愛犬とはじめるアジリティートレーニングの3ステップ!心構えやコツもご紹介
年々人気の高まりを見せるドッグスポーツ、アジリティー。インスタグラム等で活躍をしている友だちワンコの姿を見て、私も挑戦してみようかな?と考えている方も増えているはず。しかし興味が湧いても実際に始めるためにはどこからスタートすればいいのか迷ってしまいますよね。
そこで本記事では、愛犬とアジリティーを始めるためのHOW TOをステップ別にご紹介すると共に、アジリティートレーニングの心構えやコツをレクチャーします。アジリティーのトレーニングは一見大変そうに見えるかもしれませんが、少しずつコツコツと覚えていけば、初心者でも十分にチャレンジできますので、ぜひまずは一読してみてくださいね。
目次
愛犬とアジリティーを始めるための3つのステップ
アジリティーは、犬と人(ハンドラーと呼びます)がチームになってコースの障害物を順番に乗り越えていくドッグスポーツです。1978年にイギリスで行われた大きなドッグショー「クラフト展」で初めてアジリティーが披露され、以降は世界中で人気が広まり、たくさんの飼い主と愛犬たちが楽しむようになりました。日本では1993年に初めて競技会が開催され、現在では最も人気の高い競技の1つとなっています。
・・・とは言っても日常的に犬と暮らしていてもなかなかアジリティー競技に出会うことはなく、どうやって始めればいいのか想像がつきにくいですよね。それでは具体的なアジリティーの始め方のステップを1から見ていきましょう。
- アジリティー競技会を見学してみよう
- 訓練所で愛犬と訓練してみよう
- 競技会に参加してみよう
ステップ1|アジリティー競技会を見学してみよう
アジリティーを始めようかな?と考えている方は、まずはアジリティーの競技会を実際に目で見てみるのが1番です。犬たちの生き生きとした姿にきっと心奪われるはず。定期的に全国各地で競技会が開催されていますので、自宅の近くで開催されるタイミングを狙って見学をしてみてください。ほとんどの競技会は河川敷や広い多目的グラウンドなどの屋外で行われることが多く、一般の方も観戦することができます。
競技会の開催団体は主に2つ
アジリティー競技会は主に2つの団体で開催をしています。それぞれ競技会のスケジュールをホームページで公開しているので、そちらから予定をチェックすることができます。
ステップ2|訓練所で愛犬と訓練してみよう
アジリティーの競技会を見学してみて「やっぱり愛犬と挑戦してみたい!」と思ったら、アジリティーの練習ができる訓練所に行ってみましょう。アジリティーのトレーニングをするためには障害物が必要になってくるため、アジリティーの設備が整った訓練所やスクールを頼ることが競技会参加への近道となります。もし普段通っているしつけ教室などがあれば、近くの訓練所やアジリティが得意なトレーナーさんを紹介してもらうのも手ですね。
ジャパンケネルクラブが公認する訓練所はJKCのホームページで公開しているため、自宅近くの訓練所を探して問い合わせしてみましょう。自宅でのアジリティートレーニングの基本ポイントは後述します。
ステップ3|競技会に参加してみよう
アジリティーのトレーニングがある程度まで上達したら、いよいよ実際にアジリティー競技会に参加してみましょう。開催されている競技会をチェックして、必要な情報を登録して申し込みを行ないます。本番になると少し緊張感も走りますが、ぜひ楽しむ気持ちを忘れずにトライしてみてください。同じコースに参加した飼い主さんたちとはきっと仲良くもなれるはず。
愛犬とアジリティートレーニングに取り組む上での心構え
愛犬と一緒に楽しむスポーツ、アジリティーに取り組んでいるとなかなか上手くいかないこともあって挫折しそうになるかもしれません。そんなときは、ここで紹介する心構えをぜひ思い出してみてくださいね。
飼い主と犬のコミュニケーションが大切
