の元気の秘密になるかも

そもそも酵素とは?

犬
paulinel Unsplash

 実は、人間も犬も栄養たっぷりの食事を食べただけでは、健康で元気な体を作ることはできません。食事から取り込んだ栄養成分は、酵素によって消化・吸収・分解されます。つまり、酵素がなければ栄養素を取り込むことはできないのです。そして、この酵素が不足すると、免疫力が低下しさまざまな病気を発症しやすくなったり、老化が早まったりします。酵素は、夜の寝ている間にDNAによって作られます。 

酵素の種類

 酵素には、体内にある「消化酵素」と「代謝酵素」の他に、食物から取れ入れなければならない「食物酵素」の3種類があります。体内酵素は潜在酵素とも呼ばれ、生命体が生きていく上で必要不可欠なものです。

酵素の特徴は、タンパク質を分解する酵素はペプシン、炭水化物を分解する酵素はアミラーゼといったように特定の栄養素だけに働きかける性質(基質特異性)があることです。そのため、体内の酵素は約5,000種類もあると言われているのです。

犬の身体の中で作られる体内酵素

 犬の身体で作られる体内酵素は、消化酵素と代謝酵素の2種類に分類されます。1日に産生される量が決まっている体内酵素は、消化酵素が大量に消費されてしまうと、代謝酵素が少なくなってしまいます。この状態を一般的に代謝が悪いと呼びます。代謝が悪いと、体内に取り込まれた栄養素を活用することができず、病気にかかりやすくなってしまうのです。

犬が体調不良になると、何も食べずに寝てばかりいるようになるのは、消化酵素を使わないようにして代謝酵素を温存し、免疫力や自然治癒力を高めようとしているからです。

消化酵素の働き

 消化酵素は、胃、膵臓、小腸などの消化器官から分泌されます。摂取した食べ物の消化を助け、血中に取り込めるサイズに分解するために働きます。一つの酵素が一つの栄養素にだけ働くため、栄養素ごとに名称が異なります。代表的な消化酵素として、たんぱく質をアミノ酸に分解するプロテアーゼ、脂肪を脂肪酸に分解するリパーゼ、炭水化物をブドウ糖に分解するアミラーゼなどがあります。

ここで知っておきたいのは、人間と犬の消化酵素の違いです。穀物を主食とする人間は、唾液腺から炭水化物分解酵素であるアミラーゼが分泌されますが、本来肉食の犬には分泌されません。犬は、摂取した穀物をすい臓からすい液として小腸へ分泌されるアミラーゼで消化し、エネルギーとして使用することなります。

代謝酵素の働き

 代謝酵素の役割は、消化酵素によって分解・吸収された栄養素を細胞や血中に送り、実際に働かせることです。成長のため細胞を分裂させる、けがを治す、被毛の抜け替わりや皮膚の健康を保つなどの新陳代謝や自然治癒力を高め、免疫力を向上させるのが代謝酵素の特徴です。 

食べ物に含まれる食物酵素

 消化酵素と代謝酵素はバランスが重要です。理由は、消化の悪い食事や加熱食品ばかりの食事を取っていると、消化酵素の使用量が多くなり、代謝酵素が不足してしまうからです。そんなとき摂取したいのが食物酵素です。食物酵素は、消化酵素の代わりとして食物から摂取できる酵素です。

食物酵素が含まれているのは、発酵食品や生の野菜、果物、肉、魚です。消化を助けてくれる生きた酵素がたっぷり摂取できる食物酵素を摂取して酵素を増やすことがおすすめです。

酵素を犬に与えることで期待できる効果

犬
Chiemsee2016

 前述のように、犬の酵素の生産量は個体ごとに決まっています。健康で長生きの犬は酵素の生産量が多いと言われています。酵素は年齢とともに生産量が減少していくため、意識的に酵素を与えることで、新陳代謝の活性化や免疫力が上がり、病気にかかりにくい体になると言えます。 

酵素はこんな子におすすめ!

