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【フランスの犬事情】自由奔放な飼育スタイルを調査!

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皆さんはフランスの犬事情をご存知ですか?ヨーロッパ諸国は、ドイツやスイスに代表されるようにペット先進国ですが、フランスの犬事情ってあまり聞いたことありませんよね。今回は、あまり知られていないフランスの犬事情を詳しくご紹介します。国民性も垣間見える驚きの情報満載です!

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目次

  1. フランスが原産国の犬種について
  2. フランスで犬を迎える方法について
  3. フランスの犬を取り巻く環境について
  4. フランスの犬事情は自由奔放すぎる…!

フランスが原産国の犬種について

まずは、フランス原産の代表犬種3種をご紹介します。

グレート・ピレニーズ

グレート・ピレニーズ
Aiko, Thomas & Juliette+Isaac

ピレネー山地でガードドッグの仕事をしていたグレート・ピレニーズは日本では『ピレネー犬』の名前で親しまれています。ルイ14世の下で愛されていたという記録もあり、使役犬としてでなく伴侶犬としても人気の高い犬種です。性格は、穏やかでありながらも周りへの警戒心は強く、自分で考え行動することもできる高い判断力も備えています。

パピヨン

パピヨン
jnyemb

大きな耳の飾り毛が美しく気品漂うパピヨンは、かのマリーアントワネットにも愛されたという歴史を持つ犬種です。 おとなしそうな見た目とは違い、運動神経も抜群!ドッグスポーツの大会で活躍しているコも多く、好奇心と賢さをあわせ持っています。

ビション・フリーゼ

ビション・フリーゼ
Wedding Photography by Jon Day

真っ白でフワフワの毛が特徴のビション・フリーゼ。綿菓子のようなまんまるのカットスタイルは、パウダー・パフと呼ばれています。 陽気でフレンドリーな性格で誰とでも仲良くできるビションは、犬を迎えるのが初めてという方にもおすすめできるとても飼いやすい犬種です。 ただ、真っ白な被毛の維持は大変なので、そこは覚悟をしておきましょう。

フランスで犬を迎える方法について

エッフェル塔
nuno_lopes

フランスで犬を迎える方法は主に2通りあります。

シェルターから引き取る方法

保護された犬をシェルターなどの保護施設から引き取って迎え入れるという形も増えています。後述しますが、フランスではとんでもない理由で捨てられるペットが多く、シェルターはいつも飽和状態なんだそう。インターネットなどで里親募集の情報を探すか、知人から譲り受けるという方法で迎え入れる方も増えています。

ブリーダーさんから入手する方法

フランスでもペットショップでの生体販売が厳しく規制される方向になっており、犬を迎える場合にはブリーダーさんから直接入手する方法が一般的です。

フランスの犬を取り巻く環境について

海外の風景
quasuo

フランスもほかのヨーロッパ諸国と同様『ペットも社会の一員』という考え方が根づいています。そのため、公共交通機関はもちろん、美容院や百貨店などにもリードを引いたまま入店することができます。

賃貸物件はどこもペット可

フランスでは、『賃貸物件で犬や猫の飼育を拒否してはいけない』というルールがあるため、日本のようにわざわざペット可物件を探さなくても大丈夫なんです。

もちろん、隣の住人を噛んでしまったように何かトラブルが起きた場合には退去を求められることもあるようですが、基本的にはどの物件でも愛犬と一緒に暮らすことができます。うらやましいですね。

愛犬の名前の頭文字は生まれた年で決まる

フランスでは日本のように、犬(血統書つきの猫も)の名前を自由につけられません。

というのも、生まれた年ごとに頭文字に使用するアルファベットが決められており、例えば2020年生まれのコの名前の頭文字には『R』を使わなければいけないというルールがあるのです。そのため、名前をきけばすぐにそのコの年齢がわかるというシステムになっています。日本では考えられませんが、なかなか興味深いルールですよね。

バカンス前の飼育放棄が止まらない

フランスでは何とも遺憾なことに、なんと毎年10万匹ものペットが捨てられている事実があります。そのうちの約3割は、夏のバカンスシーズン前に飼育放棄されてしまいます。その理由は、ペットをバカンス先に連れて行けないからという、なんとも身勝手で無責任な理由!ひどい例だと、高速道路の休憩所に置き去りにされてしまうケースもあるのだとか。

そのため、フランスのシェルターはいつも満員状態で、新しい飼い主を求めるコたちであふれています。

フランスの犬事情は自由奔放すぎる…!

海外の風景
Dmitry Gornaev Pexels

フランスでは半数以上の世帯が動物を飼育しており、動物好きな国民である一方で、飼育放棄や捨てられてしまう数も多く、その二面性に驚かされます。社会のルールとしては動物にやさしい反面、国民の意識がまだそこに追いついていないのかもしれません。良くも悪くもフランスの自由な生き方や考え方が垣間見える、フランスの犬事情をご紹介しました。

<参考文献>

Societe Protectrice des Animaux(フランスの動物保護団体)

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nao

この記事のライター

nao

「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。

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