アジリティーは飼い主と犬とのコミュニケーションが非常に大切です。そのため、飼い主が一方的に犬に命令をするのではなく、チームとしてトレーニングに取り組むことを心掛けましょう。犬の弱点は飼い主さんの弱点でもあります。愛犬としっかりとコミュニケーションをとりながらトレーニングに挑むようにしましょう。
愛犬と楽しく取り組めるようにしよう
アジリティーは愛犬と信頼関係を築いて楽しむことが1番の目的です。トレーニングが進むに連れて楽しい気持ちをついつい忘れてしまうこともありますが、ぜひ常に楽しむことを忘れないようにしてください。また、トレーニングが難しすぎて壁にぶつかったときは基本に立ち戻って難易度を低くするなどして再トライしてみましょう。
実際のアジリティートレーニングの教え方
アジリティートレーニングでは実際の障害物を使ったトレーニングがメインになります。「訓練所・スクールに行ったらどんな練習をするんだろう?」と疑問に思われる方のために、メインの障害物のトレーニング方法を簡単にご紹介します。
チューブトンネルの教え方
愛犬と飼い主さんがアイコンタクトを取りにくい「チューブトンネル」を教える際には、最初のうちはトンネルができるだけ短くなるように縮めましょう。そしておやつ・おもちゃを使ってトンネルを潜るように犬に教えていきます。犬が短いトンネルを潜るのに慣れたら、トンネルを少しだけ長くします。これを繰り返すことで、犬は競技会と同じ長さのトンネルも潜れるようになっていきます。
ハードルの教え方
犬がバーをジャンプする障害「ハードル」を教える場合は、まずハードルの棒を地面に置くようにします。おもちゃやおやつを使って犬を誘導し、犬がそのハードルをまたぐ練習をするようにしましょう。犬が棒をまたぐのに慣れたら、その棒を低い高さで設置しましょう。ここでも同じようにハードルをまたぐ練習をし、徐々にその棒の高さを高くしていきます。これを続けることで、犬はハードルの棒の上をジャンプできるようになっていくはずです。
アジリティートレーニングなら訓練所・スクールへ
愛犬とアジリティーに挑戦したい方は、自宅だけでトレーニングするのではなく、アジリティーの訓練所・スクールへ通うことが上達への近道となります。ここでは、アジリティー訓練所・スクールをおすすめする理由をご紹介します。
経験のあるトレーナーが丁寧に教えてくれる
アジリティー訓練所・スクールでは経験豊富なトレーナーさんが丁寧にレッスンをしてくれます。トレーナーさんにしっかりとトレーニングのコツを教わると、自宅での練習方法なども分かり、とてもスムーズにトレーニングを進めることができます。
障害物や場所が準備されている
アジリティーの練習は障害物や広い場所が必ず必要になります。しかし、家庭でアジリティーの障害物を全て揃えるのはなかなか大変なことです。広いスペースも必要になります。アジリティー訓練所・スクールでは必要なアジリティーの障害物が揃っているので、本番を想定したコースで様々な障害物のトレーニングをすることができます。
アジリティー友達ができる
アジリティー訓練所・スクールの多くが団体レッスンとなります。そのため、アジリティーが好きな他の飼い主さんに出会うことができますよ。アジリティー友達がいれば、トレーニング方法を相談したり、一緒に競技会へ行ったりすることが可能になるので、嬉しいですよね。
愛犬とアジリティートレーニングで信頼関係を深めよう
ここでは、犬のアジリティートレーニングの始め方やトレーニングの心構えやコツをご紹介しました。アジリティートレーニングは難易度が高いように思えますが、丁寧に時間をかけて練習していくことで実を結ぶスポーツです。アジリティーの練習には障害物が必要になってくるため、始めてみたいと思ったらアジリティーの訓練所・スクールに相談してみてください。その上で、自宅での練習用にアジリティーの各種障害物を購入するのもいい手だと思います。
この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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