 酵素が消化に大量に消費されてしまうと体内の代謝酵素は減ってしまいます。健康を維持するためには代謝酵素をなるべく多く残しておきたいものですよね。そのためには、外部から消化酵素を取り入れることが大切です。特に消化に負担がかかる上、酵素が含まれていないドッグフードや加熱食品、また犬が消化を苦手としている炭水化物などを主に食べている犬におすすめです。

酵素はタンパク質から生成されるためタンパク質量の少ない食事は、酸素の生産量が減少してしまいます。また、加齢や薬を飲んでいる場合、特に内臓系の病気にかかっている場合も酵素不足になってしまいます。

この他にも留守番が多い、運動量が少ないなど犬がストレスと感じる環境も酵素が減少するため、消化酵素となる植物酵素やサプリメントで補うケースもあります。

愛犬の食事に酵素を取り入れるための方法を3つ紹介

野菜
dbreen

 酵素はタンパク質をもとにして構成されています。そのため、多くのタンパク質と同じように、熱に弱いという特性を持っています。酵素が機能する温度は、50〜70度ぐらいまでと言われ、それ以上の温度になると酵素は効力を失ってしまうのです。

そのため、ドッグフードなどの加熱した食品からは酵素を摂取することができないと言われています。酵素を効率よく摂取するためには、酵素を豊富に含む食品を摂取することがおすすめです。

方法①酵素サプリメントを使用する

 手軽に酵素を与える方法としてサプリメントを選択する方法があります。犬用の酵素サプリメントは、食事にトッピングしやすい粉末状やリキッドタイプのものがおすすめです。 

ふりかけなら手軽!野菜と果物の発酵パワーで酵素を摂取

 人参、大根、キャベル、タンポポ、セロリ、スギナなど50種類以上の発酵野菜と果物にハトムギ、オメガ3などの栄養素をプラスして作られた「酵素パワー元気健康プラス」。発酵・熟成させることで消化を苦手とする野菜や果物の栄養素もしっかり吸収でき、酵素だけではなく腸内環境を整える乳酸菌も摂取できます。 

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リキッドなら水にも混ぜられる!人間用酵素製品の老舗が作る発酵エキス

 人間用植物エキス飲料「スーパーオータカ」の液状副産物で作られている「スーパーワンにゃん」。りんご、人参、大根、セロリ、バナナ、ごぼう、ほうれん草、トマト、生椎茸、かぼちゃ、パセリ、よもぎなど50種類以上の北海道産の野菜・果物に加えワカメ、昆布といった海藻類からエキスを抽出し、微生物によって発酵させた動物用植物発酵エキス液です。 

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方法②発酵食品を食事に取り入れる

 酵素は、ヨーグルト、チーズ、納豆、甘酒をはじめとした発酵食品に多く含まれています。特に、日本古来からある麹を使った食材には酵素が多く含まれることが知られています。塩分や糖分に気をつけながら、毎日の食事にトッピングしてあげましょう。 

方法③新鮮な食材を使用する

 新鮮な生の食材には生きた酵素がたっぷり含まれています。ドッグフードがメインの場合は、生野菜、生肉、生魚などをトッピングとして取り入れることで酵素が摂取することが可能です。ただし、生野菜は犬が消化を苦手とする食材のため、ミキサーなどでピューレ状やスムージーなどにして消化吸収しやすくしてあげるとよいでしょう。

また、新鮮な果物は酵素の宝庫と言われています。特に、バナナ、リンゴ、柑橘類などは酵素が多いとされているので、おやつ代わりに与えることがおすすめです。

酵素が愛犬の元気の秘密になるかも

走る犬
Peggychoucair

 慢性的にお腹の調子が良くない、消化不良を起こしやすいなどの原因のひとつに消化酵素不足が考えられます。消化酵素の不足は、犬の健康維持に大きなダメージを与えかねません。酵素を有効に摂取できるのは、ローフードとも呼ばれる生肉中心の食生活ですが、生食を与えるのが難しい場合は、発酵食品やサプリメントを上手に使うこともおすすめです。毎日の食事に愛犬にあった方法で酵素をプラスしてみてはいかがでしょうか? 

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komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

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