犬がお腹を見せるのはどんな気持ちが隠されているのでしょうか？寝ているときと起きているときの心理状態についてそれぞれご紹介します。 

◇安心している

犬が仰向けになってお腹を見せる体勢を「へそ天」と呼ぶことがありますが、急所とも言われるお腹を見せて無防備に寝ている場合にはとても安心している状態だと言われています。現状、不安や恐怖心はなく、安心して過ごしてくれているようです。

◇暑さを感じている

一方で、暑さを感じているときにもお腹をさらけ出すことがあります。お腹を冷やすことで体温を下げようとしているのです。

へそ天は可愛いポーズではありますが、自宅にいても熱中症になってしまうケースもあるので、呼吸が早い、舌を出してハァハァしているなどの様子が見られたら室温を調整してください。

◇甘えたい

犬は飼い主さんに甘えたいときにお腹を見せることがあります。この行動で飼い主さんに大好き！という気持ちを伝えていることもあれば、構ってほしくてお腹を見せることもあるのです。

愛犬がお腹を見せたことで飼い主さんが喜んだりお腹を撫でてくれたという記憶があると、喜んでほしい、甘えたいなどの気持ちから頻繁にお腹を見せるようになるケースもあります。

◇降参ポーズ

他の犬に対してお腹を見せるときには「遊ぼうよ！」と誘っていたり、相手に「攻撃するつもりはありません」、「もう降参！」といった服従の気持ちを示していると言われています。

また、いたずらなどをして飼い主さんに怒られた際には「これ以上怒らないで」、「落ち着いて」という気持ちの他に、反省の意味が込められていることもあるようですよ。

◇背中がかゆい

仰向けになって床に背中をスリスリ・ウネウネしているときは、ただ背中が痒いだけということもあります。

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犬がお腹を見せるのには上述した理由が考えられますが、どのように対応するのがベストなのでしょうか？

飼い主さんのそばにやってきてゴロンと横になりお腹を見せるのであれば、構ってほしい、甘えたいという気持ちからくる行動だと考えられます。愛情表現としてお腹を見せてくれることもあるので、声をかけたりお腹を撫でてあげると喜んでくれるはずです。

しかし、どんなに忙しい状況・手が離せない状況であるにも関わらず愛犬の甘えたい構ってほしいという気持ちを優先して応えてしまうと、要求がエスカレートして飼い主さんの行動が制限されたり、応えられなかった場合に吠えたり噛んだりするようになるケースもあるので、毎回手を止めてお腹を撫でてあげるといった対応はしなくてよいでしょう。

飼い主さんのそばにやってきたというわけではなく、自分のお気に入りの場所や快適だと思っている場所で仰向けになりくつろいでいるのであれば、とてもリラックスしている状態だと言えます。急に触ったりするとびっくりしてしまうこともあるので優しく見守ってあげましょう。

ただし、家族に踏まれてしまう可能性のある場所にいるときや少し移動してほしいときには、タイミングを見計らって誘導してあげるとよいかもしれません。

先述した通り、犬が他の犬に対してお腹を見せているときには遊びの一環ということもあれば、相手に「敵意はありませんよ」と伝えているケースもあります。

その際に、愛犬の表情がこわばっていたり、しっぽをお腹側に丸めているなどの様子が見られたら、参りましたというサインです。それでも相手の犬が離れないようであれば、怯えから噛むという行動に出る可能性もあるので、様子をみて2匹を離してあげましょう。 

安心しているときや甘えたいときに全ての犬がお腹を見せるかと言われたらそうではありません。犬にも個体差があるのでお腹を見せない子も中にはいます。あまりお腹を見せない犬にはどのような傾向があるのでしょうか？

警戒心が強い子や怖がりな性格の子はなかなかお腹を見せることはありません。

もちろん個体差はありますが、おおらかな子やマイペースな子、甘えん坊な子は比較的お腹を見せやすいと言われています。

新しく自宅にやってきた子犬や引っ越しにより今までの環境がガラッと変わった子は緊張や不安からお腹を見せることはあまりありません。

しかし中にはお迎え初日でお腹を見せて眠る子もいます。

性格的にお腹を見せるのが好きではない場合には無理強いする必要はありませんが、警戒心や不安感から完全には安心できないということであれば、落ち着ける環境を整えてあげることでやがて仰向けになってくれる可能性はあります。愛犬に「ココは安心できる場所だ」と認識してもらえるよう、リラックスできる環境を作ってあげましょう。

仰向けは強要する必要はありませんが、お腹を触ったり皮膚の状態をこまめにチェックできることで異変にいち早く気がつくきっかけになるので、子犬のうちから「ごろん」のコマンドで仰向けになるトレーニングをしておくとよいかもしれません。

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犬は睡眠に費やす時間がとても長いので、ゆっくり休めることはもちろん身体に負担がかかりにくい寝床を用意してあげるのが望ましいです。

Petan編集部が企画・開発したペットベッド「Doggy Base」は、寝心地の良さはもちろん、お手入れのしやすさにもこだわりました。

ベッド本体のマットは体圧分散マットとソフトウレタンの2層構造で、足腰や関節に負担がかかりにくく、通気性にも優れています。また上層と下層の間には透湿防水シートが縫製されているので、万が一のおもらしにも対応しやすくなっています。

カバーにはペット臭や静電気・ほこりの付着の軽減が期待できる生地を採用、丈夫ながら撥水加工も施されているので汚れにくくなっているところも嬉しいポイント。

さらにカバーとマット上層の体圧分散マットは洗濯機の使用がOK！囲い部分は手洗い可能です。

サイズは小型犬のみですが、5色展開で愛犬の毛色やお部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。気になった方は公式サイトを覗いてみてください。

お腹は内臓が集まっているため犬にとってとても大事な部分であり、安心できる場所、信頼できる人の前でないとお腹を無防備に見せることはないと言われています。

以前までは犬がお腹を見せるのは服従心からだと言われていましたが、最近ではリラックスしていたり飼い主さんに甘えているという意味合いがより強いとされているようです。

そのため、もしも愛犬が仰向けでくつろいでいたり飼い主さんのそばにやってきてお腹を見せるのであればリラックスしている・甘えていると捉えてよいでしょう。

ただし、中にはお腹を見せることに抵抗感がある子もいます。へそ天をしてくれないからといって落ち着けていない、嫌われているというわけではないので、気にしすぎないようにしてください。信頼関係が築けていれば、へそ天ではないやり方でその子なりに愛情表現をしてくれているはずなので、愛犬からのサインを見逃さないようにしましょう。

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