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最近注目の言葉「コンパニオンアニマル」とは?「ペット」との違いや協会、資格など紹介

「コンパニオンアニマル」という言葉を聞いたことはありますか?伴侶動物とも言い、従来は「ペット」と呼ばれてきた動物を表す言葉です。近年日本ではペットを家族の一員と捉える人が増え、伴侶や家族という意味合いをもつコンパニオンアニマルという言葉が注目されています。ここでは、コンパニオンアニマルとはどのような動物なのか、ペットとの違いなどについてご紹介します。

飼い方/育て方

コンパニオンアニマルとペットの意味合いの違い

猫

 一般的に使われている「ペット」という言葉は犬や猫、鳥、魚など、人と共に暮らす動物全般のことを指しており、愛玩動物とも呼ばれます。人が一方的に愛情を注いだり、所有物というイメージがあります。

その一方で「コンパニオンアニマル」は伴侶動物とも呼ばれ、人と共に暮らしてきた身近な動物を伴侶や家族、友達、仲間と同じように位置付ける意味合いを持ちます。代表的な動物は犬と猫になります。

コンパニオンアニマルの定義

 コンパニオンアニマルには次のような条件があります。

  • 人と暮らしを共にし、長い歴史を歩んできた動物
  • 人と共に暮らし、習性や行動、獣医学が解明されている動物
  • 人と動物との共通感染症が解明されている動物

 「ペット」という表現よりも、人と共生する動物の対等な関係を印象づけられていることがわかります。 

コンパニオンアニマルという言葉の歴史

犬

 「コンパニオンアニマル」という言葉は、1986年頃から使われ始めました。

当時、日本動物病院協会(今では公益社団法人日本動物病院福祉協会)が人と動物とのふれあい活動「コンパニオン・アニマル・パートナー・シップ(CAPP)」をスタートさせた頃にはあまり普及せず、一般的には短く覚えやすい「ペット」という言葉が使用されていました。

その後日本で動物愛護の精神が広がり、近年再びコンパニオンアニマルという言葉が注目されています。

コンパニオンアニマルの協会「日本伴侶動物協会」

ネコ

 コンパニオンアニマルの協会である「日本伴侶動物協会」は、一般社団法人、ペットビジネススクール協会より、社会人を対象とした継続教育を目的として2012年4月に設立されました。 

協会設立の経緯

 コンパニオンアニマルに関する技術やサービスは日々進化を遂げており、各教育機関では即戦力になる人材育成に力を入れていますが、卒業後も継続的に実践的なスキルアップを図れる場が不足している現状があります。卒業後日本伴侶動協会は、関連業界に携わる人材の質の向上を目的として設立されました。 

コンパニオンアニマルアドバイザーの資格

犬

 コンパニオンアニマルアドバイザーとは、帝京科学大学が認定する資格です。人と共に暮らすコンパニオンアニマル、主にイヌやネコの行動や適正飼育について適切な助言ができる専門家として活躍します。 

資格取得には大学指定のカリキュラムを受ける

 大学が指定する「コンパニオンアニマルアドバイザー養成カリキュラム」において一定以上の成績を修めていることが必要です。カリキュラムには6つの必須科目や17の選択科目のほか、ドッグトレーニング実技研修会、パピーパーティー運営研修、ドッグマナー委員会活動、問題行動カウンセリングなどの実技研修があります。 

「コンパニオンアニマル」は「ペット」とはニュアンスが異なる言葉

犬

 都市化の進む日本社会の中で、動物たちは人の教育や福祉、健康などの様々な場面において、とても大切な役割を果たしています。コンパニオンアニマルとペット、どちらも動物を指しますが、その言葉のもつ意味合いが異なり、使い方によっては人と動物との関係性の捉え方に違いが出ます。コンパニオンアニマルとペット、あなたはどちらの言葉を使いますか?

参考:帝京科学大学|アニマルサイエンス学科 HP

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