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世界一犬好きな国チェコの犬事情について|希少な原産の犬種も紹介

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ヨーロッパの真ん中に位置し、美しい街並みが有名なチェコ。首都のプラハは「百塔の街」の異名を持ちます。そんなチェコは世界一、犬の飼育数が多い国になったこともある大の犬好きな国であり、ペット先進国でもあります。今回は、ペット先進国チェコの犬事情について紹介していきます。

世界一犬好きな国チェコの犬事情について|希少な原産の犬種も紹介
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目次

  1. 犬に優しい国チェコの犬事情について
  2. チェコ原産の希少犬種
  3. チェコでは犬税が導入されている
  4. 大の犬好きなチェコは犬を大切にしている国

犬に優しい国チェコの犬事情について

海外の犬
bboellinger

 2016年には世界一犬の飼育数が多い国になったチェコ。トイプードルやチワワなどの小型犬の頭数が多い日本とは違い、ジャーマン・シェパードやバセットハウンド、ラブラドール・レトリバーなどの大型犬が高い人気を誇っています。人気犬種以外にも、チェコの犬の飼育事情は、日本とかなり異なるようです。 

チェコは犬の幼稚園が一般的

 これほどまでに、愛犬と一緒に伸び伸びと暮らせる裏には、犬のしつけがしっかりされているということがあるようです。日本でも最近では、犬の幼稚園などドッグトレーナーがしつけをしてくれる施設が増えてきましたが、チェコでは犬の幼稚園が一般的になっています。定期的に無料で犬のしつけ教室が行われているなど、犬のしつけを徹底する環境が整っているのですね。 

公共の乗り物・買い物も一緒に

 日本では、盲導犬や介助犬などは電車やバスに一緒に乗車可能ですが、一般のペットをケージに入れずに乗車することはできません。許容されるケージの大きさも決まっているので、まず大型犬と一緒に乗ることはできないでしょう。

しかし、小型犬よりも中型犬・大型犬が人気のチェコでは、愛犬と一緒に地下鉄やバスなどの交通機関を利用する人が多くいます。加えて、食品を扱う店舗以外のお店のほとんどが犬同伴可なので、一緒にお買い物をしている人も少なくありません。さらにオフィスにも愛犬を連れて出勤する人も少なくないようです。

ブリーダーと直接交渉

 チェコでは、日本のようにペットショップで生体を販売することは法律で禁止されています。そのため、チェコで犬を家庭に迎え入れようと思ったら、ブリーダーと直接交渉する必要があります。加えて、保護犬を家族に迎える家庭も少なくありません。 

チェコ原産の希少犬種

 チェコ原産の犬種は、世界的に見てもとても珍しく日本で見かけることはほとんどありません。そんな希少なチェコ原産の2犬種について紹介します。 

超小型愛玩犬|プラシュスキー・クリサジーク

 チワワ並の超小型犬のプラシュスキー・クリサジークは、チェコの王族や貴族の抱き犬として愛されていました。

ヨーロッパ諸国の王族への贈り物として、外交に貢献していた時期もありましたが、一時期は8頭まで数が減ってしまい絶滅状態になっています。それでも愛好家の手により頭数は復活し、現在は世界で550頭、日本では110頭ほど飼育されています。

陽気でフレンドリーな性格ですが、小さな犬特有の勇ましさもあり、何倍もの大きさの大型犬に向かっていくこともあります。

一時は絶滅の危機にも|ボヘミアン・スポッテッド・ドッグ

 中型犬で、別名チェスキー・ストラカティ・ペスとも呼ばれるボヘミアン・スポッテッド・ドッグは、1950年代にチェコスロバキアの科学アカデミーの生物学者が科学実験のために誕生したという歴史を持っています。

異種交配による遺伝データを得るための実験犬として活躍していましたが、1970年代後半にその実験が終了したことによって、絶滅の危機に陥りました。そこに動物愛護団体や愛好家が立ち上がり、民間の愛好家が繁殖を続けることによって、現在でもチェコやスロバキアを中心に飼育されています。

世界的に見ても頭数は少なく、JKCにも登録されていないので、日本ではあまり知られていない犬種です。性格は穏やかで忍耐強く、小さな子どもとも友好的に遊ぶことができます。

チェコでは犬税が導入されている

チェコ
Leonhard_Niederwimmer

 チェコでは、犬を飼っている人は飼育頭数分の犬税を払わなければなりません。年間3,000円程度の犬税が飼い主に課せられています。

この犬税が何に使われているのかというと、国全体に排泄物始末のための無料のエチケット袋が支給され、街中に置かれているとのこと。しかし、それでも道には始末されていない排泄物が多いのが現状のようです。そのため、犬の排泄物で汚れてしまった街の清掃費用にも当てられています。 

大の犬好きなチェコは犬を大切にしている国

犬
MARTINOPHUC

 チェコは、犬の飼育数が多いだけでなく、犬と共存しやすい環境が整いつつあります。しつけ教室が一般的な存在でしつけをしっかり施された犬が多いことも、街中で犬と一緒に過ごせる理由なのでしょう。

日本でも、しつけ教室が一般的になり、犬税や店頭での生体販売禁止が導入されれば、飼い主が持つ犬への責任感が強くなるのではないかと感じますね。

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komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

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