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犬の飼育費用は年間でどれくらいかかる?食費だけじゃない生活費の数々を徹底解説

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生き物を飼うことは色々と費用が掛かることは皆さんご存知かと思いますが、例えば1ヶ月単位、そして1年単位でかかるお金を計算してみたことはありますか?

犬を迎える上では、お迎えする際に掛かる生体価格以外にも、実に様々なランニングコストが掛かります。今回の記事では、長い目で見てどれくらいの費用が掛かるのか、どんなことにお金が掛かるのかを細かく解説していきたいと思います。ここでは平均的な体重9kgの柴犬を飼っていると仮定して説明していきますね。

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目次

  1. 犬を飼う上で必要な費用|毎日必要な食費
  2. 犬を飼う上で必要な費用|動物病院の受診などの医療費
  3. 犬を飼う上で必要な費用|生活費や消耗品費
  4. 年間で掛かる費用を見積もると…

犬を飼う上で必要な費用|毎日必要な食費

犬 エサ
Vova Kras Pexels

犬を飼う場合に、もっとも費用が掛かってくるのが食費でしょう。こればかりは当然のことながら、抜くこともできませんし、減らすこともできません。手作りご飯やプレミアムフードなどにこだわる方もいらっしゃるかと思いますが、あくまで一般論としての食費について解説していきましょう。

ドライフードが最もコストメリットのあるご飯

ご家庭それぞれのこだわりで、与えるフードも違ってくると思いますが、一般的には“カリカリ”と言われるドライフードが最も一般的で、そして最もコストメリットがあるとも言われています。

フードはよくある柴犬専用のドライタイプで3kgで約3,000円としましょう。 1回につき50gのご飯を1日2回与えるとすると、これが1週間単位では700円となり、1ヶ月単位では約3,000円となります。

その他に掛かるおやつ・ウェットフードなど

日々のしつけ・トレーニングなどのご褒美として与えるおやつも犬を飼う費用に含めて考えておきましょう。1袋200gのジャーキータイプのおやつを1ヶ月程で消費するとして、1袋400円と仮定しましょう。

また歯磨き用のガムを1日1本使うとして、12本入りが3袋必要ですね。そうなると1袋あたり400円×3となります。

何かのご褒美やお祝いの時に、美味しいウェットタイプのフードを与えることもあるかも知れません。こちらを1ヶ月に5パック消費するとして、1パック200円×5個 = 約1,000円ですね。

おやつ・ウェットフードに関しては、1週間で700円ほど、1ヶ月だと約3,000円となります。

犬を飼う上で必要な費用|動物病院の受診などの医療費

犬 病院
brenbot

犬種によって起きやすい疾患もありますし、日頃の検診などでも動物病院等でお世話になる機会も多いかと思います。ただ動物病院を受診するには医療費が高額になる場合もありますので、最近はペット保険に加入される方も非常に増えていますね。

ここではペット保険に加入していないと仮定して、年間に掛かる医療費を解説していきましょう。

狂犬病ワクチンや混合ワクチンにかかる費用

狂犬病ワクチンに関しては、生後91日以降の犬は年に1度接種しなければならないと定められています。 また混合ワクチンは5種と8種があり、接種義務はありませんが、ドッグカフェやドッグランへ行く際には接種しなければいけません。他県へ旅行へ行く際には8種混合ワクチンを接種しておいた方が良いでしょう。

費用ですが、狂犬病ワクチンは1回につき、3,100円と接種済証が550円です。また8種混合ワクチンは5,000円程度です。病院によって若干異なります。

病気や疾患による医療費の負担

もし愛犬が病気や疾患に罹患した場合、かなりの医療費が必要となります。

精密検査のために必要なCT検査や血液検査、レントゲンなどにより、1回の受診につき3~4万円も掛かってしまうこともありますし、すぐには完治できない疾患ともなれば、定期的に通院しなければならなくなるため、飼い主さんの経済的負担はかなり増します。

そういった経済的負担を考えれば、ペット保険は加入しておいた方が良いという方もいらっしゃいますし、そうではないとお考えの方もまた多いのです。飼い主さんの考え方次第の部分でもありますよね。

1年に1度は受診したい健康診断

人間が年に1度、健康診断を受けるように、犬にとっても定期的な検診は必要不可欠です。病気や疾患の早期発見やリスク低減に繋がるからです。

身体検査や触診、レントゲンや血液検査など一般的な診断を受診する場合、約16,000円程度となっており、定期健診に限ってはペット保険の適用外となっています。人間の1年に換算すれば、1年で約4〜5歳分の年を取る犬の場合、やはり定期健診は欠かせないと言えるでしょう。

犬を飼う上で必要な費用|生活費や消耗品費

犬とおもちゃ
DaPuglet

食費や医療費などの他に、まだまだ費用の掛かる部分はあります。それが生活・消耗品と呼ばれるもので、犬との生活の中でどうしても使わねばならない商品・グッズなどの購入費がこれに当たります。

犬の生活用品に掛かる費用

日々の生活の中で、消耗品は必ずあるもの。例えば、トイレシートやシャンプー、うんちパックなどがこれに当たります。それぞれの単価は微々たるものかも知れませんが、塵も積もれば山となるで、1ヶ月や1年単位だと、なかなかの金額となりますね。

1週間200円として、1ヶ月で約800円程度が必要になります。

おもちゃ・リード・ハーネスなどの雑費

これらは雑費として換算しますね。犬用の服などもこれに当たります。季節に合わせて犬用ウェアを選んだり、おもちゃ等は消耗もしやすいので、年間で必要となる金額はそこそこ高くなってきます。

こちらは最低のラインで見積もっていきますが、おおよそ1年で5,000円消費するとすれば、1週間で100円程度、1ヶ月で400円になると考えられます。

年間で掛かる費用を見積もると…

柴犬
Yuya Tamai

それでは、これまで計算してきた費用を期間ごとに集計してみましょう。

1週間単位ですと、約2,000〜2,500円ほど。

1ヶ月単位ですと、約8,000~9,000円ほど。

そして1年単位ですと、約100,000~120,000円ほどとなります。

この中にはペット保険料やその他医療費は含んでいませんので、その分の費用は別途掛かってきます。

このように少なく見積もっても犬を飼う費用としては、年間で約10〜12万円ほど必要になります。工夫次第で節約できる部分もありますが、愛犬が安心して健やかに暮らしていけるように、犬を迎える上では、経済的な負担も考慮した上で、お迎えしてあげるようにしましょう。

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nao

この記事のライター

nao

「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。

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